神内威(じんない たけし)
『火消し』と呼ばれる。青石剣を持つ。『奴等』との戦いを運命とし、転生を繰り返す。最初の名前はアウル・マシヤ。長老の剣に触れた時から戦いの宿命を背負う。その剣が役目を終え消えるまで、彼に安息は無い。この時代では古本屋を営んでいる。がっしりした体格の美丈夫。体育会系な外見に関わらず意外と読書家。数ヶ国語が話せる。ネクタイはサギリの趣味にまかせっきりらしい。コーヒーはキリマンジェロが好み。
サギリ
『道標』(どうひょう)と呼ばれる。『奴等』との戦いの為に転生を繰り返す。前世の記憶をすべて持つ唯一の人。『火消し』の仲間を探し出し、戦いに導くのが役目。予言の力がある。この時代では骨董屋の店主。その店の奥に『火消し』が戦いに赴く為の部屋がある。神内との出会いと別れは「閉ざされた瞳」に詳しい。
木波マサト(きなみ まさと)
青の退魔師。その霊力で『奴等』を倒す。神内と共に転生する。呪いに寄り少年の姿のままで長い時を生きる定め。幾つかの人格を持ち、適宜に入れ替わる。青い服が好きで甘い物が好き。
狩野幸彦(かのう ゆきひこ)
夢狩人。夢を操る力を持つ。佐原の村の当主の血筋。『奴等』をあざむく為、名前を変え、幼少時から神内の元で育つ。本人はその事を知らずに育つ。引っ込み思案の青年だったが、竹生との出会いの中で戦いと使命に目覚め、成長していく。(「燃える指」)
カヅキ
火消しの仲間。転生を繰り返す。『奴等』を滅する銀色の身体を持つ。前世の記憶はほとんどないが、カナ(加奈子)との出会いと別れの記憶だけは覚えている。仲間思いの優しい青年。
久須美加奈子(くすみ かなこ)
カヅキの銀色の身体を癒せる人物。カナと呼ばれる。和樹の母親。一度はその運命から逃れようとするが・・それは形を変えて彼女に再び戻って来る事になる。後に朱雀の献身に心を開く。
久須美和樹(くすみ かずき)
カヅキと加奈子の子。普通の人の目には見えない銀の身体を持つ少年。内向的な性格だが、母子二人で育ったせいか芯はしっかりした少年。マサトを慕う。幸彦や間人と仲良くなる。ゲームが好きだったが、白露との出会いで(?)料理に目覚める。『奴等』を滅する力故に狙われる。(「金糸雀は二度鳴く」)
竹生(たけお)
幸彦を守る”盾”と呼ばれる集団の長。風を操る力を持つ。風になびく長髪、長身と人並みはずれた美貌を持ち、道を歩けば老若男女が振り返る。だが本人はそれに無頓着。その運命は過酷であり、やがて人でなくなる。作者に一番気にいられた為に、その行く末は更に過酷になっていった傾向がある・・らしい。本名は鷹夜(たかや)。愛刀は神星(しんせい)
三峰(みつみね)
幸彦の盾の一人。竹生の組の者。竹生の弟。兄に劣らぬ美貌の持ち主。温厚な性格で人々に慕われる。竹生といる時は影に徹していたが彼に次ぐ高い戦闘力を持つ。後に村の長と盾の長になるが、不治の病に冒され、言い伝えに従い山へ登る。間人との絆は深く、それが後に村を支える事になる。本名は誠志郎。愛刀は冴枝丸(さえだまる)。
火高(ひだか)
幸彦の盾の一人。竹生の組の者。寡黙な強力の者。三峰の良き同僚。後に奥座敷の番人として君臨する。彼を押しのけて侵入出来た者はいない。
セバスチャン・メルモス
壁の管理者。ピアノ教師。彼とアナトールの出会いと確執が十五年続く戦いへの予兆となっていく。恵美子と深い絆があるが、それは隠されていた。
神津恵美子(こうづ えみこ)
壁の管理者の一族の娘。セバスチャンと暮らす。伯母の意思は知ってはいても、力に目覚める事にないままの自分に悩む。
神津初子(こうづ はつこ)
壁の管理者。恵美子の伯母。一族の最後の役目を担う者。時の流れの中で忘れられた役目を復活する為、姪の恵美子に期待をかける。
アナトール
魔に魅入られし者。異人となり、かつての師のセバスチャンと対決する。最後は火口に身を投じたはずだが・・
藤堂(とうどう)
先代の盾の一人。佐原の家のまとめ役。間人の義父。竹生と三峰の父義豊(よしとよ)が自分より優れていた為に、彼を恨んでいた。
臥雲(がうん)
佐原の一族の長老。村の長(おさ)。三峰に長の役目をゆずった後も、なかなか楽隠居とは言えない事ばかり続く気の毒な老人。今の悩みは自分の講義から逃げ出す間人をどうやって机の前に座らせておくか。
間人(はしひと)
盾の家の者。飛び級で盾になるほど優秀だった為に、幸彦の結界となる。 素直で明るい美少年。見た目は華奢だが、戦闘力は高い。義父の咎により仲間より排斥される。それを救ってくれた三峰を慕う。後に本当の出自が明らかになる。様々な試練を受けるが、寒露の支えを受け村の為に生きる決意をする。本名は春彦。
久瀬(くぜ)
坂の家の者。盾にずっと憧れ、盾の家に生まれなかった事を悔やんでいた。竹生にその豪腕を買われ幸彦の結界となる。間人の良き理解者。豪快な大男だが、意外に良く物事を見ている。
保名(やすな)
佐原の村の女。三峰の恋人。その性格の甘さからマサトの厳命を破り、幸彦の心を狂わせてしまう。三峰との間に息子の鵲(かささぎ)を授かる。
白露(はくろ)
霧の家の者。幸彦の盾の一人。三峰の組の者。三峰の有能な補佐役。幼少より三峰を敬愛していた。歴史の好きな理論家。後の村の長。無表情で若い盾を怖がらる厳しさを持つ反面、料理上手で女達の受けは良かった。彼も又、過酷な運命を科せられていた・・本名は公久。
寒露(かんろ)
幸彦の盾の一人。白露の双子の弟。三峰の病に心痛める白露と間人を気遣う。後の盾の長。機械いじりが好きな現実主義者。間人の本当の出自を知り、彼を守る為に竹生と対決する事になる。そして彼にも哀しい別れと人でなくなる運命が・・・本名は公孝。
間宮(まみや)
ゆりかごの女。厨のまとめ役。陽気な婦人。親のいない間人に何くれとなく気をかけたり、無理をしたがる若い長達を叱咤激励する。料理が得意だが、若い盾達がそれを感じてくれていないのが不満。村の守護者にも『火消し』にも恐れず口が聞ける貴重な人。佐原のお母さん的存在。
篠牟(しのむ)
寒露の有能な部下。風の家の分家の出身。眼鏡をかけている。穏やかな性格で文学青年に見えるが、盾の中でも有数の猛者。後に盾の長となる。悩み多き憂愁の美青年。本名は博道。(「忘却の河渡らば」「金糸雀は二度鳴く」)
高遠(たかとお)
白露の有能な部下。見た目は軽そうな美形だが、真面目で事務的能力が優れている。村の外での幸彦の警備の為、しばらく村を離れていた。後に村の長となる。彼の恋人の撫子(なでしこ)は村一番の美人と名高く、それが周囲のやっかみとからかいの種になる事が多い。
朱雀(すざく)
篠牟の兄。かつての三峰の良き友でありライバルだった。”外のお役目”と呼ばれる特殊な役目に就いた為に盾を辞し、村を離れた。表の顔は大会社の社長。命を狙われた和樹を守る為に義理の父親となる。風変わりな言動と性格の人だが、和樹の学校の授業参観の時に先生も父兄も生徒も見惚れる程の品格を感じさせる容姿を持っている。実はかなりの実力者で、現役の盾もかなわない。ぼんやりしている盾の襟に釘ならぬ針を刺し、たるんでいる態度を戒める厳しさ(?)もある。本名は高明。愛刀は焔丸(ほむらまる)。
御崎(みさき)
朱雀と篠牟の弟。優しい顔立ちの華奢な青年。幼い頃の事故で視力を失い、盾になる事はかなわず老医師の元で医術を学ぶ。彼の手は癒しの手と呼ばれるようになる。笛の名手。彼の笛は特殊な力があるらしい。兄二人に溺愛されていたが、長じて兄を支えたいと思うようになる。本名は智行。
郷滋(ごうじ)
塚の家の者。父親に代わり佐原の家令を務める。朱雀の親友であり、遠く離れた弟を心配する彼の気持ちを思いやり、篠牟と御崎を見守る。腕っ節は強くないが、精神的には強い人。本名は章二。
忍野(おしの)
盾の者。露の家の者。”外”の盾のまとめ役を篠牟にまかされる。術にたけた露の家の跡取なので、結界や多少の術は操る事が出来る。篠牟への忠誠は誰よりも強い。女の子の友達が多い。本名は朔也。愛刀は琴祐(ことひろ)
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更紗(さらさ)
マサトの代から奥座敷に仕える者。高く優しげな声をしている。身軽で敵が来ると良く屋根の上で戦っている。
斤量(きんりょう)
更紗と共に奥座敷に仕える者。低く太い声をしている。力自慢らしい。やや融通が利かないというか、独特な解釈で動くというか、命令する方は苦労するらしい。
萱(かや)
久瀬の母親。坂の家のゴッドマザー。皆が恐れる竹生にも平気で口が聞ける。母のいない間人に母親のような気遣いを見せる。ゆりかごの間宮とは気が合い、お互い何かと融通しあっている。
鶴来(つるぎ)
間人と同年代の盾。群雲の息子。間人へのいじめの中心人物。後に心を入れ替え有能な盾になる。
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