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§ あえのこと § |
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石川県奥の土地法の農家で行われる田の神祭りである。 旧家の当主が肩衣を着けて苗代田から田の神を座敷に迎え、風呂に案内しご馳走の膳を勧め、目に見えない田の神をいるがごとくに接待する。神座に粳(うるち)の種俵1俵と松、二股大根を並べ、箸も料理も二膳だす。 田の神は目が不自由だとされ、料理について主人がいちいち説明する。一時間ほど後膳を下げ、家族一同が台所でお下がりをいただく。翌年の二月二日にも同様の祭りを行い、田の神を送る。 この行事は、その年の稲作終了に当たって収穫を感謝し、さらに翌年の豊作を祈願する祭りであるが、稲の収穫を神にささげて充分に味わっていただき、自分たちも共食して満腹の喜びに浸るという、飽食(アキグイ)の祭りでもある。 |
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