はてな旅日記


 旅の生活

 はてなは、日本全国、放浪の旅をしている。

 一口に旅公演と言っても、長期短期いろいろある。また公演だけでなく、打ち合わせや会議、取材の旅って言うやつもある。

 泊まるところはたいがいビジネスホテルだが、結構当たりはずれがあるものだ。設備は豪華だけど、愛想が悪かったり、部屋は古いけど、人の感じがよくて、また来たいなと思ったり。旅の宿は、ホッとくつろぎたい。次の日の公演を成功させる大切な場所だ。

 いろんな人と話していて、決まって受ける質問が、どこから仕事が来るんですか?と言うもの。ウーム、しばし詰まって、それは学校とか児童館とかおやこ劇場とかいろいろで・・・、一番多いのは口コミです、などと適当に言うが、つくづく我々の仕事は世の中に知られていない。本当にひっそりと、こっそりと行われている、と実感する。

 さらに驚くのは、さんざんいろんな話をしたあとに、ところで皆さん、お仕事は何をしているんですか?というもの。いや、だから…、これが仕事なんですけど…。本当にこんなことは、仕事とは、思われないのだ。まぁ、ただ遊んでるだけって、見えるのかも。

 本当にそうだから無理もないけど。


 果たしてけん玉大会は?

 最近の目玉は、終演後のけん玉大会だ。大会と言っても何も賞品はない。ショーで使った世界のけん玉20個のほかに、約60個のけん玉で子どもたちと遊ぶ。

 出来ても出来なくてもさわるだけでもいいのだが、小さい子が多いと20分ぐらいですぐ終わる。けん玉は見るとやるのとでは大違い。見た目以上に難しいので、小さい子はすぐ飽きてしまう。しかし、小学生が多いと、1時間以上続く。初めて手にした子でも、高学年になると、大皿のせから始まって、もしかめ、とめけん、飛行機までは、案外出来るのである。

 私は、時間的制約がない限り、子どもの方が飽きるまで、やめない。自分が飽きるまでやりきることによって、飛躍的にその子の能力が伸びるからだ。特に飛行機という技は、見た目の難しさもあって、出来たときの喜びは格別。もうけん玉のとりこである。

 かくして私は、1時間のショーのあと、2時間以上も付き合うはめになるのであった。


 おきらくDEショーの1場面




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