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No.031 ★★★ 2001/06/20 Wed   時価革命 織坂 濠 徳間書店 1998/03/31

かくて日本的経営は消滅する

時価会計とは何か。著者の言葉を借りれば、

<企業の実態を示す財務諸表を作成する時に、買った値段(取得原価)ではなく、期末の値段(時価)で評価しようとする会計基準のこと。>
となる。

そして、いよいよ「時価会計」が導入されることになりました。これは国際会計基準でキャッシュフロー会計(以前にご紹介しました)とともに不可欠のものです。

大企業だけの問題ではありません。中小企業にもいずれ導入されることは必至ですし、大企業と取引していればこの問題は避けて通れません。

まず、時価会計に対してどのような認識を持たなくてはならないかについて、著者は次のように説明しています。

<経営者がまずもって大きな流れとして認識せねばならないことは、「時価会計」が導入されるようになると、日本企業の得意技だった「含み益経営」ができなくなるということである。>

時価の時代とは、どのようなものなのでしょう。

<「時価」の時代は、プロフェッショナルの時代なのだ。スーパースターを辞めさせない経営でなければならない。そして、スーパースターが辞めたところでパフォーマンスが変わらない経営体質を作り上げていかねばならないのだ。>
<これからの時代は、次の3つの「V」がキーワードになる。それは、
優れたビジョン(Vision)
リスクを恐れぬベンチャー魂(Venture)
目的に向かって邁進するバイタリティ(Vitality)だ。>

ところで、著者織坂 濠≠ノは、もう1つの名前があります。最近のビジネス書のベストセラー「投資戦略の発想法」を著した“木村 剛”(きむら たけし)です。元日銀マンで、現在は金融コンサルタントをしています(KPMGフィナンシャル株式会社代表取締役社長)。

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