P THE MEN WHO HAVE ENDED
P終わっている男達
P第46回
BLACK



 「あんた・・・」

 男が突然声を掛けてきた。

 目だけをその方向に向ける。

 男が続けた。

 「レアリティマーク、黒だよ。」

 その言葉で私は自分のカードに目を向ける。

 !!

 ホントだ、黒い、確かに黒い、こりゃ黒い。

 ・・・ああぁぁぁぁ・・・コレクターを名乗っている俺のカードが黒いなんて、他のコレクターに顔向けできない、恥ずかしい、申し訳ない、消えてしまいたい・・・

 俺は迷いもせずそれらのカードを破り捨てた。

 これでいい。

 荒い息をしている俺の横でその男は言った。

 「黒ってなんだ・・・」


第46回 完
P第47回

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