| No.059 | ★★☆ | 2001/09/20 Thu |
格付け会社「ムーディーズ」その実力と正体 仁科剛平 祥伝社 1998/04/15 |
なぜ、日本企業の命運を左右するのか先ごろ、ムーディーズによる「日本国債」の格下げが発表されました。 このムーディーズとは、いったいいかなる組織で、どのような影響力を持っているのかを詳述したのが、この本です。 <圧倒的な影響力を持っているのは、ムーディーズとS&P(スタンダード・アンド・プアーズ 注:藤巻)の米国系2社である。世界の二大格付け会社といわれ、その格付けには特別な権威がある。ことに外国人投資家からは絶大な信頼を得ている> <歴史的に両社の高い評価と信頼性を決定的にしたのが、「世界恐慌」であった。<中略>両社が「投機的」という判断を下した債券のデフォルト(債務不履行 注:藤巻)率が、ほぼ100%に達し、その一方で、「投資適格」の格付けを得ていた債券が債務を履行したのであった。現在、米国や欧州では、ムーディーズ、S&P両社のうち最低でも一社の格付けを得なければ、事実上、証券市場から資金を調達できない> 両社の格付けによって、国債の格付けが決定すると、企業の格付けはその国債の格付けを超えることはできません。 日本の金融機関の不良債権処理はいっこうに進展を見せませんが、ムーディーズやS&Pは「不良債権」をどのように見ているのでしょうか? <ムーディーズやS&Pなどの外資系格付け会社は健全と確認されていない債権はすべて不良債権であるという認識に立っている。いわゆる“アングロサクソン・ルール”に立脚しているといえる> このように日本企業にも大きな影響力を持つ、二大勢力―ムーディーズとS&Pの動向には目が離せません。新聞報道がなされましたら、ぜひご覧になってください。 ムーディーズ |
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