P THE MEN WHO HAVE ENDED
P終わっている男達
P第36回
ゴードン・ザ・アーシアン



 「こうなったらおまえだけでも守る!!」

 ショーターは戦っていた。

 そして戦況は思わしくなかった。

 「おまえを戦場に送りはしないぞ歌姫、俺の手の中で安らいでいろ。」

 ショーターの手札には歌姫があった。

 最も安全と思われる場所で歌姫が眠っている。

 「フッフッフ、何か勘違いしてるんじゃないか?ショーター!」

 ショーターの対戦相手が口を開く。

 カース第3の刺客、地を統べるゴードンだ。

 「シュリーカー自爆!サボテンマンだ!!」

 そしてサボテンマンが死亡。

 ダイスは3だ。

 ゴードンがショーターの手札を素早く3枚抜く。

 その中には歌姫が・・・

 「こんな所に隠していたか。」

 ゴードンがニヤリと笑う。

 「ああ、2人目までも・・・歌姫・・・」

 最も安全であったはずの手札からあっさりと歌姫が落とされた。


 ショーターは前のターンに『シークレットヘブン』を使っていた。

 本陣は判っている、歌姫ではない。

 1人目の歌姫は戦場にて果てた。

 2人目の歌姫は手札から落ちた。

 そう、3体目は判っている、山札だ!

 あと一枚の山札に眠っているのだ。

 ショーターは気付いた。

 これ以上の安全な場所はないと。

 ショーターは手札を使うのを止めた。

 (これで安心だ)

 カードを使わなければ山札から引くこともない。

 (歌姫がやられる所を見なくて済む。)

 そして・・・

 シュリーカーが本陣に攻めてきた。

 何を喚んでも同じだ・・・

 (この身が果てようとも、歌姫を守る!)

 しかし、それはショーターが予想もしなかった展開だった。

 「シュリーカー自爆!!セニョリータサボテンだ!!」

 !!

 もう、ダイスを振るまでもなかった・・・

 そう、山札は一枚・・・

 ショーターは憑かれたように山札をめくった・・・

 最後の歌姫が落とされた。

 「ああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!

 あたりに絶叫が響いた


第36回 完
P第37回

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