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No.025 ★★★ 2001/06/07 Thu  だれが「本」を殺すのか 佐野眞一
 プレジデント社 2001/02/15

だれが「本」を殺すのか 佐野眞一 プレジデント社 「本」は届いているのか

著者は多数の関係者に直接取材し、「生の言葉」を取り上げています。衝撃的なタイトルの本ですが、中身もかなり衝撃的です。2000年の書籍返品率は39.5%、新刊は1日当たり約180点に及ぶそうです。

しかし、私は、そのようなことよりも第4章から第7章に至る部分に、特に関心を持ちました。

第4章 地方出版

第5章 編集者

第6章 図書館

第7章 書評

<これからは書店に行かない読者、たとえばお年寄りをどれだけ発掘するかにかかっていると思います。>
<編集者の重要な仕事の1つに、新人作家を発掘し、大きく育てあげる仕事がある。>
<今は本を出す方、売り手、読み手とも緊張感が足りないと思います。>
<本を読まない日本人ばかりになったら、日本は本当にもう終わりである。>
<いい編集者とは、けだし周囲の雑音に惑わされず、悠々と「道草」を食うことができる編集者のことである。>
<なぜ、図書館人たちは、そんな本(ベストセラー)くらい自分でお買いください、といえないのか。>
<ブックオフで本を買う人は、少なくとも「買う」という行動をして、自分の金を出して本を手にしている人たちである。しかし、図書館で借りて読んで、読んだらさっさと返す人は、1銭の金も出さず、中身だけを「タダ読み」している人々である。そのどちらが、本当に出版社と著作者に対して、狡いのであるか、論理的に自明であろう。>
<図書館に来て思ったのは、偉いことをいっている人ほど勉強していないということです。>
<自分が本当に求めているのは、未だ出会うことができずにいる「1冊の本」なのではないかと頭の片隅でいつも考えた。>

どうでしょうか。少しはこの本のメッセージは伝わりましたか。「本」について再考するためにもご一読をお薦めします。

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