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| No.117 | ★★★ | 2002/04/13 Sat |
ジーコの「個」を活かして勝つ ジーコ ごま書房 1998/02/10 |
メンバー一人ひとりの“心の強さ”が組織を成長させるワールドカップにちなんだサッカーについて書かれた本の第二回は、「ジーコの『個』を活かして勝つ」です。 この本の中で、ジーコは「リーダーシップ」や「組織論」を展開しています。豊富な経験と優れた実績の裏づけがあるだけに、多くの学者の同様な理論よりもはるかに説得力を持っています。 ジーコについて簡単にふれておきましょう。「白いペレ」という異名を持つジーコは、現在の鹿島アントラーズの基礎を築いた大功労者です。選手としての晩年、鹿島アントラーズの前身、住友金属に入団し、J1に昇格させました。 ちなみに「ジーコ」とは「ちび」の愛称です。ジーコは子供の頃、体が小さかったためにつけられた渾名だそうです。 【リーダーシップ】 <私はリーダーとして、チームのメンバーに「いつも勝つんだ」という意識を植えつけるように努力している。これは、リーダーの重要な役割の一つである。その目標も、一つ達成できたなら、さらに大きな目標を設定する。もともと、人生にせよ、組織にせよ、目標に限界などないはずだ> <意外に見落とされがちなことだが、部下が仕事をしやすい環境を作ってやるのも、リーダーとしてのたいせつな任務の一つだ> <どんな地味な役回りであっても、そこでの最善を尽くし、チームに貢献する部下はたいせつにしなければならない。最善を尽くすという姿勢は、ときとしてずば抜けた才能よりも多くの結果をもたらすことさえあるのだ。リーダーの役目は、部下の中からこうした素質を見つけだし、チャンスを与えてやることなのだ> <リーダーの役割は、メンバー一人ひとりの優れているところを引き出すことに尽きるといっても過言ではない> <部下を育てるために一番たいせつなことは何だろうか。私は「長所」を伸ばすことだと思う> <人が成長するためには、何が必要だろうか。ひと言でいうなら、私は「向上心」だと思う。向上心がなければ、どんな人でも現在の技術を維持するだけか、悪くすれば、どんどんレベルが落ちていくしかない。リーダーの重大な役割は部下に絶えず向上心を持たせることである>【組織論】 <一般の企業でも、社員が傲慢になって、お客さんや取引先をないがしろにすれば、やがてシッペ返しを食らうのは目に見えている。そして、傲慢さゆえの失敗があったときは、だれも助けてくれないという事態も招きかねない。「けっして傲慢になるな」というのは、どんな組織にもいえることだろう> <間違った指示にもおとなしく従う、「お人形さん」集団では、組織はぜったいに強くならない> <冒険には、失敗がつきものである。しかし、失敗を恐れるあまり、冒険できないとすれば、その組織は衰退の一途をたどることになろう> <チームの中で、花形選手だけが力を発揮していても勝利は得られない。ほんとうに強いチームとは、選手一人ひとりが最大限の力を発揮する組織のことなのだ>【チームワーク】 <チームワークとはいったい何なのか。それは、自分に与えられた仕事だけではなく、グループ全体の仕事のことを考え、必要ならば積極的に他人の仕事を手伝おうとする精神ではないかと思う。組織には、自分のことばかりでなく、他人の仕事のことまで思いやる心づかいや、つねに全体のことを考える精神が必要なのだ> <もちろん、組織にとって個人の能力はたいせつである。しかし、それ以上に勝敗を分ける大きな要因となるのは、チームワークなのだ>「プロ」の言葉に耳を傾けてみましょう。 |
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