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§ 除夜(大晦日) § |
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大晦日の夜は年の境目で、年越し・大年(おおとし)・除夜などという。家々で神棚や、新たに特設した年棚に神酒(みき)や餅その他の供物を供え、年(歳)神を迎えるために、身を清め終夜眠らずに過ごすのが古い慣わしであった。 年神は歳徳神(としとくじん)ともいい、農作の神や祖先神などとされている。 平安時代には7月の盂蘭盆のように、大晦日には魂(たま)祭りを行った。 江戸時代の「日本歳時記」は、除夜には礼服を着、酒食を先祖の霊に供えて、一家そろって酒食をとり、その年のたがいの無事を喜びつつ「旧を送り、新を迎うべし」と述べている。 この夜、24時を期して各地の寺々がつきならす除夜の鐘は、仏教で言う人間の百八の煩悩を一つ一つ消し去るといわれる。この百八の鐘の音の由来は、仏教儀式で、弱く五十四声打って、強く五十四声打って、合わせて百八声打つことからきている。 宋の時代の頃から始まった儀式と伝えられる。また、一年が十二ヶ月と二十四気節、七十二候をすべて合計した数字であるからともいわれる。後世、これが百八の煩悩の数に結びついたと考えられる。 除夜の鐘とともに、初詣でにでかける。かっては氏神に参籠(さんろう)する風習もあった。年籠(としごもり)といって、一度参拝を済ませた後、社頭で元日を向かえて再度参拝する。これを二年参りと呼んでいる。 神社のかがり火の火をうけて持ち帰り、元旦の清浄な火種にする風習では、植物のオケラをまじえてかがり火をたく京都の八坂神社の白朮(おけら)参りが著名である。 |
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