

3枚の矢
喜一:おまえ達!!いつまでもくだらない喧嘩をしているんじゃない。たった3人の兄弟じゃないか、なぜもっと協力しあえない
康平:だって父さん、和人が俺のフェンリルを勝手にトレードに出したんだ!
和人:いいじゃんか、フェンリルが黒い翼の天使になったんだから、初版じゃないけどさ・・・
敬一:和人、康平、カードは全て長兄である俺の物だ、勝手にトレードなど許さんと言ったはずだ
和人:敬一兄さん・・・悪いけど兄さんのトレードは下手すぎて見てられないんだよ
敬一:何だと和人・・・馬鹿デックしか作れないお前がそんな口を利けるのか?
康平:和人の言うとおりだよ兄さん、兄さんのデックは強そうだけど一回戦を突破したこと無いじゃないか、僕は三回戦まで行った事があるんだよ、兄さんは知らないだろうけどね
敬一:康平・・・そういえばお前、クラブは引けるようになったのか?当てない記録をどこまで更新するつもりだ?
康平:い、今はそんなこと関係ないじゃないか
喜一:止めないか・・・見苦しい、天国で母さんが泣いてるぞ・・・おまえ達、これを見ろ
康平:・・・テルブレットの矢?
喜一:そうだ康平、このカードを破って見ろ
康平:・・・父さん・・・エイッ!破ったよ・・・
喜一:和人、このカードを破って見ろ
和人:さっきと同じじゃないか、悪いけど僕の方が腕力はあるよ
喜一:破って見ろ
和人:わかったよ・・・エイッ!・・・エイッ!・・・エイッ!!ほら、父さん
喜一:今度は敬一これを破れ
敬一:・・・同じ事を何度も・・・
喜一:さあ早く・・・
敬一:エイッ!・・・エイッ!エイッ!
和人:破れないの兄さん?鈍ったんじゃないの?貸して・・・エイッ!あれ?
康平:俺が・・・エイッ!・・・破れない・・・父さん何故?
喜一:よく見てみろ
康平:??・・・あっ!重なってる・・・
和人:ホントだ・・・ゾルドイルの矢とシャンバーの矢がテルブレットの矢の後ろに・・・
敬一:父さん・・・これは・・・まさか!
喜一:そうだ、一枚では破れても、二枚になると難しく、三枚では破れない・・・おまえ達も一人一人では頂点に立つことはできない、しかし三人ならどうだ?
敬一:・・・わかったよ父さん、俺達一人一人の力、それを合わせれば・・・誰にも負けない、そしてモンコレでは負けない者が勝つ。そういうことだね?
喜一:そうだ、おまえ達自身の力を合わせて勝ち上がってこい!
三人:父さん!
俺達はやってきた・・・大会に。
父親の遺言とも言える言葉を胸に、たった三人の兄弟・・・全力で勝ち上がる!
ふっ・・・ギャラリーが集まってきた
まぁ俺達に目を付けたのだ、いいセンスをしているな
ん?ジャッジが来たか
君たちも見たいのか・・・俺達の戦いを
見るがいい、我ら平井三兄弟の力!!
「兄さん、サキュバス召還だ!」
「おう、ワイトもつけてやるぜ」
「ブラウニーズを忘れてるよ」
「・・・君たち・・・失格ね」
なぜ!?
第70回 完