外資系投資銀行の現場 住宅新時代への指針 1ドル200円で日本経済の夜は明ける 経営革命大全
最強組織の法則 「高業績チーム」の知恵 コーペティション経営 No.1企業の法則 トム・ピーターズの経営創造


「本当に役に立つ」ビジネス書をご紹介します!

最新の書評はこちらをご覧ください





No.101 ★★★ 2002/02/09 Sat  ウィナー・テイク・オール  ロバート・H・フランク+
 フィリップ・J・クック 日本経済新聞社 1998/06/12

ウィナー・テイク・オール  ロバート・H・フランク+フィリップ・J・クック 日本経済新聞社 「ひとり勝ち」社会の到来

「ひとり勝ち」社会とは何を意味するのか。これがこの本のテーマです。


【「ひとり勝ち」の定義】
<われわれが語ろうとする市場の大半には1人以上の勝者がいるので、こうした市場は「ひとり勝ち」市場と呼ぶよりは「トップに近いものが不釣合いに大きな分け前を得る市場」と呼ぶほうが、もっと正確であろう。しかしこれは長すぎるので、やや舌足らずではあるが、簡単な「ひとり勝ち」という表現を採用する>
【「ひとり勝ち」市場の特徴】
<報酬が相対的な成績で決まることは、「ひとり勝ち」市場の単一で最も重要な特徴である。これとは対照的に、経済学者が通常学ぶ「市場」では、報酬は絶対的な成績にのみ依存する>
<「ひとり勝ち」市場の第二の特徴は、トップの成績をあげたニ、三人の手に報酬が集中する傾向があり、才能や努力の小さな差が所得に莫大な差をもたらすことである>
【「ひとり勝ち」市場の問題点】
<われわれは、不平等拡大が主に「ひとり勝ち」市場の普及によって生じていると主張する>
【「ひとり勝ち」市場がもたらすもの】
<われわれがウィナー・テイク・オール・ソサエティ(「ひとり勝ち」社会)と呼ぶものをもたらす力は、良い結果と悪い結果の両方を生み出す。例えば、その力のおかげであらゆる分野における最も才能に恵まれたやり手がますます大きな市場でサービスを提供するようになり、その過程ですべての者に対して低い価格で質の向上を実現できるようになる>
 ところで、日本の出版業界での問題点の1つは、返品をいかに減らすかにあります。アメリカではどうなのでしょうか?アメリカの実情が述べられています。
<出版後一カ月で勢いよく売れない本は、売れ続けている別の本のスペースを作るため、版元に送り返されることがますます増えている>
 この記述を見る限り、日本と何ら変わるところはありません。
もう一点、本に関することが述べられている個所がありますので、ご紹介しましょう。
<アメリカの作家が出版する本はかつては売り上げの大部分を合衆国内で稼いでいたが、今ではますます多くの本が売り上げの大半を国外で稼いでいる。さらに、ますます多くの本が売り上げの最も大きな割合をさまざまな付随した権利の売却から得ているのである。例えば、ジョン・グリーシャムの最初の小説『ア・タイム・トゥー・キル』を映画化する権利が最近600万ドルで売れたが、これは彼および出版社が直接に本の販売から稼いだ金額よりも大きい>
 「ひとり勝ち」の具体例を数多くあげて解説しています。


Back to Top



CONTENTS


書 評 一 覧


ご意見・ご感想はこちらまで

ウェブマスター  藤巻 隆





(財)著作権情報センター

トップページに戻る Back to Top


Copyright(C), 2004 − 2007 本当に役に立つビジネス書をご紹介します! by Takashi Fujimaki All Rights Reserved

[Link]