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No.204 ★★★ 2004/02/23 Mon  [非常識に儲ける人々]が実践する成功ノート
 神田昌典監修/起業家大学 三笠書房 2003/05/10

[非常識に儲ける人々]が実践する成功ノート 神田昌典監修/起業家大学 三笠書房 この本は単なる能書きではない!

この言葉が、すべてを物語っていると言っても、過言ではないでしょう。 実践者だけが発しうる強烈なメッセージです。

監修者の神田昌典氏については、書評を以前に取り上げていますので、ここでは起業家大学に簡単に触れておきましょう。



<4492名以上の起業家予備軍が登録・参加している「起業家情報の専門化集団」。現場に即した高い情報提供力とノウハウには定評がある>([非常識に儲ける人]の1億円ノート 起業家大学著/主藤孝司監修 三笠書房 2004/01/30 著者紹介から)

起業家大学の4人の共同執筆者が名を連ねています。その4人とは、佐藤昌弘(さとう・まさひろ)氏園 幸朔(その・こうさく)氏主藤孝司(すどう・こうじ)氏後藤康之(ごとう・やすゆき)氏です。

では、価値の高い中身をご一緒に見ていくことにしましょう!この本は、著者たちの実践と大きな成果に基づいて書かれています。文章は具体的で、分かりやすい表現が使われていますが、内容はタイトル通り一見すると[非常識]なものばかりです。しかし、逆説的に言えば、成功者たちはその[非常識]に見えることを実践し、成果を上げています。

成功するためには「自分を変えなくてはいけない」とよく言われます。しかし、彼らはそのようなことは言いません。

<成功する人というのは「自分を変えなくてはいけない」とあせったりしない。では、どうするか。簡単に言えば「やり方を変える」のである。自分は変わらなくていい。今の自分のままで成功できるのだと知る。自分が今まで培ったスキルを、違うやり方で生かしてやる>

成功する人と凡人との差は何か? だれでも知りたいことでしょう。起業家大学はこう述べています。

普通の人が見えないものを見る。気づく。これができればもう、80%成功したと言ってもいいだろう>

成功者たちが異口同音に述べていることがあります。それは、「願望を書き出し、一日に何度も眺めなさい」というものです。これはアファーメーションと言われるものと本質的には同じです。

<アファーメーションというのは、本来は「自分を肯定する言葉をくりかえして言う」ことだが、自己確認と思ってもいい>

ここで面白い例をご紹介しましょう。起業家大学の主力メンバーの後藤康之氏が代表を務めるダイアログジャパンが提供している「アファメーションメール(特許出願中)」(現在では「夢をかなえる不思議なメール『夢メル』」)というものです。

これは、PCでも携帯電話でも登録料・利用料無料で、<毎朝自分のメールボックスに届くようにしておくと、たえず自分の目標をブラさないための確認作業ができる>ものです。ためしに登録してみてはいかがですか?

話を戻しましょう。起業家大学はこう言っています。

「私はこうなる」「年収はこうなりたい」といった願望を書くことだ。(中略)自分の描く将来の姿を明確にすることで、動機づけが行なわれる。それこそが成功への道なのだ!>

やりたいことをやって、不自由なく生活できたらいいのだがと思っても、できるはずがないと諦めてしまうのが普通です。先に成功するためには願望を書くことであると起業家大学の考え方をご紹介しました。しかし、実はその前にやらなくてはならないことがあると起業家大学は述べています。それは―。

<「やりたいこと」ばかりを優先して考えると、その楽しい側面にばかり頭が行って、自分にとって実はとても嫌なことというのが、見えなくなってしまう人がほとんどなのだ。つまり潜在的に自分の中にある「やいたくないこと」に気づけない。>

では、どうするか?

<徹底的に「やりたくないこと」を書き出してみよう。書き出しても、一度で納得しないこと。今「これでよし」と思っても、しばらく時間がたてば、もっと真実が「見えて」くるかもしれない。検証は何度でもとことんいく>

さらに、非常に重要なことを披露しています。
成功者の使命ミッションには必ず「儲ける」という文字が存在するというのです。

<どんなミッションを掲げていても、大切なことは「儲ける」という発想だ。儲けるという発想がなければ絶対に成功できない>

さらに、

<成功できる人と成功できない人との間には、この「儲ける」という概念に大きな違いがある。成功する人は、共通してここを外していない。常に「儲ける」をものごとの中心に置いているからだ>

私と成功者との違いは、ここにあると納得したことは次のことです。

儲ける人間はうさん臭いところで学んだものを、一般大衆が好む安心、有名、明快なメカニズムに組み込むのが上手だ

この本を読んで実践していることがあります。やり方がうまくないためか、必ずしも効果が上がっているとは確認できませんが...
それはエモーショナルマーケティング手法を用いたものです。エモーショナルというのは、

<「情緒的」といった意味だが、簡単に言ってしまえば“感情”に訴えるマーケティング。感情を揺り動かすフレーズやキーワードで、消費者の“琴線”に触れる戦略だ>

具体的には、広告の

<周囲を点線で囲むというのは効果が高い。これは、WEBサイトのバナー広告でも同じことが言えるのだが、実線でなく点線にするだけでエモーショナル効果が高くなる>
というものです。

WEBサイトを運営していましたら、試してみてください。情報の収集・発信には大いに関心を持っています。情報収集に関してよく言われることは「情報の取捨選択」ですが、これは言うは易く行いは難しです。ついあれもこれもと集めすぎることになりがちです。そうならないためには「選択と集中」が不可欠となります。

起業家大学はこう教えています。

<自分が何を求めているかが分かっていれば、流れ込んでくる情報から、必要な情報だけを取捨選択できるのだ>

情報収集に関連した内容を見ますと、<1度に3冊の本を読む>というアイデアを披露しています。

<情報収集という点でも、並列処理は効果的だ。たとえば、前に複数の新聞を読むことをお勧めしたが、本の場合も一冊一冊読んでいくのではなく、同時に3冊とか、4冊読んでいく方法がいい>

上記の方法は私も長年続けてきたことですから、すんなりと受け入れることができました。では、なぜその方法がいいのでしょうか?

<とにかくマルチな作業ができる環境をつくる。(中略)一つの仕事を終えても、頭を閉じてしまわないこと。常に頭を解放しておくことで、次々にアイデアが浮かんで来る。多忙な人ほど並列処理を余儀なくされるからこそ、どんどん賢くなっていくのである>

商売をする上で非常に大切なことが書かれています。それは入金の確認です。詳しく見ていくことにしましょう。

<とにかくまず入金だ。最もダメなのは、売れるか売れないのか判断もつかない段階で、セット物とかシリーズ物にして売ろうとするビジネス。たとえば36本セットで売りたいなら最初は6本セットで売っていく。残りは動きを見てからつくってもいいということをお忘れなく>

最後に、起業が成功した後、どのようにして事業を継続していくかという問題があります。もっともこの段階に至る人は多くはないですが。でも、不可能ではありません。それには「自化」が必要になってくるということです。「自動化」の間違いではありません。

<起業が成功したとして、そこから大儲けと言えるほどに発展させるためには「自化」が必要になってくる。(中略) 「自働化」とは、あなた以外の人に動いてもらうことだ。あえて人偏のつく「働」を用いているのはこういう意味だ。(中略)「人に動いてもらって儲ける」ために絶対必要なのは、キャッチフレーズとマニュアルである。キャッチフレーズとは、ちょっと難しく言えば、経営者の意思、企業文化をきちんと伝えるということ。そして、それに即したマニュアルがあれば現場はちゃんと動いてくれる。マニュアルは「印刷物」ばかりと思わないこと>

いかがでしたでしょうか? 奇抜なタイトルとは裏腹に、逆説的に、商売の本質に迫っている本であることがお分かりいただけましたでしょうか?

書評を書くに当たり、再度読み直してみて、再発見したことがいくつかありました。やれることは即座にやってみようと思いました。

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