| No.081 | ★★★ | 2001/12/02 Sun |
フォーカス アル・リース ダイヤモンド社 1997/04/17 |
市場支配の絶対条件著者が言いたいことは次の文章に集約されています。 <成功したいのなら、あなたがねらう客の心の中に自社の存在理由をはっきりと示すべきである。それにはフォーカスをはっきりさせることである> どのような企業が強いのかは議論の分かれるところですが、著者はこのように断言します。 <力があるのは、専門化された企業である。総合化された企業ではない> <フォーカスを絞ることが、競争相手を斥け、あるマーケットで絶対優位に立つ、原動力である。フォーカスは、贅沢ではない。未来企業のもっとも重要な本質である> 大企業が必ずしも優良企業ではないわけは、売上高が優先され、利益を度外視した経営が行なわれてきたからです。 <企業の規模は、企業の実力を示すものではない。企業のフォーカスがはっきりしていない場合には、規模はむしろマイナスである> この本の中にもピーター・F・ドラッカーの言葉が引用されています。 <ついにビジネスは、ピーター・ドラッカーが何年も前にすすめたような方向に向かい始めた。「集中することこそ、最大のポイントである。いい結果を出すためにはマネジャーは、もっとも大きな売上を生む、かぎられた活動に全勢力を集中すべきである。集中すべしというこの基本原則ほど、今日無視され続けている原則はない。どうやら、あらゆることを少しずつやる、ということがモットーになっているようだ」> 強い企業になれるか、なれないかは次の原則を手に入れられるかどうか、にかかっているといっても過言ではないでしょう。 <絶対優位に立つチェーンの基本原則は、シェア50%をねらうことである。(中略)戦略的に見て、5つのマーケットでそれぞれ10%のシェアをとるより、1つのマーケットで50%のシェアをとったほうがずっといい> 企業イメージが単語で表現することができれば、「力」となります。 <イメージのはっきりした単語は企業の内外でパワフルな原動力になる。社員にも客にも、その企業がどこにフォーカスしているかを明示する。何時間もかけて考え出した典型的な企業スローガンより、たった1つの単純なことばのほうが、パワフルである> 徹頭徹尾「フォーカス」にフォーカスした本です。 |
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