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| No.118 | ★★★ | 2002/04/16 Tue |
セレソン ドゥンガ NHK出版 1998/04/25 |
代表のためならすべてを捧げてもいいワールドカップにちなんだサッカーについて書かれた本の第三回は、ドゥンガの「セレソン」を取り上げます。 プロフェッショナルの哲学を熱く語ります。 ドゥンガについて簡単に触れておきます。ドゥンガは元ブラジル代表のキャプテンで、イタリアセリエAのフィオレンティーナなどで活躍後、ジュビロ磐田に入団しました。 ジュビロ磐田に在籍中は、「怒れるドゥンガ」として、新聞のスポーツ欄を賑わしたことをご記憶の方もいらっしゃると思います。 タイトルになっている「セレソン」について次のように書いています。 <セレソンという言葉が我々ブラジル人に何を思い起こさせるか、日本の人が想像するのは難しいだろう。セレソン、すなわちブラジル代表> 次の言葉は傾聴に値します。 <私に言わせれば、ひとりの人間があらゆる面で誰よりも優れているということなどはあり得ない話だ。自分より知識や情報を持っている人間は必ずいる。若かろうと年配者だろうと関係なく、その人の話は聞くに値する>【プロフェッショナルとは】 <サッカーとは単にグラウンドの中でボールを蹴ることだけではない。その前に考えなければならないことは多い。サッカーは成功と失敗のゲームだ。できるだけ成功を多くし、失敗を少なくすることが鍵になる。もちろんこれはサッカーに限らない話だと思う。要するにプロフェッショナルというのは、どういう状況でも自分の仕事を遂行する人のことだと思うのだ>【プロフェッショナルに共通する要素】 <勝ちたいと強く望む意思が重要なのは、サッカーの選手だけではなく、プロフェッショナルと呼ばれるあらゆる職業においても同じなのではないかと私は思っている。たとえ素質があっても、スピリットや自己犠牲、多くの我慢を許容できなければ成功を収めるのは難しい>ドゥンガの哲学が色濃くでている部分をご紹介しましょう。 <人生には調子の良いときも悪いときもあるが、大切なのは調子の良いときに他人を軽蔑したりしないことだ。そんなことをしたら、今度は自分がうまくいかないとき、誰も手をさしのべてくれなくなる。うまくいっているときほど謙虚にならなければならない。勝ったときも負けたときも同じ人間でなくてはならない> <サッカーも人生も、あまり勝利に酔いしれている時間はない。ひとつ終われば、またすぐに次のことを考えなければならない。ブラジルには「過去は唯一、博物館の中で生きている」という格言がある> <常に勝者は敗者以上のものを、何か持っている。技量や才能が同じレベルだとしたら、その何かとは、メンタリティー、考え方しかない>ベンゲル、ジーコそしてドゥンガ―三者三様でしたが、共通していることがあります。それは、三人ともプロであり、実績に裏付けられた強い信念に支えられているということです。 この本を含めた3冊はサッカーを扱った本ですが、ビジネス書としても読めるという例として取り上げました。ご理解いただけますと光栄です。 |
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