【注意】 2001年4月、春香山麓および道道小樽定山渓線、魚留の滝付近で、
ヒグマの目撃情報が伝えられています。入山者は十分な注意をはらってください。
「北海道の山を歩く」―第1回目は、小樽近郊の身近な山、塩谷丸山です。
北海道の山を歩く ―1―   海の眺めと春スキーを楽しむ 塩谷丸山
ルート略図
春になると行きたくなる山が、いくつかあります。塩谷丸山もその一つ。
身近な低山は、虫の多い夏よりも春スキーのほうが、だんぜん面白い。
小樽の人にとって親しみ深いこの山は、半日コースで行ける手軽さと、
海の美しさを楽しめる、低山では稀有な、素晴らしい眺めの山です。

山頂から忍路、積丹方面を望む (1月下旬)
犬も登れる、のどかな山

(4月下旬)
JR塩谷駅横の道をさらに山側へ入り、右に曲がっていくと民家の横に塩谷丸山登山口があります。駐車スペースはほとんどありません。

【 登山口→450m台地 約50分 】

登山口からしばらくは、右手の尾根に向かって歩きます。広い夏道沿いで、スキーの跡も多いので、迷うことはなさそう。
その後尾根に沿って左に折れ、林間の道をまっすぐに登っていきます。ゆるやかな斜面ですが、徐々に勾配がきつくなり、やがて急な斜面にぶつかります。
林の中をジグザグに登っていくのですが、全体を通じてきついのはここだけなので、ゆっくり登りましょう。


ここを登りきると、視界が開け、450m台地に出ます。振り返ると塩谷、忍路の海の眺めが美しく、汗をかいた分、海から吹いてくる風が心地よく感じられます。
【 450m台地→山頂 約30分 】

450m台地は、草地で木もまばら。左手に鉄塔、正面には山頂付近の岩場が見えます。
山頂はもうすぐなので、なだらかな広い斜面を、時々振り返って景色を眺めつつ、ゆっくりと登っていきましょう。
眼下には広がる海と、張碓、小樽、塩谷、忍路、蘭島、余市、古平、積丹と変化する海岸線。晴れた日は対岸に増毛連峰も見えます。

積丹半島の海岸線がよく見える

山頂付近の岩場
やがて山頂直下の岩場にたどりつき、ちょっと急な斜面をのぼると山頂に到着です。

【 素晴らしい眺めを満喫 】

標高わずか629mの低山にもかかわらず、視界をさえぎるものが無いため、眺めは本当に素晴らしい。
日本海の海岸線はもとより、周囲の山も、羊蹄山、余市岳、ニセコ連山、積丹の山々、手稲山、さらに天気がよければ、夕張、増毛の山々までほぼ360度の展望が楽しめます。
ここでゆっくり景色を眺めながら、ランチタイムにしましょう。

塩谷丸山に登るなら、ぜひ晴れた日を狙って、春の日差しと美しい景色をのんびり楽しんでください。
【 山頂→登山口 30分〜1時間 】

下りも春スキーならあっという間。
450m台地では、ゆるやかな斜面に自由にシュプールを描けます。
登りで苦労した急斜面だけ注意すれば、あとは尾根沿いにまっすぐ滑って、あっという間に登山口に着いてしまいました。

帰りは、フゴッペ川温泉「天山楽」で汗を流しましょう。

林間の斜面をスノーボードで滑る
3月下旬〜4月の春スキーが一番おすすめですが、クロスカントリースキー、テレマークスキー、スノーシューなどの装備が必要です。
夏山のハイキングコースについては、北海道新聞社刊「北海道夏山ガイド(1)道央の山やま」をご参照ください。


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