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No.045 ★★☆ 2001/08/11 Sat  エンジェル 荒井裕之 宝島社 1999/11/24

起業支援の新しい投資家

私の夢である「エンジェル」について書かれた本です。英語では、Angel investerあるいはBusiness angelというそうです。

「エンジェル」と「ベンチャー・キャピタル」の違いは、個人でベンチャー企業を支援するか組織でするかです。さらに、エンジェルは元経営者で、自分のポケットマネーでベンチャー企業に投資する人たちのことを言います。
<エンジェルは個人投資家がベンチャーに自己資金を投入するということで、ベンチャー・キャピタルは資産運用のプロであるということである><エンジェルは「投資家」である前に「熟練実業家」でもある>
ベンチャー企業の資金調達は、銀行融資(間接金融)ではなくIPO(新規株式公開)(直接金融)によって行なわれるケースが多くあります。ベンチャー企業は担保となるものがほとんどなく、銀行からの借入がむずかしいという実情があります。かりに融資を受けられても、借入金と利息を定期的に返済しなくてはなりません。IPOであれば、集まったお金を返す必要がありません。その代わり、企業価値を高め、株価をあげるべく優れた経営を実践していかなければならない責務が発生します。

以前、このコーナーで「社長失格」(板倉雄一郎 日経BP社)をとりあげたことがありました。著者はベンチャー企業の雄でしたが、銀行の貸付金引き揚げによって一瞬にして倒産してしまいました。
詳細についてはこちらをご参照ください。

エンジェルにせよベンチャー・キャピタルにせよ投資する際に絶対的に必要なものがあります。ベンチャー企業の「ビジネスプラン=事業計画書」です。
<ビジネスプランの目的は「企業家がどんなことを考えて、何を実現したいと思っているのか」がわかることである>

この本では、「エンジェル」に支援を受けたい場合にどのようにして「エンジェル」を見つけるかについても言及しています。
1例をあげますと
<知人の社長でエンジェルになってもらえそうな人をリストアップする...(エンジェルを探す8つの方法)>
この本は、エンジェルを目指す人にもまた将来ベンチャー企業の経営者になりたいと思っている人にも大いに参考になります。

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