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No.038 ★★☆ 2001/07/09 Mon  eブレークスルー 大前研一 ダイヤモンド社
 2001/02/16

eブレークスルー 大前研一 ダイヤモンド社 いま日本は何をするべきなのか!

ビジネス書を読んでいて、この内容はどこかで読んだことがあるなと感じることが度々あります。

大前研一の本は、どの本を読んでも、はじめて知ることばかりです。発想にオリジナリティがあるからです。さらに、言うだけではなく、「隗より始めよ」(言い出した人から実行しなさい)の精神で行動しているので説得力が違います。かりに、どこかで読んだことがあると感じられたとしても、それは著者のほかの著作に書かれていたことであるわけです。

さて、この本はテレビ東京「大前研一のガラポン2001!!」で放送された内容を大幅に加筆修正したものです。次の言葉が、21世紀を的確に表現しています。

<情報の流れがカネの流れを生み、カネの流れが情報の流れを生む、というのがまさに21世紀である。>

ビジネスモデル特許が飯のたねになることに関連して、オリジナルなものの考え方の重要性を説いています。

<教育の中ではオリジナルなものを考えることの重要性をもっと教えてもらいたい。もうすでに分かっていることを教え込み、それを覚えたら勝ちというところが日本にはあり、自分自身が考えたオリジナルを言うことがあまり奨励されていない。>

以前、「社長失格」(板倉雄一郎 日経BP社)をご紹介したことがありますが、その時に感じたことがありました。それは、「倒産」に対する考え方が、アメリカと日本とで大きく違うことです。

アメリカは倒産させた人に、もう一度チャンスを与えるのに対して、日本ではチャンスは与えられません。つまり、「敗者復活」ができる国とできない国の違いです。その違いがでる理由は、日本には「個人保証」があり、企業が倒産すると個人資産まで根こそぎむしりとられてしまうからです。

アメリカでは、十分な調査分析をしないで融資したり投資したほうが悪いという考え方ですが、日本では借りた方が悪いという考え方です。彼我の違いは歴然です。

<今『第三次ベンチャーブームの終焉』ということが、いろいろな雑誌をにぎわせているが、これから失敗した人たちに、どのようにしてもう一度チャンスを与えていくかということが日本の課題だろう。>

大前研一の本はどれを読んでも、役に立ちます。

大前研一通信

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