こんなトップは辞表を出せ!
サブタイトル(こんなトップは辞表を出せ!)はかなり挑発的ですが、作家兼評論家江坂彰氏が一刀両断にばったばったと切りまくっている本です。
書き下ろしと諸雑誌に発表したものをおさめています。内容は決して経営者についてだけではありません。むしろ多くのサラリーマンにエールを送っています。
私が納得できた箇所を以下に列挙します。
<上役へのごますりは、従来サラリーマンにとって、ローリスク・ハイリターンの処世術だったが、それをハイリスク・ローリターンにかえるのが、企業のトップの精神性の高さであろう>
<経営の「解」はひとつではない。戦略とは選択(チョイス)である>
<いったん人事権をにぎった実力者は、会社にしがみつき、人事権を容易なことでは手放さない。これから頭角をあらわす人材を切り捨て、己の権力の保身をはかる>
<重役は、サラリーマン出世双六の上がりだとする企業文化は、変えざるをえない。重役は、サラリーマンではなく、経営のプロである。仲良しクラブの一員ではなく、議論をさけてとおれない>
<トップの明確なグランド・デザインの構築があってこそ、ミドルの戦闘力がひかる>
<上司は自分より秀でた部下の能力を見抜けない。あるいは見抜きたくない。管理できないからこそ、能力主義だという逆の発想ができない>
<情報とは、岡崎久彦が見事に定義したように、2つ以上のちがった意見である。そのかわいた事実のこわさをあまりに知らなすぎるのが、身内意識の濃厚すぎる業界や企業である。あるひとつの情報だけが独り歩きし、それがいつの間にドグマになる>
<大競争とグローバル化の今日、もう経営の「解」は1つではない。むしろ経営の“差異”に勝負のきめ手がある>
<会社への忠誠心ごっこはもうやめて、個人としてどう生きるかということを考えるべきだ。人生は二毛作時代だと思えば、むしろこれからが輝く時代なのである>
<もう自分の社内価値ではなく、個人として価値を考えることが必要だ>
<窓際族になって暇ができたら、これ幸いと自分の勉強に打ち込めばいい。リストラされたら、自己革新の機会だといろんな可能性を探せばいい>
いかがでしたでしょうか。この中に共感できる言葉はありましたか。1度、じっくり考えてみることも大切なことです。
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