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No.068 ★★★ 2001/10/16 Tue  文科系にも分かる金融リスク入門 ロン・デンボー
 アンドリュー・フリーマン 日経BP社  2000/03/13

文科系にも分かる金融リスク入門 ロン・デンボー アンドリュー・フリーマン 日経BP社 数式を使わずに、金融リスクを解説した好著

以前、ピーター・バーンスタインの「リスク 神々への反逆」(日本経済新聞社)を取り上げたことがありました。「リスク」はリスクの壮大な歴史を述べた名著でした。本書でもこの書に言及しています(P.25)。
こちらもぜひお読みください。

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さて、本書はタイトルにもあるように、文科系にもわかるように平易に書かれていますが、内容的にはかなり高度なレベルを維持しています(原題はSeeing Tomorrow Rewriting the Rules of Risk)。

著者の主張は、リスクが理解されればリスクヘッジの方法を生み出せるということです。

<我々が主張したいのは、リスクというものが理解されれば、最新の金融技術を使用することで、リスクをヘッジしたり分散する方法を作り出せるということだ。そして、いったんそれが可能になると、リスクは二つの方向でマネージされうる。ある人はリスクをもっと取りたいと思うし、ある人はプレミアムを支払ってもリスクの一部あるいはすべてを消したいと思うであろう>

リスクの定義

<リスクとは価値の潜在的変化であり、現代から将来のある時点との時間変化で生じる環境の差によって生まれるポートフォリオ上で現れるものである。この定義は明らかに金融リスクをカバーしている>

リスクを考える時、リスクマネジメントに必要な事項を著者は以下のように提示しています。
●リスク計測期間
 どのくらいの期間にわたってリスクをマネージするのかということ。
●シナリオ
 ある決められた将来の時点で、対象となる世界に関する相互に関連付けられた一連の見方。
●リスク計量
 金融において最大の難問の一つ。
●ベンチマーク
 異なるものを比較しなければならないときに用いるもの。
 時間がたったり環境が変化すると、我々は別のベンチマークを選択した方が良い。

リスク管理に必要なことをまとめれば次のようになるでしょう。

<アップサイドとリグレットを使えば、より優れたリスク管理が可能になり、大きな利益が生まれる可能性がある>

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