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No.083 ★★☆ 2001/12/08 Sat  わが友 本田宗一郎  井深大
 ごま書房 1991/12/30

わが友 本田宗一郎  井深大 ごま書房 心の盟友

今月4日(火)夜、NHKで「プロジェクトX」が放映されました。タイトルは『世界を驚かせた一台の車』でした。29年前(1972年)、当時世界で最も厳しい自動車排出ガス規制、いわゆるマスキー法がアメリカ議会で成立しました。その規制を世界で始めてクリアーしたCVCCエンジンを搭載した、ホンダシビック開発の物語でした。
本田宗一郎社長と技術者との闘いでもありました。

今回取り上げる本は、戦後に設立された日本を代表する2つの会社「ホンダ」と「ソニー」のトップの一方の当事者である、ソニーの井深大が本田宗一郎との交流を描いたものです。

井深にとって本田はどんな人だったのでしょうか。

<本田さんは、私にとって、かけがえのない兄貴であり、先輩でありました>

2人のつきあいについては次のように書いています。

<私たちのつきあいは、会社を抜きにしたほんとうに個人的なものでした>

2人の共通項は、「技術者」であることです。営業や財務は、藤沢武夫(ホンダ)、盛田昭夫(ソニー)という得がたい敏腕な2人が受け持つことで経営のバランスを保つことができたのです。

井深が本田を高く評価する点が2つあると述べています。

<本田さんを高く評価する点は大きくいって2つあります。ひとつは、技術者としての志の高さというか、完璧なエンジンづくりを目指したその姿勢です。もうひとつは、会社のことだけでなく、広く世の中のことや、みんなが上手に幸せに暮らしていけることをつねに考え、ほんとうの意味での「真理」を自分のできることで実行し、一生を貫いた存在だった、ということです>

この本は、40年来の友情を描いた真実の記録です。

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