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高速道路の星、が・・・・ ローマ市街地を取り囲むように環状線の高速道路GRA (Grande Raccordo Anulare)が走っており、合計で33のインターチェンジがある。23番のAppiaから乗って北上し、13番のTiburtinaまで行ってから一般道でティボリを目指すことにする。右側からの流入は慣れないものの、思い切ってアクセルを踏み込む。左ハンドルなので当然視認性はよい。普段日本で左ハンドルの車で流入するより楽かも?とふと思う。車線は三つあって、始めは遠慮がちに一番右側の走行車線をゆっくり進む。 車線上には明らかなヒエラルキーが存在していて、貧乏人の乗る遅い車は一番右に追いやられている。ポンコツ一歩手前のやつや、2CVやチンクエのような早く走りたくても走れない車が多い。特にチンクエにいたっては動かざること山の如し、腕を出し「行け行け」の追い抜きのお許しを賜りつつイタリア国粋主義の塊に敬意を表しつつ謹んで追い抜かせていただくのだ。 普通の車は真中の車線を走り、高級な車は一番左側を走り、とにかく急いでいる車は縦横無尽に車線変更しながら走るというルールのようだ。予想していたより流れは速くなく、調子に乗って一番左側の車線を流していると、背後からけたたましいサイレンとともにアルファ155のパトカーがハイビームで迫ってくる。
「周りの流れに乗って運転してるのにスピード違反かよ!外国でキップ切られるのかなあ?言葉通じるかなあ?罰金どうやって払ったらいいんだろう?日本に帰れるよな?・・・」 などと頭の中の走馬灯フル回転で冷や汗かきつつスローダウン。バックミラーを見ると、助手席から警官が手に小さな標識のようなものを振りかざして窓から身を乗り出しているではないですか、しかもパッシングしながら。 ついに観念する時がきたか、と思ったその時、そのパトカーは猛スピードで隣に車線変更し、そのまま走り去っていってしまったのでした。あとでよくよく調べてみるに、真中の車線で120キロ、左側の車線に至っては150キロ(!)が標準速度のようなので、あれは「邪魔だ、どけどけ!」のサインだったのだろう。運転が荒いのはパトカーでも一緒なのですね。いきなり挨拶代わりにきっついの一発お見舞いされ(しかもパトカーに)唖然とするも、そのあとは順調に北上する。
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