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| No.129 | ★★★ | 2002/05/22 Wed |
マッキンゼー式世界最強の仕事術(2) イーサン・M・ラジエル 英治出版 2001/04/20 |
ビジネスの基本思考を学べ!
前回に引き続き、マッキンゼーのノウハウを学ぶことにしましょう。はじめに、次の言葉をご紹介します。 <ある元マッキンゼーEM(注:エンゲージメント・マネジャーの略。一つのチームを担当し、その日常的な仕事の責任を負う)が言ったように、「経営(マネジメント)を変えるということは、とりもなおさず、経営陣(マネジメント)を変えるという意味だってこともある> 経営者の方々は、リストラに汲々とせず、一度ご自分の経営は正しかったのか振り返ってみることが不可欠なのではないでしょうか。 【80対20の法則】 日常よく、80対20の法則が取り上げられることがあります。ご存知のように、イタリアのパレートが発見した有名な経験則です。 この法則をマッキンゼーでも大いに活用しているそうです。 著者はこのように書いています。 <80対20の法則は、経営コンサルティングの―ひいてはビジネス全般の―偉大なる真理の一つだ> <売上げの80%をブローカーの20%があげている。注文の80%が顧客の20%からの注文である> <80対20の法則はデータがすべてである。(中略)はっきり見えてくるのは問題かもしれない(もし、利益の80%が製品ラインの20%からあがっている、となれば大問題である)が、チャンスということもある。チャンスを見つけだして、それを最大限に利用しよう> マッキンゼー出身といえば、私はすぐに大前研一、トム・ピーターズ、ルイス・ガースナー(IBM会長)の3人が思い浮かびます。 この本の中で、大前研一が2カ所で触れられています。 <最近になってマッキンゼーを辞した大前研一は、経営や未来学の分野での著作が多く、日本でベストセラーになっている> <マッキンゼーのパートナーやディレクターには、その分野において国際的に知られているエキスパートが大勢いる。(中略)「経営の神様」というニックネームをもつ経営の「グル」、大前研一[すでに退社]などがその例である> マッキンゼーでは、個人ではなく、チーム単位でコンサルティングを実施するそうです。このことに関連し、チームリーダーの役割はどのようなものか述べている個所があります。 <チームのきずなは少しあるだけで大きな効果をもたらす。チームリーダーには、チームの士気に気をつけるという、それよりはるかに重要な仕事がある> 【ブレーンストーミング】 先入観にとらわれずに、アイデアを多く出すためによく使われる手法です。ブレーンストーミングを成功させる「通行規則」をご紹介します。 悪いアイデアというものはない。 ばかげた質問というものはない。 自分のベビーを殺す心の準備をしておく。 やめるときを知る。 紙に書く。 この中で、「自分のベビーを殺す心の準備をしておく」ということはわかりにくいと思いますので、補足説明します。 <どれほど優れていても、自分のアイデアがミーティング終了時にチームが出した答えからはずれている場合、それを捨てるということだ> 最後に、私が日々実感していることが書かれていましたので、それを披露して今回の書評を終了したいと思います。 <自分が真空状態のなかで作業していると感じるとき、つまり自分がより大きな企てから疎外されていると感じるとき、士気は確実に低下する。それに、いつも最新の情報を提供していれば、チームメートのほうも好意を返してくる。彼らのほうが現場で起こっていることをよく知っていることもある。情報の流れがスムーズであれば、浮上しつつある問題(またはチャンス)をいち早く見つけることができる> 関連する書評 問題解決と意思決定ケプナー・トリゴーの思考技術 |
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