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No.006 ★★☆ 2001/04/26 Thu  キャッシュフローで会社を強くする 大竹愼一
 フォレスト出版 2001/04/08
 

キャッシュフローで会社を強くする 大竹愼一 フォレスト出版 キャッシュフローとは何か

この問題に対する一つの解答を提供してくれるのが、この本です。

著者は、ニューヨーク在住の長年トップクォーター・パフォーマンスを続けているファンドマネジャーです。日本円にして1000億円を顧客から預かり運用しているとのことです(『あなたが株で勝つための株式投資100の答え』)。

この本の中で、「たった4つの指標を見るだけで会社のカネ回りが良くなる」と述べています。


その4つとは、

(1)売掛債権の回転率を良くする

(2)在庫を圧縮する

(3)減価償却によって設備投資を調整する

(4)不動産在庫を整理する

詳細については同書に当たっていただくとしまして、次の記述が強く印象に残りました。

<新商法と新財務諸表の記載方法とは、売掛金総残高をいきなり流動資産にすることを許さない。売掛金総残高の中で1年以上固定していて、いわば焦げ付き(不良債権、<注 藤巻>)に近い状況にあるものを、固定負債の方に移すよう求めている。>

この一節は、著者(大竹愼一)が熟読した『経営思想とその計数的展開』(松谷義範東邦薬品会長の著作)からの引用によるものですが、1978年に出版されたことを考えますと驚きを禁じ得ません。

どの会社でも多かれ少なかれ、1年以上固定した売掛金の処理をいまだに流動資産に計上しているからです。本来ならば、不良債権処理をするか上記のように固定負債に移すべきであるのに、していない例が多く見られます。「目から鱗が落ちる」とは、このことです。



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