2月11日(火)二日目
朝起きて、顔でも洗おうと思ったらタオルを持ってくるのを忘れていたことに気づいた。仕方がないので売店で洗顔セットを買った。さすが俺、タオル一枚持ってきてなかったとは杜撰そのものだ。 朝の甲板に出て瀬戸内海をみる。ううむ、肌寒い。朝だからか。それとも冬だからか。(冬の朝だからです) 寝台に戻り、地図を見た。俺の平均移動速度である時速10キロ(遅くてすいませんね)で走るとすると、宿のありそうな街である萩市(山口県)に到着するのは夜。夜に宿を探すのはめんどいなあ。そうだ、夜中も走り続ければ、出雲に昼ごろ著くぞ。そうしよう。と決めた。決めなきゃよかったのに(後世の俺の証言)。 8時10分。俺のいるD甲板には大きいトラック(後ろと前が切り離されるやつ)ばかりがあって、それらの排気ガスがすごくて、オートバイの人はヘルメットをかぶって、俺はヘルメットなど持たないのでタオルを口にあて、トラックが合体して出ていくのを待っていた。最後に載りこんだのに、降りるときも最後だったのだ。 | ![]() |
1時間ばかり走って、関門トンネルを通って9時半まえに本州に再上陸。小雪が舞い散り、とても風が強い。 R191をちんたらとすすむ。 東行終焉の地を発見し、東行(高杉晋作ですね)を好もしく思う俺は、その碑の写真を撮り感慨にひたった。前年の夏に東行の墓へは行ったので、あとは生誕の地か。どこだ。(萩とかじゃねえのか) まっすぐな道ぞいにあった薬局に寄った。夜通し走ると眠く、ガムなんかでは目が覚めないので目薬でシャキッとしようと思ったのだ。 | ![]() |
さて、それからが苦しかった。なんとも強風。どのくらい強風なのかというと、消波ブロックにあたって飛び散った波しぶきのせいで、絶えず眼鏡を拭かなければならないほどだった。平地なのに自転車を降りて押して歩かなきゃ危ないくらい強風だった。乗っていたら風に飛ばされそうになるのだ。俺は飛ばされてもいいのだが、自動車の人に迷惑だからね。 プチ民俗。そういえば、このあたりの道ばたで庚申塚をよく見かけた。太いしめ縄をまいていて、木の棒に紙垂をつけた幣帛のようなものを添えている。 | ![]() |
常軌を逸した風のせいで、思ったよりも自転車を押す時間が長く、ひどくペースは遅かった。時速10キロ以下だ。 いろいろと、かんがえる。 | ![]() |
そういや、三桁国道(○○○号線)は良い道が少ない気がする。かといって一桁国道は車がガンガン通るしなあ。 ラジオによると、翌日の天気は「雪ときどき雷」。既に、ときおり夜空がフラッシュしている。しかし、目標をたてた以上は、そこまで進まなければならない俺なのだった。 23時にようやく島根県に入った。しかし出雲市は島根県のまんなかへんにあるので、まだずいぶん先だ。 出費 |