いま起こっていることの本質
1909年生まれで、今年92歳になりましたが、れっきとした現職の大学教授であり、書物を通じて世界中の経営者層に大きな影響を与え続けています。「経営学の神様」や「マネジメントを発明した男」という異名を持っています。
今読んでいる「ジャック・ウェルチ わが経営」(日本経済新聞社)の中で、ジャック・ウェルチは次のように述べています。
<本物の神様がいるとすれば、それがドラッカーだ。ドラッカーの数多くの経営書には、必ず珠玉の示唆が盛り込まれている>
ドラッカーはこの本の趣旨を序文で明らかにしています。
<本書は趨勢を予測しない。非連続の断絶を見る。明日を予測しない。今日を見る。「明日はどうなるか」を問わない。「明日のために今日いかに取り組むか」を問う>
【珠玉の言葉】 共通するのは、きわめてシンプルでありながら、本質を突いたものばかりです。
<マーケティングとは、技術の変化を、経済的に意味あるもの、欲求の満足へと転換することである>
<製品やアイデアよりも、ビジョンが、経済、社会、文化に影響をもたらす>
<トップに立つ者は、部下の声に耳を傾け、元気づけなくてはならない。そして想像を理解に、直観をビジョンに、意欲を結果に転換するために、自ら働かなくてはならない>
<優れたリーダーとともに、そのリーダーのビジョンを現実のものにすることのできるフォロワーが必要である>
<組織の役割には3つの側面がある。すなわち、目的、実行、人である>
<あらゆる活動が、目的を果たす確率よりも、失敗する確率のほうが高いことを認識しなければならない>
<大事なことは、何をなすべきかではなく、実際に何を最初に行うかである>
<情報は、何かを行うことに使われて、初めて知識となる>
<凡人2人では1人の一流人の成果に及ばない。凡人2人では凡人1人の仕事もできない。互いに邪魔し、何もできない>
<知識をもつほど、自らの無知を自覚し、新しい能力の必要を認識し、自らの知識を深化させなければならないことを知る>
<あらゆるものに、量的な拡大が質を変える転換点がある>
いかがでしたか。決して言葉の上ではむずかしいことはありませんが、深く考えてみるとすべてが含蓄のある言葉であることに気づきます。
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