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No.125 ★★☆ 2002/05/08 Wed  Eメール マーケティング  ジム・スターン+
 アンソニー・プライアー インプレス 2000/10/11

顧客は価値ある情報を待っている

125回目の書評は、「Eメール マーケティング」を取り上げます。
「Eメール マーケティング」というタイトルになっていますが、「メールマガジン マーケティング」(メルマガ マーケティング)と言い換えたほうが理解しやすいと思います。
メールマガジン(メルマガ)をパーソナライズして、一人ひとりの特性に合わせて発行し、最終的には売上そして利益に結びつけるためのノウハウが満載です。

インターネットの利用で一番多いのは、Eメールです。最近の調査でも、Eメールに最も多くの時間を割いているという報告がありました(日経ITニュース)。ちなみに私の場合は、インターネットの利用時は、自分のホ−ムページの更新に最も多くの時間を割いています。

著者はEメール(メルマガ)を使って、マーケティングを効果的に行なうには次のようなことを認識するべきであると結論づけています。
<煎じ詰めれば、結論は二つに帰着する。
第一は、個々の顧客がどんなものに興味を示すかを知るために、個々の顧客のことをよく知ること。
第二は、それらの顧客がどのようなときに、どのようにして自分に興味のあるものを見つけるのかを知ること>

時々、知らない人や業者からEメール(メルマガ)を受け取ることはないでしょうか?私は何度もあります。気がついたことがありました。私のメールアドレスをはっきりと明示しているEメール(メルマガ)(1)と不特定多数の人に宛てて発行しているために、個人の宛名が明示されていないEメール(2)の2種類です。
本書では、(1)をオプトイン(同意)したEメール(メルマガ)と呼び、(2)をスパム<パーミッションなしに送られてくる大量のEメ−ル>と呼び、区別しています。

著者は、「オプトイン(同意)したか否かの確認」が重要であるとしてこのように書いています。
<「オプトイン(同意)したか否かの確認」こそ何よりも重要である。これをうまくやり遂げることができたら、顧客とのコミュニケーションをバイラルマーケティングにまで持っていくことが可能になる。
バイラルマーケティングは、昔ながらの“口コミ”に増強剤(ステロイド)を盛ったものだ>

オプトイン(同意)したEメール(メルマガ)を使ったマーケティングは、究極の「ワン・トゥ・ワン・マーケティング」と言えます。一人ひとりの顧客特性を把握し、その特性に適したマーケティングを行い、販売するというものです。

この本は、「マーケティング」の1つのかたちを提示し、Eメール(メルマガ)が諸刃の剣にもなりうることを指摘しています。

通常の意味でのEメールを利用している人だけではなく、メルマガを発行している人(または企業の担当者)、これから発行することを考えている人(または企業の担当者)に、「メルマガの効用」を認識するために読んでいただきたい本です。翻訳はこなれていて読みやすくなっています。


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