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No.119 ★★★ 2002/04/18 Thu  スターバックス成功物語  ハワード・シュルツ+
 ドリー・ジョーンズ・ヤング 日経BP社 1998/04/27 (1)

スターバックス成功物語  ハワード・シュルツ+ドリー・ジョーンズ・ヤング 日経BP社 Pour Your Heart Into It

今回から2回にわたり「スターバックス成功物語」を取り上げます。この本の著者のひとり、ハワード・シュルツはスターバックスの会長兼CEO(最高経営責任者)です。

この本を読んで、スターバックスは「アメリカ的な企業ではない」という印象を受けました。



次の一節をご覧ください。
<1990年の初め、われわれは経営陣は社外の施設にこもり、スターバックスの価値観と信条をつぶさに見直した上でミッション・ステートメント(社訓)を起草した。われわれの狙いは、会社の目的を明確に伝える文章を作成し、この文章を土台にして、あらゆる意思決定の適不適を判断する基準を定めることにあった>
アメリカ企業の中で、「社訓」を前面に出して経営している企業はあまり聞いたことがありません。
そのミッション・ステートメントはスターバックス コーヒー ジャパンのホームページを見ますと次のように書かれています。

スターバックス ミッション宣言

スターバックスの使命は、会社として成長しながらも主義・信条において妥協せず、世界最高級のコーヒーを供給することである。

■ お互いに尊厳と威厳をもって接し、働きやすい環境をつくる

■ 事業運営上での不可欠な要素として多様性を受け入れる

■ コーヒーの調達や焙煎、新鮮なコーヒーの販売において、常に最高級のレベルを目指す

■ 顧客から心から満足するサービスを常に提供する

■ 地域社会や環境保護に積極的に貢献する

■ 将来の繁栄には利益性が不可欠であることを認識する

また、次に書かれていることも他の多くのアメリカ企業と違うところです。
<私の経験では、アメリカ企業は、人間関係や誠実さの重要性を過小評価するようになってきている。信頼できる相手と取引することが重要だという事実を、あまりに多くの人が見失ってしまったのだ。敵対関係や疎遠な関係は、ビジネスにとって必然でもなければ最善の方法でもない。パートナーや同僚が同じ目標に向かって努力し、協力してくれれば、実に多くのものが得られるのだ>
プロローグに書かれた次の言葉によっても「一味違う企業」と感じられます。
<企業が草創期の情熱と精神を失わずに大きく成長するには、利益の追求を第一とするのではなく、正しい価値観と人材を基盤とした経営が必要である。その要は真心にほかならない。私は一杯のコーヒーに真心を注いできた。スターバックスのパートナーたちも同様だ。顧客はそれを感じて必ずこたえてくれる。あなたが自分の事業、あるいは働きがいのある職場に真心を注ぐとき、人には不可能に見える夢を実現することができるのだ。そのとき、生きがいに満ちあふれた人生が開かれる>
次回は、もう少し詳しく本の内容を見ていくことにします。

スターバックス コーヒー ジャパン株式会社

Starbucks Corporation

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