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| No.063 | ★★★ | 2001/09/25 Tue |
八城政基MBA講義 八城政基 日経BP社 2000/03/20 |
経営のプロフェッショナルが語り下ろすMBAのためのマネジメント原論著者は、新生銀行(旧日本長期信用銀行)社長で、エッソ石油社長、シティバンク・エヌ・エイ在日代表、シティコープ・ジャパン会長を歴任しました。 「まえがき」によりますと、<この本は、私が1999年の夏、青山学院大学大学院国際政治経済学研究科でMBA(経営学修士)コースの学生さんを対象に行った講義をまとめたものです>と書かれています。 この本が他のMBA関連書と異なる点は、外資系企業でトップを歴任してきた人による講義が基になっていることです。その結果、講義内容は、著者が「経営者」としてどのような経験をしてきたのかを中心に展開しています。生きた「経営書」と言えるでしょう。 エクソン在籍時について <エクソンもそうですが、昔から石油会社はLIFO(ラースト・イン、ファースト・アウト<後入れ先出し>をやっています。在庫評価のときにLIFOということは、一番最近入ってきた原油の値段が製品をつくるときの原価になるという計算を、経理上使います。高い原価だからこの製品を高く買ってくださいということで、高く売るわけです> シティバンク在籍時について <キャメルはラクダの「CAMEL」と同じです。最初の「C」は銀行の「キャピタル(Capital)」です。自己資本が十分あるかどうかという自己資本充足度を見ています。(中略)「A」は「アセット(Asset)」です。銀行でいうアセットは資産ですが、これは貸し出しをしているものです。(中略)キャメルの「M」はマネジメントです。この銀行のマネジメントはきちんとしているかどうかということを検証します。何をするかというと、銀行に行ってしつこくマネジメントの人に質問します。私も始終やられました。(中略)「E」はアーニングズ(Earnings)で、銀行の現在から将来にわたっての収益状況がどうであるかということを厳しく検査官はチェックします。「L」はリクイディティ(Liquidity)です。銀行が倒産するかしないかの最後の大事なことはリクイディティ(流動性)によります。銀行が倒産するのはお金が調達できなくなるからです。北海道拓殖銀行や山一証券がつぶれたのは流動性がなくなったからです。だれもお金を貸してくれなくなったのです> ぜひ一読をお薦めします。 |
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