| No.088 | ★★☆ | 2001/12/22 Sat |
敗者復活 設楽清嗣+宮崎学 幻冬舎 1999/05/10 |
リストラ社員の大逆襲前回に引き続き、東京管理職ユニオン書記長設楽清嗣の本を取り上げます。共著者は「グリコ森永事件」の重要参考人と疑われた宮崎学氏です。 リストラされた社員とリストラした会社(多くは実名)の実情を再現しています。それらのケース毎に二人が交互に発言する形式をとっています。二人の言葉は過激ですが、内容的には本質をついたものです。 【解雇通知を受けた場合】 <「解雇通知よこんにちは。退職届よさようなら」退職届なんて絶対に書いてはいけないのである。どんなに強要されても、たとえ人事部長や大勢の取締役たちに取り囲まれても、退職届を書くことが唯一自分を救う道だと言われても、サインしてはいけない(設楽清嗣)> 【日本経済の新しい視点】 <日本経済は、右肩上がりでないのはもちろん、もはや右肩下がりでもない。スパンと切れて中断しているのだから、先にあるのは断崖絶壁(注:下線は藤巻)だ。なだらかな右肩下がりというのならまだ修正のしようもあるが、断崖絶壁ではどうしようもない。そのときに、一気に精神的な重圧がのしかかってくる(宮崎学)> 【サラリーマンのひとつの生き方】 <これからのサラリーマンは、情報に明るくて、会社が何をやろうとしているかをよく知っていなければならない。会社の進路に関して、社内の人脈がどう絡んでいくのかも知っていなければならない。取引先のどことの結びつきが強く、誰がどんなリベートを取っているかなども、嗅ぎつけていなければいけない。こうした情報が、組織の中で自分を生かしもするし、身を守る手段にもなるのだ。「私を切るんですか。私のほうも材料があるんですよ」と、いざとなったら懐の刀をチラつかせなければならない(設楽清嗣)> <今ならクリック一発で大量のデータをフロッピーに落としておくことができる。(中略)これからのサラリーマンにとって、コンピューターを使いこなすことは必須条件になるだろう。それは仕事をするだけではなく、自分の身を守るためにも(注:下線は藤巻)(宮崎学)> 【リストラされやすいタイプ】 <サラリーマンにもリストラされやすいタイプがある。過剰な不安を抱いている人、怯えている人、傷つくことをおそれている人はリストラされやすい(設楽清嗣)> 2回にわたって、リストラに関するテーマを扱った本をご紹介しました。少しでも参考になりましたら幸いです。 |
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