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| No.114 | ★★★ | 2002/04/05 Fri |
ロープライスエブリデイ サム・ウォルトン+ ジョン・ヒューイ 同文書院インターナショナル 1992/12/18 |
ウォルマート創業者の自伝 先ごろ、世界最大の小売業「ウォルマート・ストアーズ」(以下ウォルマート)は、「西友」の株式6.1%を取得し、最終的には66.7%の株式を取得し、傘下に置くことを決定しました。そのウォルマートの創業者が著者サム・ウォルトン(以下サム)です。 ウォルマートの直近の売上高は2200億ドル(28兆円)です。まさに「巨大企業」と呼ぶに相応しい企業と言えるでしょう。 その企業の10年前までは、どのようなものであったのかが一番興味がありました。ノンフィクションライターによる本ではなく、【自伝】であり著者自身の言葉で語られているところに一層興味が湧きました。 【自伝】ではありますが、元社員(経営者も含む)やライバル企業の経営者の証言を掲載し、著者の主観だけに頼らないように、内容に厚みを持たせています。そうは言いましても、やはり悪いことは書きたくないということは人情でしょう。 さっそくみていくことにしましょう。 サムは、当初辺鄙な場所でバラエティ・ストアを開業し、次第に大きな企業に成長させていきました。この本が書かれた当時の売上高は<430億ドル>と記載されていますので、その10年後には5倍以上(2200億ドル)になったわけです。 「成功法則」についての執筆依頼は、度々あったようです。 <成功法則について書いてくれるように頼まれたのは初めてのことではない。しかし、実際にそれについて書いたのは、これが最初である>【10の法則】 法則1:自分の事業にのめり込みなさい。その事業の可能性をほかの誰よりも信じなさい。 法則2:すべての社員と利益を分かち合いなさい。そして彼らをパートナーとして扱いなさい。 法則3:パートナーがやる気を出すようにしなさい。金銭や所有権だけでは十分ではない。絶えず、毎日、パートナーにやる気を出させ挑戦させる方法を、より新しい方法、より興味深い方法を考えなさい。 法則4:社員にできるだけ全てのことを知らせなさい。彼らは多くのことを知れば知るほど、よりよく理解し、より理解すればするほど、もっと関心を持つようになる。 法則5:事業のためには社員が行う全てのことを高く評価しなさい。 法則6:成功を喜び、失敗の中にユーモアを見出しなさい。あまり真剣に考えてはいけない。 法則7:会社にいるすべての人の話を聞きなさい。そして彼らに話をさせる方法を見つけなさい。 法則8:客の期待を超えなさい。そうすれば、彼らは何度も買うために戻ってくるだろう。 法則9:競争相手よりもうまく経費をコントロールしなさい。競争における優位は常にここに見出される。 法則10:より上を目指し、逆流へ向かって行きなさい。人とは違う道を行きなさい。 どの法則もじっくりと考えてみる価値のあるものばかりです。そして、これらは「小売業」だけに当てはまることではなく、あらゆる業種に当てはまることです。 次もじっくり味わってみたい言葉です。 <顧客のことを考えず、顧客の利益を重視しないような会社はそのうちに淘汰されてしまうだろう。もっとも、まだ淘汰されていないとしての話だが。欲を張るものは塵に帰してしまうだろう>奇しくも、10年前の1992年の今日、4月5日に多くの人たちに惜しまれながら、癌のためこの世を去りました。74歳でした。 WAL★MART |
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