
六門世界。某海。某海岸。某砂浜。
駆け落ちの約束をした「緑の風の王」と「珊瑚の王女」がいます。
「王様!お会いしとうございました。」
「私もだよ、王女。しかし王宮を抜け出して大丈夫なのかね?」
「ええ。婚約者の『七つの海の王子』は子供だし、人魚なのに足があるんですもの。
その点、王様はエルフっていう野菜臭そうな田舎っぽいイメージを差し引いても
三百とんで六歳の大人(老人)だし、なににもまして美形だわ!」
「うむ。そなたもウロコがあるしエラ呼吸してそうな感じで魚臭いが、
とにもかくにも、顔だけは美しい!私はそなたのそんな所(顔)に惹かれたのだ。
さぁ、行こう。二人の愛(哀)の逃避行だ!
」
「あぁ。嬉しゅうございます。」
パララパラパラ〜
古典的な音を鳴らし、ギルマンの集団が現れました。
「おうおう、見せつけてくれるな。お二人さんよォ。俺達も混ぜてくれねぇか?」
「ま、待て!彼女を好きにしていいから私は見逃してくれ!」
「何いってんのよ王様!こーゆー時は男が犠牲になって女を逃がすのが普通でしょ!」
「フッ自慢じゃないが私は戦闘が苦手なのだ。しかも壁(ひでえ)になる部下もいないし
手札にスペルもない!一体なにをどーしろというのだね?」
「それって威張って言うこと?」
「なにゴチャゴチャいってやがる!野郎どもやっちまえ!」
『そこまでだ!!』
どこからともなく、謎の一団が現れました。
「儀式スペルのお友達。ドリル頭(?)のナイスガイ!アクアマリン・タワー!」
「六属性を支配する。最強無敵のコンボマスター!(エラッタ)アクアマリン・シェル!」
「儀式対抗の切り札。回転ジェットで空を飛ぶ!(妄想)アクアマリン・バックラー!」
「地上絵なんか要らないぜ!(傲慢)リベンジ苦手な、アクアマリン・ジェリー!」
「チャームポイント白い骨!固い壁(だけ)だぜ。アクアマリン・ウーズ!」
「使えないって言わないで!(使えない)アクアマリン・アネモネ!」
『海の平和を守るため、海洋戦隊アクアマリンズ。ここに参上!!』
原理は不明ですが、背後で花火が炸裂します。
「なんだぁ?てめぇらは。」
「黙れ!海の平和を乱すギルマンども。日本語に略してエラ男ども!
貴様らのような連中は海にいるだけで悪なのだ!しかし、今なら許してやるぞエラ男!
出血大サービスだエラ男!何をしているエラ男!とっとと消えろエラ男!」
「てめぇ・・・人種(?)差別しやがって!まず、人魚から血祭りだ!やっちまえ!」
「あ〜れ〜(緊迫感なし)」
「まてぃ!」「させるかぁ!」「やらせはせん!」「ちぇすとー!」
ウーズ、シェル、バックラー、ジェリーが王女の前に割り込みました。
「ぐはぁっ!」「ぐふっ!」「げほっ!」「うわらば!」
個性的な断末魔を遺し、捨て山へ移動します。
「まさか、我らのディフェンダーアタックを止めるとは・・・しかし、もう仲間はおらんぞ!
貴様の負けだ!」
「フッ。そいつらはタダの壁だ。時間を稼ぐためのな。」
「・・・それって悪役のセリフだぞ?」
ふと気づくとガーゴイルを始めとする魔法生物が後方に控えている。
「時給900円で雇った、魔法生物のみなさんだ。そして見よ!
我が究極奥義、アクアママリン・スーパーミラクルキャノン!」
アクアマリン・タワーが両手を振り上げ天を仰ぎ(どうやって?)呪文を唱えます。
すると、天空から一条の光が降り注ぎ、その光の中に巨大な投石機が浮かび上がりました !
「ま・・・まさか、マジック・カタパルト!?」
「アクアマリン・スーパーミラクルキャノンだ!!
愚か者め FIRE!」
事情を察し、逃げようとする魔法生物のみなさん(時給900円)をとっ捕まえて、
ギルマン達に投げつけるカタパルト。あたりは阿鼻叫喚の渦と化しました。
「ひ・・・ひでぇ。(バタッ)」
「さぁ、王女さま。お怪我はありませんか?」
「ありがとう。助かりました。私はもう王宮に帰ります。」
「それがよいでしょう。それでは、お送りいたします。」
「ちょっと待てぇ!私もたすけてくれ!」
王様が生き残りのギルマンに囲まれて、控えめにいって絶体絶命です。
「・・・なんで?」
「なんでじゃない!襲われているんだ!」
「だって、そこ陸じゃん。俺達は海の平和を守ってんだぜ?何、勘違いしてんだよ。」
「ああ王様。私はいつでも貴方の御無事を祈っております・・・。ではさようなら。」
「なんじゃそらー!」
今日も(仲間を犠牲に)海の平和を守ったアクアマリンズ。
スミっこで出番のないアネモネが泣いてるぞ!
後ろがなんか騒がしいが気にするな!
ゆけ!海洋戦隊アクアマリンズ!戦え!海洋戦隊アクアマリンズ!!