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| No.116 | ★★★ | 2002/04/12 Fri |
勝者のエスプリ アーセン・ベンゲル NHK出版 1997/08/25 |
2002年W杯、成功に向けてワールドカップ2002の開幕まで、余すところ1ヶ月半となりました。そこで、予定を変更しまして、サッカーにちなんだ本を3回にわたってご紹介します。 名監督やスーパースターだった人たち(アーセン・ベンゲル、ジーコ、ドゥンガ)が、「リーダーシップ」、「チームワーク」あるいは「チームの中における個人のありかた」について書いた本です。 ビジネスをする上でも、人間関係を改善させるためにも必ず役に立つ本です。 第一回は、現在英国プレミアリーグの名門「アーセナル」の監督をしているアーセン・ベンゲルの「勝利のエスプリ」です。 本のご紹介の前に、アーセン・ベンゲルについて少しふれておきます。「アーセナル」の前は、名古屋グランパスの監督で就任1年で天皇杯優勝に導きました。日本代表監督を要請されましたが、「アーセナル」との契約が優先されたため引き受けられませんでした。 代わりにベンゲルに推薦されたフィリップ・トルシエが、日本代表監督に就任し現在に至っています。現在までベンゲルの目に狂いはなかったと言えるでしょう。 ベンゲルは世界的に高い評価を受ける名将らしく、その言葉はサッカーの世界だけではなく、あらゆる世界で通用するものです。 早速、ベンゲルに語ってもらうことにしましょう。 <真のレベルアップは、強いチームどうしがより強くなろうと競い合ったときに初めて可能になる> <限界を超えようとすること自体、まず彼自身が他より秀でていると自覚しているということだろう。ところが他より秀でていると自覚してしまうと、普通の人間ならば自分は他人より優れているという事実に甘んじてしまい、限界には挑戦しなくなるものだ。だが、偉大なチャンピオンならば、それでも自分自身に闘いを挑むだろう。勇敢なチャンピオンと呼ばれる人たちは、たとえ他より抜きん出ていても、他に勝利を収めても、自己に挑む闘いに勝利しなければ、すなわち限界を超えられなければ満足できないものなのだ> <プレーとはコミュニケーションだ。人生とはコミュニケーションであり、サッカーボールを通じてコミュニケーションを図っていくとは、ボールを通じて社会的関係を築いていくことなのだ。ゲームのなかで、選手どうしのコミュニケーションが円滑になっていけば、それはひとつの生きる喜びだとさえいうことができる。もしチーム全体がこの喜びに打ち震えることができたなら、そのチームは大きく成長し、向上していくことだろう> <監督は常にイノベーター(革新者)でなければならない。知識を深めなければならないし、能力を高めなければならない。その姿勢だけが彼をレベルの高い位置にとどまらせてくれるだろう。チームから見て、監督自身が常に進歩と向上を試み、他から抜きん出ようと努力しているという印象を与えることも重要である> <自分(チーム)を何かに引き留めておくために大切なのは、自分たちが今どこに位置づけられているのか、どういう状況におかれているのかを知ることだ> <人は「がーん」と頭を殴られるような経験を経て、人生というものを学んでいくものだ> <人は同じシチュエーションに出会ったときには、記憶のなかからシチュエーションに応じた答えをたぐり寄せるものだ。だがそのためにはそれ以前に一度でも、自ら体験しておく必要がある>いかがでしたでしょうか?ひとこと、ひとことに経験を積み重ねた「人生の重み」があります。 |
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