佐渡の風景 |
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佐渡牛の遊ぶ小佐渡の山稜 |
小佐渡の分水嶺に沿って「広域林道」という山道が走っている。 彼岸の頃、この道を通って小佐渡の山稜を北上し、柿野浦、東鵜島、岩首など海沿いの集落に下ってみた。 国中平野に目をやれば両津の港の沖に碇泊する汽船が見え海に転ずれば越の山々が展開している。 なんと良い眺めだ。 低空に一羽の鳶が国中から吹き上げる風に向かってホバリングしている。そして草原には、黒い佐渡牛がそれぞれに草をはんでいる。 林道を車で走ったのは小佐渡海側の零細金鉱山の跡を調査するため、調査と言っても短い時間で山中の坑口を探すわけにはいかないので、柿の浦、東鵜島、岩首などという村落の老人達を探して聞き取りをした。 この三つの村落は、国中平野の新穂村から、山を越えて海へ続く古道「清水寺(せいすいじ)街道」の終点である。 明治の末期に県道が造られてからも、海辺の人々はこの古道を通って国中の村々の市にやってきていたが、この街道も今は草木に紛れて判らなくなっている。 新穂(瀧澤)鉱山は、佐渡でも西三川の砂金鉱山や鶴子鉱山などと争う古い金山、鶴子から相川と金銀の鉱脈に対する大規模なアプローチが行われると同時に、この小佐渡中央の地域についても探査と採掘が行われた。この鉱山を始めとして、街道沿いに幾つかの金鉱山があり、明治に至っても時折試掘が繰り返されていたらしい。 東鵜島の90歳を越えた古老は、背後の高みの辺りに自分の親達が掘っていた木金山鉱山の記憶について話してくれた。「金が薄くてダメだっちゃ」金の含有比率が低くて商売にならなかったということ。 佐渡出身の北一輝が政治活動資金調達のために鉱山の試掘を行い、やはり敗退した・・との逸話(彼の実弟、北怜吉の著作より)はこの木金山である。 |
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雪の大佐渡山脈 |
冬に島を訪れると、大佐渡の山脈はいつも雪をかむってそこにある。別に出迎えてくれるわけではないし、知らん顔するわけでもない。 只、いつも静かに居て安心させてくれる。 吹雪く日は、町中でも横殴りの雪が顔を射して、屈んで歩く他はない。そんな日は空全体がくすんで、山々が見えるわけはない。大佐渡の山々が見える日はいつも快晴、安心させてくれる筈である。 写真は、南線を走る定期バスの車窓から撮影している。 |
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真野町の街路から山を望む |
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真野町は新潟からのフェリーが着く両津の港と反対側の入り江に沿った町である。町の外れには曽我ひとみさんの家もある。 この写真は2月だが、例年より雪は少ないようだ、日陰には溶け忘れた雪だまりはあるが、もうそこに春が・・という感じである。 町外れのバス停で両津行きの定期バスを待つ間、街路にたって山を眺めてみた。防寒着のお婆ちゃんは、知らない人である。 |
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佐渡汽船、おおさど丸の舳先は開閉する |
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島に渡ったことの無いひとは、どんな船に乗るのかと思うだろう。 写真が新潟港と両津港を結ぶ、佐渡汽船のおおさど丸、この航路の他に、直江津<>小木の航路もある。 新潟、両津はこの船に自動車を乗せて2時間半も掛かる、 舳先が開閉するのは多量の自動車を船体収容するため、他にジェット・ホイルで40分という手段もあるが、風間は島で足がないと探訪できないため、2時間半を辛抱する。 人は二等、特二等、一等、特等と待遇の大きく異なる席が用意されている。犬には500円の犬席が用意されている、甲板に檻があるだけだが、新しいシーツを敷いて貰える。 この甲板は犬好きの溜まり場となり、余所の猛犬をからかって時間を過ごせる。 |
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宿根木の博物館 |
佐渡に裂織り(さきおり)という機織物がある。古布を裂いて紐状にしてこれ横糸にして織る、佐渡の人々が貧困の中で考案した防寒の衣服。 この博物館には、この裂織りを始めとして農機具、船道具、生活用具、玩具、仏具など近世から近代に受け継がれた生活の道具が多数収集展示されている。ここは廃校となった小学校、教室がそのまま展示室となっている。 この博物館に小木の青楼の遊女達のプロマイトが展示してある。今ならモー娘?のようにあどけない子が客を取っていたのか!。 小木は北前船の寄港地、関西から日本海の海沿いの町々を伝って北海道まで行く和船が、風待ちをした港であった。 この博物館の隣に和船の実物大レプリカが展示してある。 風間はこの博物館に来るたびに催して便秘が治ってしまう。埃が便秘の薬らしい。 |
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