| No.056 | ★★☆ | 2001/09/08 Sat |
タフ&クール 長谷川耕造 日経BP社 2000/12/20 |
TOKYO midnightレストランを創った男< 「ラ・ボエム」、「ゼスト」、「モンスーンカフェ」、「タブローズ」これらのレストランを創った男の経営哲学が、本人の言葉で語られています。 実は、これらのレストランのいくつかの名前は聞いたことがありましたが、どのようなレストランで、どのような経営者であるのか、この本を読むまで知りませんでした。 私がこの本を読む直接のきっかけは、長谷川耕造氏の最初の店が、高田馬場駅前のFIビル地下にあったことです(喫茶店「北欧館」)。勤務先の最寄り駅が高田馬場で、FIビルにはよく利用する芳林堂書店があり、なじみがありました。 この本は、「転んでもただでは起きない、永遠のチャレンジャーの物語」とでも言えましょうか。 長谷川氏が経営する「グローバルダイニング」は東証2部の企業です。 アメリカにも出店し、今や30店舗ほどのレストラン群を擁する企業に育て上げました。さらに挑戦は続きます。 長谷川氏の経営哲学は、次の言葉がすべてを物語っています。 <外食産業とは、ただ料理や飲み物を提供するだけのビジネスではない。私はそう考えます。お客様に喜んでいただける空間を創造し、最高のサービスと最高の料理を提供する―。つまり、“エンタテインメントとしての食事”を創り出すのがわれわれの仕事です> 23歳で喫茶店を開店し、アンティーク家具の販売を始めて失敗しながら、ただでは起きずアンティーク家具のあるレストランに業態を変更し成功しました。その後も数々の失敗を重ねながら、その失敗をバネにして次々に事業を展開していきました。 この本をプロデュースし、湘南高校時代からの友人である鹿島茂氏(共立女子大学教授)は、長谷川氏との対談でこう述べています。 <俺が古今東西の文献を読んでやっとたどりついた「人間はいくら働いて豊かになっても金がたまっても、自分のやりたいことをやって、自分に正直に生きないと幸せにはなれない」という幸福感を、長谷川が最初から気づいていたってことなんだよな。しかも、その感覚を、きっちり経営に生かしているんだから> グローバルダイニング |
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