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| No.105 | ★★★ | 2002/03/06 Wed |
経営革命大全 ジョセフ・ボイエット&ジミー・ボイエット 日本経済新聞社 1999/02/22 |
「経営のすべてがわかるガイドブック」今回とりあげる本の特徴を一言で述べますと、「経営に係わる著名な本を紹介するだけにとどまらず、それらの本に対する見解を明示していること」です。 以前、MBA100人が選んだベスト経営書 東洋経済新報社をご紹介しました。これらの本を併読されますことを希望します。 本書には79人のマネジメントの権威(グル)が紹介されていますが、ドラッカー、ポーター、ピータース等の著名な権威が掲載されている一方で、私が知らない数多くの権威も掲載されています。 「監訳者あとがき」に書かれていた次の言葉で一安心しました。 <本書では、合計79名のグルが取り上げられる。経営学を専門にしている私(金井壽宏【かない としひろ】神戸大学経営学部教授 注:藤巻)も初めて知った名前があることを正直に記しておこう>この本を読んで再確認したことがありました。 それは、 <学習には知識の習得と技能の習得という2つの側面があることに注意して欲しい>というくだりです。当たり前のことを言っているのですが、目を開かされた思いでした。 言葉を借りますと、<知識=ノウホワイ>であり、<技能=ノウハウ>です。言い換えれば、「理論と実践」となりましょうか。 ここで思い出した言葉があります。 「考えたことは、考えたように実行しなければ、考えた意味がない」(轡田隆文) 本書は以下のように7部構成になっています。 Chapter1 リーダーシップ Chapter2 変革をマネジメントする Chapter3 学習する組織 Chapter4 チームワークを活用した高業績組織の創造 Chapter5 マーケット・リーダーシップの追求 Chapter6 人材の管理とモティベーション Chapter7 ビジネス、労働、社会 この中の「Chapter1 リーダーシップ」に関する内容をご紹介しましょう。 リーダーシップのキーポイント【抜粋】 (1)<リーダーとそうでない人との分かれ目は、リーダーには喜んで従う部下がいるということである> (2)<リーダーシップとは、広い意味では、リーダーと部下との関係である> (3)<リーダーシップとは断続的に生じる事象である> (4)<新しいリーダーは、戦略家というよりもむしろ構想者であり、命令者というよりも語り部であり、(中略)人に奉仕する者でなければならない> ピーター・ドラッカーは「リーダーシップ」について、次のように述べているそうです。 <『リーダーの性格』『リーダーシップ・スタイル』『リーダーの特性』などというものは存在しない>そして、2人の著者はこの考え方を支持しています。 次回からこの本の中で取り上げられている以下の5冊の本を順にご紹介したいと思います。 □最強組織の法則 ピーター・M・センゲ □「高業績チーム」の知恵 J・R・カッツェンバック+D・K・スミス □コーペティション経営 B・J・ネイルバフ+A・M・ブランデンバーガー □No.1企業の法則 M・トレーシー+F・ウィアセーマ □トム・ピータースの経営創造 トム・ピータース 最後に、監訳者のこの言葉をお聞きください。 <これはたいへん大事なお願いで、すでにふれたことでもあるのだが、本書でのグルの学説に関する紹介がいくら適切であったとしても、本当に気に入ったものや、気がかりなものについては、やはり是非とも原典にあたって欲しい> |
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