平成20年7月運航終了!
 フェリーあかつき (鹿児島〜奄美各島〜那覇)
 【マルエーフェリー株式会社】
 評価:★
阪神航路から鹿児島航路へ移転


       フェリーあかつき(鹿児島新港)
鹿児島から奄美の島々に寄港しながらまる1日かけて沖縄を結ぶ。本船は以前、阪神〜奄美各島〜沖縄に就航していたのだが、「フェリーあけぼの」引退、新船「琉球EXP」就航に伴って、鹿児島航路へ就航することになった。この時から「時刻表」等では船名の表記が「ニューあかつき」から「フェリーあかつき」に変わったが、船体の表記や船内の配置図等のは「ニューあかつき」のままである。

平成4年就航。総トン数6400トン。
(利用時期:平成19年1月)
 Cabin〜船室は快適か?
等 級  設備・感想など
1 等 ・シャワー、トイレ付きのツインルーム。テレビ付き。
・浴衣、スリッパ、バスタオル、タオル、歯ブラシ、せっけん、シャンプー、リンス、茶器セット、お菓子の用意があった。
・ベッド幅は1mで寝具はシーツ付きの毛布。
・放送音量の調節は可能で、空調は室温をダイヤルで合わせるようになっているが季節の変わり目は送風のみとなるそうで調節不能となるらしい。
・足元まである大きな窓が気持ちよいのだが、テレビの下の冷蔵庫が入ってそうな扉が破損されていたり、椅子がシミだらけだったりと手入れが悪い。
2等寝台A ・2段ベッド4人+ソファーベッド2人の6名定員となっている。本当に6人入れるのかは不明。
・洗面所、テレビ、スリッパ付き。寝台幅は80cmで寝具はカバーなしの毛布と箱枕。箱型の枕は疲れるので本当に勘弁してほしい。
・放送音量の調節可能。空調は調節不可。
・各寝台のベッドランプにコンセントあり。
・窓も大きく、窓側のスペースは開放感があるが、2段ベッドの間隔が狭くて窮屈で相部屋の場合は気を使いそう。
・他のフェリーなら1等に値する部屋だが、あくまで2等寝台なので、すいていても詰め込みをされるので、(部屋の掃除が面倒なので配慮はない)定員以下の占有はあまり期待しないほうが良い。
2等寝台B ・2段ベッドの8人部屋又は4人部屋で窓なし。
・室内にテレビがあるが、相部屋が基本の2等洋室にはチャンネル権や睡眠確保の観点から、テレビは無いほうがよいと考える。
・以前は2等運賃で利用できたが、寝台料金が加算されるようになった。
2 等 ・マット、枕、毛布がセットされた指定席。(鹿児島発着は席番号まで指定、離島間は行先別に区域を指定)
※阪神航路就航時は「特等」(R-1号室)の扱いがあったが、現在は販売されていない。
1 等 2等寝台A 2 等
 Public Space〜営業施設・公室は充実しているか?
公室名  設備・感想など
案内所
売 店
・案内所と売店は隣なので、深夜以外は利用できる。品物は幕の内弁当、お土産、おつまみなど意外と充実していた。
・案内所は深夜、急用以外は呼ばないでね!という注意書きと船内電話を残して閉鎖される。
・営業中でも、客の目の前でテレビに熱中。堂々と煙草を吸わなくなっただけ接客態度が向上しているかな。
・幕の内弁当530円、いなり寿司320円、ホットコーヒー250円など。
エントランス ・エントランス ホールを中心に、パブリックラウンジとしてソファー、ゲームコーナーがある。
・一部の場所のソファーを撤去して畳を敷いており、いつでも臨時席になるように用意されていた。天井には席番号が貼られていた。その時は左舷側の上等級通路を通行禁止にして封鎖して臨時席とするようだ。
・閑散期はグループの宴会場、その後は寝床として機能していた。
自動販売機 ・ジュース120円、ビール(小)280円、ビール(大)360円。
・東京航路、阪神航路ではジュース150円と割高だが、鹿児島航路では市価のようだ。
・カップめんはないが冷凍食品がある。
レストラン ・カフェテリア式。
・席数が少ないのですぐに混雑し相席となるので最悪。
・いつからいつまで営業するのかという放送や掲示が一切なく、放送で早く来いと煽っておいて、客の流れを見ながら落ち着いたら閉店する。営業開始の放送があったら早めに行かないと食事にありつけない。
・価格と食事内容について割高感は感じないので良心的な内容だと思うが、「食わせてやる。」といった営業姿勢に思える。
・営業中禁煙って掲示があるけど、それって閉店後、乗組員の喫煙部屋にしてることを認めることになるのだが。
喫茶室 ・離島の生活航路としては不思議な営業施設。大型の長距離フェリーでもなかなか喫茶はやっていないのに、レストラン以外にも軽食の選択肢があるのはすごいと思う。
・閑散期でも営業しており、モーニングセット450〜500円。
浴 室 ・浴槽はあるがシャワーのみの使用制限。洗い場は4ヶ所。
・下りは和泊までに制限、上りは鹿児島までの全区間利用可能。
・鍵付きロッカーやせっけん等の用意は一切なし。
・お湯が熱いときは10分位出し続けろとの事??はぁ?何それ?
トイレ ・和式中心で洋式も併設。
・喫煙すると火災警報器が作動すると大きな掲示があるが、どこにも熱式、煙式とも探知機は見当たらないようだが・・・?きっと最新鋭の超小型火災センサーが隠されているのでしょう。
・清掃状態、ペーパーの補充状態が航海が進むごとにどんどん醜くなる。
公衆電話 ・テレホンカード専用のみ。1台撤去されて急速充電コーナー(20分100円)に。
給湯・冷水 ・給湯器、冷水器はあるが、あまり衛生的ではない。紙コップは売店で10円で販売。
エントランスホール エントランスホール レストラン六甲
ゲームコーナー・自販機コーナー 浴 室 臨時席スペース
 Infomation〜船内案内・感想など
(NEW)乗組員の接客態度に独特な雰囲気を感じた。ここのおっさん達は客を・・だと思っているかの様に感じてしまう。女性も乗船しているが、その雰囲気に同化していた。そういう社風でここではそれで問題にならないのなら、部外者が意見しても仕方ないけど、個人的にはあまり気持ちのよいものではない。地元のお客さんは、船とはそんなものだと諦めているのだろうか?ただ、長い階段が続くタラップでの乗下船については、大きな荷物を持ったお年寄りに「だけ」は率先して荷物を運ぶのを手伝っていた点は好感だった。

(NEW)2等洋室を寝台Bとして別料金を取るようになったのは、公平性という観点からは賛成なのだが、この寝台Bについては、離島間での予約ができない。船内で案内所を尋ねたら離島間でも利用できるようだが、面倒なので強引に2等にされそうな感じで近付きにくいなあ。あと、何故か寝台Bは旅行会社での取り扱いができないらしい。(寝台Aはできる)

(NEW)トイレを使用しようと入ったところ、前の人が便器に付けたままであまりにも汚くて絶句・・・。嫌なので隣にいったら、故障中。その隣も同様に汚れていた。他の階に行っても同じ。どうしても汚くて嫌だったので清掃用具を拝借して自分で掃除してから使った。よく見たらトイレットペーパーの補充もやってないし、ペーパーホルダーは埃だらけ。船側の清掃やチェックが不十分なのか、客側のマナーが悪いのかは知らんが、快適性は駅のトイレ以下、公園の公衆トイレよりちょっとましというレベルだった。汚い話ですみません。<注:あくまでも私個人が利用した感想で、感じ方には個人差があります。>

(NEW)新社名で新しくて綺麗で輝いている掲示物があった。それは抜港時の取り扱いについて。抜港で生じた宿泊費や食費は客の負担となること、目的地より手前の港で下船した場合は次に来る自社船(=奄美海運も含む)も他社船(=マリックスライン)も利用できるが、先の港で下船した場合は自社船なら無料で引き返して乗船できるが、他社船は自己負担となることが記されていた。何かトラブルでもあったのだろうか???
(※抜港=悪天候のため予定の港への入港を断念して次の港へ向かうこと。与論、沖永良部が危険か?)

もともとピーク期以外は乗客の少ない阪神航路用として就航したからか、旅客設備は簡素。乗客がそこそこ多い鹿児島航路ではレストランの席数の不足が不便に感じる。また上等級船室は驚くほど少ないので上等級を希望する場合は閑散期でも早めの予約をお勧めする。

阪神航路の頃は特等を発売していたが、現在は発売していない。ただでさえ個室が少ないのに1等が最上級船室となる。しかし、同社のホームページには、いまだに特等運賃の表記がある。(紙の時刻表から特等運賃は消されているけど)発売しない等級の運賃を記載しているのは如何なものか?ついでに、HPの船内設備、違っているよ。シャワーとバスは異なるもの。

ピーク期に乗船すると奄美沖縄航路名物?の臨時席が登場する。これは通常のロビーやレストランに毛布を並べて客席とするものである。そういう時期に利用すると、例えばレストランの営業が無かったり、ここに記載した事とかなり異なるので覚悟して利用してください。また、島の行事や修学旅行などで意外な時期に混雑する日もある。

この航路では一般客にはあまり割引制度がない。(島から本土・那覇への往復には島発往復割引が割安)誰でも利用できるのはせいぜい往復割引程度だが、マリックスラインと共同運航しているので、復路がマリックスラインの日であっても往復割引が利用できる。

鹿児島(出港は18時)での乗船開始時刻は通常は第1回目が17時00分〜17時10分。ここで岸壁で荷役作業がある都合、いったん乗船が中断され、第2回目が17時30分より再開される。はやく乗船したい人は注意。
  船 室 構 成 合 計
1  等  洋室2名×2室 4名
2等寝台A  洋室6名(2段ベッド4+ソファーベッド2)×4室 
 和洋室12名(2段ベッド6+小上がり6)×1室
36名
2等寝台B  寝台4名×5室 8名×9室 92名
2  等  大部屋 646名
 更新履歴
H19.01.22 公室の写真を追加・差し替え、 感想を追加

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