♪ ビーナスライン&野辺山ツーリング ♪ 2009年06月9・10日水曜日


   このツーリングは、今までとは違いちょっと特殊 でした。。。
   ようやく気持ちも落ち着いてきて、今は15日。 普通なら何はさておき、まずはツーレポを
  書き上げるところなのですが。



   これまで勤めたきた職場を、20日に退職する予定だったのに、8日の午前中で、
  突然 もう辞めさせて頂くことにしてしまった。 年輩の方の態度がひどくて、もう耐えられないと
  思ったから。 きちんと期日まで勤めたかったし、もちろんそんなことは当然のことなのだけど、
  その時の自分には限界だった。 

   まだ後の人もろくに決まっていないという状況ではあったが、辞めさせてもらえることになり、
  心底ほっとした。 もうこれであの人といっしょに働かなくて済むのだ。 もうあの憎しみに満ちた
  おそろしい目つきで見られることも、きついことを言われることも ないのだ。。。
   それが それだけが なによりうれしかった。 
   
   その日、退職に関しての書類などの手続きを済ませたあと、泊まりでツーリングに行こうと
  天気予報を見て決めた。 
   今年は、春が来ても全然というほどバイクに乗っていなかった。 いつも楽しみにしていた
  泊まりのツーリングも、まだだった。 

   なんで急に行くことにしたかというと、もうすぐ梅雨入りしそうで、そうなると泊まりでは
  行きにくくなってしまうから。
   翌日の火曜、水曜は晴れのようだったので、安く泊まれる滝沢牧場に予約の電話をし、
  荷物をバッグに詰め込んでいった。 
   仕事から帰ってきた夫がコンビニでケーキを買ってきてくれて、お疲れさんと。 


   図々しくも、まあまあ眠れた。 ツーリングのために、早起きするのも久しぶり。 まだ早すぎて
  朝ご飯はしっかりは食べられず。 バイクに荷物をくくりつけていく。 朝早いので、オーバー
  パンツを履く。 
  
   予定より早く仕度ができてしまい、4時の出発となった。 もう明るい。 ちょっと雲が
  多いかな。 ひとまず目指すはR19。 矢作川の堤防道路から、藤岡、小原と走っていく。
   R19に出ると、遅い車がいなくていいペースで走っていけた。 そして6時に元起に到着。

   お腹が空いてきていたので、コンビニで今から食べるおにぎりとお昼用のも買ってきて
  バイクのところに戻ったら、おはようございまーす とさわやかにおじさんに話しかけられた。
   岡崎から!? とびっくりしていた。 地元の方だそうで、昔、CBに乗っていて、ここは田舎
  だから、都会に行きたくて、浜松とかに行ったよ と話してくれた。

   今日はこれから開田高原に、なんだっけ なにかを取りに行くところで友人と待ち合わせとの
  こと。 こうして、人とさわやかに笑顔で会話できて、うれしかった。。 
   おにぎり食べて出発。 淡々と木曽路をゆく。ちょっと欠伸が出る。。 

   8時前、ならかわに到着。 この区間がちょっと疲れるねー。特に今年は走っていないから
  だめみたいだ。身体が走り続けることになれていない。 やっぱり乗らないといかんですね。
  ちょいと休憩。 
   
   少し走って街中になり、いつものセルフスタンドで給油。 R20、長い登りの塩尻峠。
  岡谷側に出る、、、諏訪湖はなんとか見えるけど八ヶ岳はやはり見えない。 
   恐怖の和田峠へのくねくねガタガタ道に入る。 走っていない分、こういう道が
  怖く感じられた。 対向車がこなかったのが幸い。 片側通行のトンネルはやはり赤。

   上まで来たら、かなり冷え込んできた。 見上げると霧でもかかっているようで、
  美ヶ原はやめて、八島が原湿原方面に向かった。 薄い霧だったのでよかった。 寒い。
   この時期でも 寒い なんてねえ。 湿原はパス。 そこを過ぎたら割と霧はおさまり、
  あの風景が見えてきた。 

   そして霧ヶ峰の駐車場へ。 ガラガラだ。 久しぶりに丘へと歩いて行くことにした。
  なだらかな草原の、別世界。 上のベンチでしばし休憩。。。 いい眺めだ。 

   


 


   ちょこちょことバイクを見かけるようになる。 少しだけ走って車山肩でまた停まる。 走り続け
  たいものの、ここの丘からの眺めもよくて。 少し歩いていけば、こちらからは湿原や、車山の
  なだらかな広々とした草原がぐるりと見渡せる。。 浅間山もうっすらと。 静か、、、 

     

   にぎやかなおじさま軍団が来たので立ち去る。 気分的に、ちょっと。。。 
   ここの向かいにあったレストハウスがなくなっていた。 再び走りだす。 八ヶ岳も
  大きくよく見えてくるようになってきてうれしい。 少し走って車山の駐車場。 ここで
  お昼にしようと思い。 

      

   レストハウスの奥に池のそばにテーブルがあり、ちょうどよかった。 リフトに乗る人達で
  まあまあ賑わっていた。 白樺にレンゲツツジがきれいで。 
   ここでようやくオーバーパンツを脱いですっきりした。 たまにはwの写真も撮らなきゃ って
  ことで、一枚。

       

   ひたすら下りカーブの大門街道、ヨタヨタであった(--; それからr17へ。 八ヶ岳が
  ズラズラズラーっとでっかく見える。 が途中から一気に雲隠れしてしまい残念。。。
   小淵沢の道の駅に寄ることにした。 
   バイクを停めると、なんだか 参ったなぁ という気分だった。
   なんだか、いつものように 楽しくない。(今思えば そりゃそうだが) 

   こんないいところに来ていて、今日は泊まりだというのに、心底楽しいと感じられない
  自分に、、しょんぼり していた といったところかな。。。 仕方ないよね、自分が
  悪いのだから。

   まだ高速に乗れば十分帰れる時間だったので、ほんのすこし迷ったが、やっぱりやめた。
  高速代がもったいないし。 なんだか疲れて、ホットコーヒー飲んで ふぅ と。

   でも、とりあえず、しばらくは就職活動もせずのんびりすればと夫も言ってくれている
  ことが本当にありがたかった。 そのことに感謝感謝。 
   
   ここからR141へ出るために、ナビをセットし走りだしたら、ごちゃごちゃとした道を
  走らされた。r608を通り、国道に出た。 コンビニを探していたけれど、道路沿いに
  あった店舗は斜めになっていたのでパス。 昔 よく清里にはベルを連れて来てたけど
  その頃からしたら、すたれた感じだった。 閉まっているお土産やさんが多く。

   コンビニがないままどんどん進んでしまい、困った〜。 滝沢牧場への右カーブも過ぎ
  てしまい、去年の秋に寄った野辺山の駅に行ってみた。確かお店があった記憶があり。
   お土産やさんは二軒あったものの、晩御飯になるようなものはなくて、お店の方に
  コンビニはありますか?と聞いたら、歩いて5分ほどのところにあるとのこと。

   面倒だったので、バイクではなく、そのまま歩いて行った。 かなり曇っていた空が
  急に晴れてきて、八ヶ岳が見えてきたので気分も明るくなってきた。
   コンビニは国道沿いの交差点脇にあった。 あのまま走っていたらもう少しだった。
  晩用のお弁当と朝用のおにぎりとお菓子とお茶などを買い、バイクのところへと
  戻った。 

   駅から滝沢牧場まではあっという間。 駐車場は砂利だけど、堅いので大丈夫。 
  ここは二回目だ。 受付を済ませて、泊まるところへ歩いていくと、いるいる 馬たち!! 
   前回来た時は、まだ今ほど馬には興味はなくて、ただ2500円で安く泊まれるから
  というのが大きな理由だったけど、今回は 馬〜♪ なのだ。 

   二段ベッドが二つある木の部屋に、荷物を運び込み、着替えてとりあえず馬たちを
  見に行く。 







   全部で8頭くらいいたのかな。 みんなそれぞれ違ってて面白い〜。 でもすごく大きいので
  ちとコワイ。 みんなつながれている。 馬、、、そばで見ているだけでも妙に楽しくて。

   触ってはいけないということはないようで、そばに行き、表情を観察。 真ん中の白いのは
  フレンドリーな雰囲気で、触りやすく、痒そうにしていたところをがしがしと掻いてあげた。 
   舌を出している馬は、年寄りなのか、見ていると、ウトウト〜 と船をこいでて笑えた。 

   建物の向こう側の畑を見に行った。 牛もいた。 ジャージー牛のかわいらしい子牛もいた。
  野辺山からの眺めってとてもいい。 
      

     

   そのあと馬たちが小屋に入れられていくところで、職員の方たちが手入れをしていた。
  いいなあとは思うけれど、大変だろうなあ。。 パッカパッカと中へと歩いて連れられて
  いってしまった。 
   二階の大きなテーブルからの眺めもよくて、そこでビールを飲んでいたけれど、段々
  冷えてきたので、部屋の中に入った。 横になったら少しの時間だったけど爆睡。
   目が覚めて、コンビニで買ってきたお弁当を食べたが、半分くらいでお腹いっぱいに
  なってしまった。

   外に散歩に。 ログの管理棟に大きなゴールデンがいて、これがまたワンワン 吠えまくってくる。
  遠いところを歩いていても。 そばまで寄ってみたがめちゃんこ吠えてくる。 負けじ と、
  少し離れた位置でしゃがんでみたら、吠えるのはやめてくれた。 こんなに吠える犬なのに、
  この犬のお散歩なんていうのもあるようだ。

   ちっこい犬もいて、その犬はやたらと懐っこくてカワイイ。 しばらくしてから、巨大ゴールデンの
  チモシーも、寄ってきてくれた。 名前を呼ぶと、顔を近づけてきてくれて、ペロペロとなめてきて
  くれて 仲良し のあいさつ。 それからは触れてとってもかわいかった。
   後ろのほうから誰かが呼ぶ声。 今日 泊まる者ですー と。 この牧場の奥さんのよう。
  チモシーがなつくなんて珍しいと言っていた。 

       

   そしてそこから延々とその奥さんのお話が始まった。 真光教というものについて。。
  えーと、、、とにかくなんだかいろいろと話をして下さり、ずっと聞いていた。 押しつける
  ような話し方ではなかったので。 とにかく、ご先祖様を大事にすること、今の生き方が
  大切。。。 それは宗教に限ったことではないよね。 
   人と普通に穏やかに話をできることが、今の自分にはうれしくて。。。 話が終わる頃には
  辺りはすっかり暗くなっていた。 
   夏は涼しくて、馬小屋に一週間くらい泊まる人もいるそうだ。 

   部屋へ戻り、ごそごそ。 「下に馬がいます。静かにしましょう」という看板があるのだけど、
  うるさいのは下の馬たちのほうで、もうドタンバタン と蹴ったりしている音、ブヒヒヒンという
  いななきやらなんやらで、下のが明らかにうるさいっ。 でもそれが別に嫌ということでは
  なくて、楽しいなーと。 

   トイレに行く時、少しだけ馬小屋が見えるのだけど、たまに下から顔を出しているのとか
  いて笑えた。 薬を飲んでおいたせいもあってか、私にしては割とよく眠れてよかった。
  持ってきた本も全然読む間もなく。 

   朝 起きて、荷物をまとめていく。 外へ出て運んでいく時も もうチモシーには吠えられなかった。
  チモシー と呼ぶとしっぽふりふりでかわいかった。 
   人間どうしは言葉がしゃべれて意志を伝えることができて便利な面もあるけれど、
  言葉の暴力というのもあり、それは意外にも深く心に刻み込まれていて、
   言葉 というものが通じない動物と ただそばにいるだけで ほっとするような
   何もしゃべらなくていいのだ。。。 それでもいっしょにいれるのだ。。。 
   やっぱりここに来てよかったな と思った。 ありがとうね。 


   静かな静かな朝だった。

   やはり寒いので、カッパも着て、6時過ぎに出発。 最初はメルヘン街道を通ってみようかとも
  考えていたけれど、天気予報が夕方頃から雨に変わってきていたので、早めに帰っていく
  ことにして、国道からr11へと入った。 八ヶ岳ライン、木々に覆われたカーブの道を
  慎重に走っていく。 カーブがきつめなので苦手な道だが、こんな時間なんで車もいなくて
  自分のペースで走れてよかった。 

   小淵沢の道の駅のあたりまで来れば、今度は南アルプスが猛々しくそびえている。
  そのままおりてR20へと出る。 トラックなどの多い道路。 のどかな感じの風景。
   茅野から久しぶりにR152 杖突街道に入ったが、うひゃあ〜なカーブ道にヨレヨレで。。
  これ、まだ登りだからいいけど、下ってくるのは嫌だー。 向こうから来る車はやけに
  多く、皆さん 峠越えの出勤なのだろうか。  

   杖突峠はもうそのまま通過。 反対側に来れば、道も割と穏やかになってくる。 このあたり
  ものすごく風情のある民家が多い。 通学途中の子供たち、車が停まり、渡った後、
  みんなが大きな声で「ありがとうございまーす」って頭を下げていたので、驚いた。
   高遠の中心部も、いまだに寄ったことはないけれど、よさげな感じ。 天竜川の交差点で
  結構混んでいたが、でも地元の朝の動かないラッシュに比べればまだまし。

   R153ではなく、ずんずん上まであがっていって、おなじみの農道にきたらほっとした。
  いいじまの道の駅が、なかなか出てこなくて走りづめになり、しんどかったー。 もっと
  近くにあると思い込んでいた。 
   暑くてたまらんかった。 トイレに行く時、すれ違いざまにおじさんに「いいバイクに
  乗っとるのー」と言われた。 

   どうも山のほうが怪しげな雲で、予報をチェックしたら雨が降りそうだったので、
  カバーをバッグに装着し、カッパを着た。 飯田からあとの山越えで降られたことが
  幾度かあるので。 

   走り出したら、道を間違えてしまい、えらい早くから国道におりてしまって、街中は
  どんどん暑くなってきたー。 ようやく阿智からおなじみのR153の山区間に入ると
  びゅいーーんと走れて、途端に涼しくなってよかった。 せっかくカッパを着たのに、
  雨 降らないし。。

   人の多そうなひまわりは避けたかったので、治部坂高原で休憩。 10時半過ぎ。
   この地元 ともいえるエリアに入ったら、かなり心境がかわってきた。 私があんな辞め方を
  して悪いことをしてしまったなとかって思ってて謝りの手紙を帰ったら書こうと思って
  走ってきていたけれど、ここへ来たら、、、その考えは飛んでいってしまった。 
   私があの辞め方を謝ったら、意味がないじゃないか。 それこそ負け犬になる。
   謝るのはやめよう。 

   あまり知らないエリアに居た時は、なんだか心もとなくてへにょへにょしていたが、
  もう地図などいらんエリアに戻ってきたら、俄然強気になってしまって、自分でも
  こういうものなのかと思った。 

   走り出す。 家に居たらもっと滅入っていたかもしれない。 こうしてバイクに乗れる
  だけまだ元気なほうだと思う。 本当に落ち込んでいたらとても乗れないと思う。
   そして車ではだめ。 閉塞的だし運転が単調なので考え込んでしまいそう。 電車なんて
  さらにひたりそうだし。 

   バイク なんだな。 動物といっしょで、何もしゃべることはできないけれど
   だからこそいい。 だからといって、寂しくなく。 トイレとかから戻ってくる時
   その姿を見つけると ふっ と和むような気持ち するでしょう? 
   無理してあれこれ考えてしゃべらなくてもいいバイクとの関係 そんな存在なのだね 
   自らの手でアクセルを開け走っていくということ 
   バイクで走っててよかったと思う 


   最後に王滝渓谷のところで休憩。 あともう少しだが、ここからが暑い街中になるので
  メッシュウエアにかえて走り出したら涼し過ぎたー。 スタンドに寄り、満タンにして
  帰ってくる。 2時前 無事 帰宅。 
   今回は今までにないほど、家っていいなーって思った。 でもこれって旅に出ないと
  あまりわからないことなんだよね。 w お疲れ様。 

   次からは 楽しく 走りましょう!!         もどる