タイトル : 介護右往左往 発熱
投稿日 : 2008/10/07(Tue) 03:58
投稿者 : 夏子
10月4日午後、体温を測ると、何と40度もある!体温はしばらく安定していたので、この
突然の高熱には仰天。子供の具合が悪くなるのも、よく医療機関の休みに当たったりす
るものだが、夫の場合も間が悪い。
とりあえず、24時間対応をうたっている訪問看護ステーションに電話を入れると、お医
者さんに連絡しなさい、と事務的この上ない対応。直接お世話になったことのない人の
名前だったので、この人が夫の担当でなくて良かった、と内心批判する。
婦長さんのケータイ番号は教えられていたので、電話すると、座薬はありますか、と問
われ、そんなことも忘れていたことを思い出す。
ハッとし、ホッとする。冷蔵庫に入れ
っ放しだった。
急ぎ座薬を挿入。同時に氷枕、腋へのクーリングをする。
暫くすると大量の発汗。大小
のタオルを総動員して汗を拭く。体温も38度台まで下がり、一安心する。胸と背中には
タオルを挟み込んで、汗を吸い取らせ、濡れたパジャマが夫を冷やさないようにする。
体温が少し下がってきたので安心したのが悪かった。
夜中2時に目覚めて体温を測ると、
40,9度!!ウソだろう?!大丈夫だろうか?!慌てて、また座薬を挿入。
血圧は特に異常はないが、脈拍は95。
血糖値を測ってみると、ン、270を越している!血
糖値もこんな高いのは初めてだ。
必死で汗を拭いたりしながらも、悶々とする。夜中の2時、婦長さんだって夜中に起こす
のは申し訳ない。救急車を呼んでもいいだろうか??熱くらいで呼んでは駄目だろうか
??ああ、誰か、よいアドバイスを与えてくれる人はいないものか。そんな夜間・休日
相談窓口はないものか・・・
どうしようもない気持ちながら、もう少し様子をみよう、もう少し・・・と朝の来るの
をひたすら待った。待ちながら、これで手遅れにでもなったら、私の責任だ、と思う。
熱は高くても、呼吸が苦しそうでないのと、血圧が正常なのが、拠り所だ。
それにしても、この発汗のすごさはどうだ。
拭いても拭いても汗が出て、パジャマやシ
ーツは勿論だが、掛けている肌がけ布団までぐっしょり。ほんとはパジャマを着替えさ
せなくてはならないのだが、それはとうから諦めている。
ふだんから一人で着替えさせるのは難しいのに、濡れたパジャマを脱がせたり、また着
せたりすると、却って病人の体にも悪影響がありそうだからだ。
ひたすら汗を拭き、氷枕を替え、額のタオルを替えたりしていると、久しぶりに看護ら
しい看護をしているなー、と感心したりする(^^ゞ
朝、この時間ならと、近所の奥さんにお手伝いを依頼する。飛んできて下さった。
元看護師さんなので、日頃から、何かと相談したりして頼っている奥さんだ。
たかが着替えといっても、介護の経験のない人では重病人の世話は難しい。
その点、友人にも恵まれてありがたいことだ。てきぱきと着替えや、その他の対策をして下さって
、さっと帰って行かれた。
洗濯物が山のように出たが、あいにくの雨で、家中洗濯物をぶら下げることになった。
病人がいると、雨が恨めしいことがちょくちょくある。
日曜。病院は今日も休診だが、座薬のお陰で熱は7度台まで下がってきた。
夫の意識もはっきりしてきたようで安心する。日中は良かったが、夕方になるにつれてまたじわじわ
と上がりだした。
夜、38,8度になったところで座薬挿入。
前日ほどの発汗ではなかった。その夜、近所の奥さんが電話を掛けてきて下さって、
着替えに行って上げようとの申し出。ありがたく
手伝って頂く。
月曜、診療時間の始まったころに、電話をかける。経緯の報告と、月曜は、いつも点滴
があるが、熱があったとなると、点滴の内容も変わるだろうと、早めの連絡の必要を感
じたからだ。
婦長さんは、夜中だろうといつだろうと、異変があったら遠慮せずに電話してくれれば
いいんですよ、と言ってくださった。そして、すぐに点滴の看護師さんが来られた。抗
生剤が入った点滴となる。即、採血もされた。
月曜は、先生の定期の訪問診療の日でもある。血液検査の結果が午後4時には出るから、
それから本格的な対策を図るとのことだった。
しかし、直ちに、当日のリハビリと、4日後の金曜のデイケアの中止を申し渡される。
金曜はデパートの売り出しの案内が来ていて、興味のある品もあったので、ちょいとがっ
かりしました、ハイ(^^ゞ
夕方、点滴の看護師さんが、検査の結果が悪かったので、当分、1日2回の点滴を続ける
ことになったと告げられ、毎日の都合をメモして帰られた。
何せ、寝たきりの夫は多忙で、ヘルパーさんをはじめ、様々な介護・医療の来訪者で、
毎日のスケジュールが一杯なのだ(^^ゞ 点滴を始めると、しばらく腕を動かすことが出
来ないので、うまくスケジュールを組まなくてはならないわけである。
さて、日付は変わって火曜、本日ただいま、点滴と昼間の座薬の効果があって、夫は穏
やかに寝息を立てている。とは言え、介護の一仕事もあって、夜中に一汗をかき終った
ところである。ナッチャン、今晩もがんばっている、の巻、である(^o^)v
長文多謝m(_ _)m
夏子
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タイトル
: Re: 介護右往左往 発熱
投稿日 : 2008/10/21(Tue) 22:50
投稿者 : 夏子
10月4日午後、突然の高熱を発した夫であるが、それから3日後の7日午後、訪問看護師さ
んが来られて、いつもの浣腸やら床ずれの手当てをされている時、左側の腰を中心に太
ももからわき腹にかけて、皮膚が赤く腫れ上がっているのに気付く。
ばい菌の入るような傷も見当たらず、かと言って、体を動かされても痛がらない夫の状
態から、骨折も考えられないとのこと。すぐに主治医に電話をして、状況を報告、指示
を仰がれた。
翌日には、急遽皮膚科の先生の往診もあり、「蜂か織炎(ほうかしきえん)」とのこと
。高熱の原因はここにあったらしいが、しかし、何が原因でこの病気になったのかは分
からなかった。
だいたいは傷からばい菌が入ってなる病気のようだが、とくにそれらしい傷は見当たら
なかった。抵抗力が弱っているので、ほんのわずかなきっかけでも、思いがけない病気
に襲われる。
その日は、千客万来で、予定されていた在宅介護の先進的試みである尾道方式のテレビ
の取材があり、また定期の導尿管の交換があるため泌尿器科の先生の往診、さらに皮膚
科の先生と、テレビの主たる取材対象である先生、と3人の医師が我が家に同時刻にぴ
ったりと集ってしまった。往診時間は限られるので、ダブることはありがちだ。
まるでテレビ撮影のために演出したようなシーンだったが、実は偶然だったのだ。
総計10名を越す人が狭い部屋に集まり、私は上せそうだった。 カメラに写らないよ
うに(映されたくないので)警戒するやら、夫の状態を説明するやら、先生方の話を聞
くやら、導尿管交換の補助の作業をするやら・・・嵐のようなひと時であった。
ともあれ、1日2回の抗生剤の点滴をしばらく続けて頂いたおかげで、夫の状態は平常
に戻り、蜂か織炎もみるみる腫れが引いてくれた。
今はまだ少し赤みが残っている程度だ。
意外だったことは、抗生剤の点滴の影響だと思うが、尿の濁りやにおいが全くなくなっ
たこと。これには感心した。
抗生剤が中止された後は、また濁りもにおいも発生して来はじめてきた(^^ゞ
よく効く抗生剤は、一方で悪影響もあり、腸の働きを抑えるそうで、腹部の膨満が激し
くなった。
現在は、その対応策で大変である。腸閉塞か何かの危険な状態に陥ることを、主治医も
訪問看護師さんも、その他、夫の医療に関わってくださっている人たちは、一番心配され
ているようだ。
お任せの私が一番暢気かも知れない(^^ゞ
夏子
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タイトル
: 介護右往左往 オムツ交換
投稿日 : 2008/12/01(Mon) 22:31
投稿者 : 夏子
今日の新聞に、寝たきりの母親の1年間の介護で一番大変だったのはシモの世
話で、夫と自分の2人とも腰を痛めてしまった、という話が載っていた。
シモの世話は、介護の大きな部分を占めるものだが、これもやり方次第ではも
う少し楽になりそうに思う。現に、寝たきりになって1年以上の夫を介護して
いるが、今のところ私は大丈夫だ。
上記の人は、恐らくお母さんのオムツを替える時に足腰を持ち上げて(赤ちゃ
んのオムツ替えのように)替えたのではなかろうか。
夫には尾てい骨の部分に床ずれがあったために、体を横向けにして一連の作業
をしなければならなかった。
結果としては、これが介護者にも被介護者にもプラスに働いたと思う。
寝たきりの大人を上に持ち上げるというのは、非常に力が要る。私などは非力
でパジャマのズボンを脱がせるために腰をほんの少々もちあげるだけでも、な
かなか上手くいかない。
ヘルパーさんとか看護師さんはその点さっとズボンを下に引き下げられるから、
まだ私がコツをつかめていないのだろう。
さて、体を横向けにしてのオムツ替えとは、要するに、病人の体を右に左にと
転がすことである(^^ゞ
転がすのは、持ち上げるより、はるかに省労力である。
第一、転がせば、次に転がすまでは寝させておけばいい。
持ち上げ法では、オムツの交換作業中も持ち上げたままでいる時間が増えること
間違いなしだろう。
転がし法では、オムツを外すのも着けるのも、体を上に持ち上げることは殆ど
なくて、ただ、あっちにゴロゴロ、次にこっちにゴロゴロと転がすだけ。
「ハイ、少し山を越しますよ」なんて声をかけながら、お尻の割れ目に沿って丸め
たオムツの山脈を、体を転がして超えさせる。そして、今度は反対側からまた
横向けにして、山脈を引っ張り伸ばして平地にならす。
見当が狂ってオムツが中央に来ない時も間々あるが、その時も、多いほうのオ
ムツを指先でじわじわと押し込んでから、ちょっと横向けにして反対側から滑
らすように引っ張って修正する。1回で上手く行かなければまたすればよい。
ゴロゴロ、またゴロゴロだ(^^ゞ
大抵は2人でする作業だが、やむなく1人でする時も、ベッドのあっちからこ
っちから、と手前側に転がすため(反対側に押し転がすのはかなりの力が要る
)に、歩くことは増えるが、ナーセントパッドと言う体位変換用の三角パッド
を利用する(横向けにした体を固定する)ので、大した労力ではない。
この転がし法は、オムツ替えばかりでなく、パジャマの着替えや、シーツ等の
交換でも大いに使われる方法である。
体の清拭時も、全く体の動かない夫の場合は、この方法ばっかりである。
これが、実は、夫のリハビリにもなっているのだから言うことなし、である
(^o^)v
特別な方法ではなく、介護現場では一般的なやり方とは思うが、ヘルパーさん
や看護師さんの世話にならないお宅では、あまり知られていないかもしれない。
寝たきりの病人の介護をすることがあれば、是非お試し下さい。
夏子
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タイトル :
介護右往左往 ベッド上で
投稿日 : 2009/01/26(Mon) 00:06
投稿者 : 夏子
1日に最低2回は、夫をベッド上で持ち上げて移動させなければならない。
栄養剤の注入や投薬、オムツ替え、床ずれの処置などで、体を動かしているうちに、どうしてもベッドの後方にずれてしまうためだ。
放っておくと、ベッドの柵に足が当たってしまう。
自力で動けず、知らせることもできない夫にとっては、こんなことが重大事につながってしまう。
そのため、入院中には、両足の親指が腫れ上がり、化膿し、爪が死んでしまった。
死んだ爪が生え変わるまでに何ヶ月かかったことか・・・
病院とか施設は、在宅のようには、1人1人に掛かりきってはいられないから、どうもこういうことが起きがちのような気がする。
ショートステイ中に、その爪がはがれてひどいことにもなったこともある。
生え変わるまでに何度化膿したことか・・・
まぁ、自宅にいても、異常はよく起きるのであるが、ひどくならないうちに気が付いて対処できるところが、在宅介護のメリットだろう。
前置きが長くなったが(いつものことだが(^^ゞ)、病人を動かすには力がいる。
以前は、自分1人でも、ベッドの上に上がって、夫の脇の下に手を差し入れてエイヤッとばかりに引きずり上げていたものだが、仙骨部に大きな床ずれが出来てからは悪化する恐れがあるのでしない。
複数の人手のあるときに、仙骨部を引きずらないよう、必ず持ち上げて移動する。
相手はいろいろ、ヘルパーさんだったり、訪問看護師さんだったり、リハビリの先生だったり・・・看護師さんはさすがに上手い。
私が上体側、相手がお尻側を持ち上げるが、看護師さんが相手の時は、私は舵を取るだけ、という感じでスイッといく。華奢な看護師さんなのに、さすがにプロだ。
ヘルパーさんが相手のときは、やり方もいろいろ。
2人ともベッドに上がって移動させることが多いが、私だけがベッドに上がって、相手はベッドの脇から腕を差し込んですることもある。
私は、やり方が悪いのか、それとも単なる非力なのか、ベッドの横から夫の体の下に腕を差し込むやり方では、全く力が入らない。
介護の現場では、ベッドの両側から腕を差し込んで病人を移動させるほうが基本のようで、我が家のように、ベッドに上がってするのは、どうも変わった方法のようだ。
リハビリの先生なんかも、両側から腕を差し込むやり方なので、やむを得ず従うけれど、はっきり言って、私の力は何の役にも立っていないどころか、バランスを崩し足手まといとなっている。
たぶん、そのせいで、最近では、体を滑らせて移動する介護用品を持参されて1人でされている(^^ゞ
ベッドに上がってするのは、病人の頭を完全にまたぐことになるので、避けねばならないのかも・・・
ま、私は妻だから、これがいいとなったら、夫の頭を跨ぐくらいは何の痛痒も感じないが、それでも一応は夫に跨ぐよ、ごめんね、とは言うことにしている。
しかし、移動にはちょくちょく失敗もあって、勢いあまって頭を柵にぶつけたり、顔や鼻をつい蹴飛ばしてしまったり。
何も言わない(言えない)が、夫はまたぶつけられるのではないかと、毎回緊張しているかも知れない。
そういえば、ベッドは障子を外した部屋と部屋の境目にあるので、ヘルパーさんが降りるときに、思いっきり鴨居に頭をぶつけてしまわれたこともあった。
すごい音がしたから、目から火花が散ったことだろう。以後、そのヘルパーさんは、必ず鴨居のない反対側から降りられる(^^ゞ
夏子
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タイトル
: 介護右往左往 ボロとは言えない
投稿日 : 2009/01/30(Fri) 10:50
投稿者 : 夏子
今日は燃えるゴミの日だった。
ゴミ捨てに行くと、普通のゴミに混じって、ボロギレだけが45L用のポリ袋に一杯に詰められたものがあった。
もったいない!と、正直思った(^^ゞ 重病の夫は、薬と浣腸、それに点滴と、あの手この手の方法を駆使して、やっと排便のコントロールが出来ている。
常に水様便と格闘せねばならぬので、ティッシュやキッチンペーパーのほかに、一回にかなりのボロを必要としている。
捨てられない病の私のこと、相当量のボロがあったつもりだが、需要に供給が追いつかない(^^ゞ
処置をされる看護師さんの手元に、ボロが少なくなってくると、その場で引き出しを開けて、シャツだのなんだの、着る機会の少なそうなのを引っ張り出しては、鋏でジョキジョキと切っていく。これを泥ナワと言わずしてなんと言おうか、と思うのだが、それでは看護師さんを泥棒扱いしているみたいで、口には出さない(^^ゞ
しかし、ヘルパーさんや看護師さんたちは、やはりプロだ。ボロの必要性を感じて、こちらが心苦しくならないようにいろいろな理由をつけては「これを使って下さい」と切れを持ってきて下さる<(_
_)>
中には、未使用のガーゼだとか、晒し木綿だとか下さる人もいる。もったいながり屋だから、新しいものはちょっと使えないで、またしまっておいたりして・・・くれた人にすれば、使ってこそ気持ちが生きるとは重々承知してはいるのだけれど・・・
また、適当な大きさに切って使いやすくしてある、その気持ちも、涙が出るほどありがたい。
先日は、訪問看護師さんが業務用のお絞りの不要になったものを大量に持ってきて下さった。さすがにタオル地だけあって、吸い取りの力が強い。
それに「正月前には必ず肌着を買い換えるから、これ使ってね」とまだ真っ白なシャツを切って、ヘルパーさんが袋一杯下さったのもあるし、これだけあれば、暫く間にあいそうだ。
あのゴミ捨て場のボロギレの袋の主も、もしかして介護をしていた人だったかも知れない。
なぜなら、衣類が切ってあったからだ。
あのボロの必要だった人は、もしかして亡くなられたのであろうか・・・などと想像したりする私であった・・・・(^^ゞ
夏子
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介護記録 その3に続く
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