おれんじ7 (大阪〜東予)
 【四国開発フェリー株式会社】
 評価:★★★★★
東予発着に縮小されてもサービスでカバー


      おれんじ7 (備讃瀬戸東航路)
大阪南港〜東予間を下りは夜行、上りは昼行で運航するフェリー。船内は阪神〜四国間の航海では乗船時間が短すぎると感じる程快適で、上級船室の数も多い。従来は新居浜まで運航されていたが、燃料費高騰対策として利用の少ない東予〜新居浜間の運航を取り止めた。新居浜発着がなくなり航海時間が短くなり、下りの東予入港は早朝6時10分となるため、7時まで船内で休憩することができるユニークなサービスがある。

平成6年就航。総トン数9900トン。
(利用時期:平成20年2月)
 Cabin〜船室は快適か?
等 級  設備・感想など
特別室 ・バス、トイレ、テレビ、ビデオ(棚の中でわかりにくい)付きのツインルーム。
・ゆかた、スリッパ、バスタオル、洗面セット(質のよいタオル、歯ブラシ、くし)、茶器セット、お菓子、ボディーソープ、ハンドソープ、リンスインシャンプー、ドライヤー、テッシュペーパーの用意あり。
・ベッド幅は120cmと100cmで異なり、寝具は布団で快適。ロッカー内に予備の毛布あり。
・部屋の豪華さに似合わず、冷蔵庫がない。
・テラス風のスペースがあるがガラスの中で外に出れるわけではないので無意味。リビングを広くしてくれた方が良かったような気がする。
・テレビはリビング側を向いていて固定されているのでベッドに寝ながらテレビ鑑賞できない。
・特等と比べて高額になるが、並行他社と比べても決して高くはないし、部屋は広いので満足。何より、燃料価格高騰に伴い、他の等級は値上げされているが、特別室は据え置きとされた点が好感。
特等A ・テレビと洗面台のついたツインルーム。バス、トイレ無しだが、その分窓側のソファー・テーブルのスペースにゆとりがあって寛げる。ドアのある内側には鏡台とロッカーがある。
・備品は、ゆかた、スリッパ、洗面セット(タオル・歯ブラシ・くし)、ソープ、ティッシュ、茶器セット、お菓子が用意されている。
・寝具は布団で快適。また
ツインのベッド幅がそれぞれで異なっており、広いほうが100cm、狭いほうは75cmしかない。90cmずつの方がいいのでは?(狭い方は壁に接していないので寝にくい。同行者とじゃんけんでベッドを決めた経験あり。)
・あまり知られていないが
特等Aにはシングルルームもある。折り畳み式の2段ベッドがありベッド幅80cm。イマイチ雰囲気が安っぽく1等の雰囲気だが、繁忙期なら相部屋の心配や貸切料金の負担なしで個室を使えるのでいいかも。
特等B ・2段ベッドの4人部屋。和洋室と洋室の2タイプがある。洋室は船首側、和洋室は舷側となる。個人的には船首の洋室は夜間窓のカーテンを開けられないし、靴を脱いで寛げる和洋室の方が好き。
・テレビ、洗面台の設備があり、備品は特等Aと同じ。ベッド幅80cmで寝具は布団で快適。
1 等 ・洋室4人部屋。テレビ、洗面台付き。一部窓なしとなるので注意!
・備品はゆかた、スリッパ、洗面セット(タオル・歯ブラシ・くし)、紙コップ、ハンドソープ。
・寝台幅は70cmで寝具は布団。
・特等Bと千円の運賃差があるが、違いはベッドの幅(70cmと狭い)とお茶&お菓子の有無らしい。
・窓なしの部屋はお詫びのつもりか、特等B洋室仕様となりベッド幅が80cmとなる。
2等寝台 ・窓なしの8人部屋。寝台なのに、ゆかた、スリッパ付きは好印象だが、照明が暗く室内が薄暗い印象。
・寝具はシーツなしの毛布で枕は柔らかい。寝台幅は70cmと狭め。
・船尾の旧娯楽室が2等寝台の船室に改装されていた。
2 等 ・マット、枕、毛布がセットされた指定席。数は少ないがスリッパ有り。
※個室のドアには禁煙マークが貼られており、船室は個室も含めて全て禁煙と厳しい。短い折り返しの時間での船内清掃となるので、室内で喫煙されると臭いが抜けないという事情があるのだと思う。
※個室の船内案内冊子がなくなっていた。(ダイヤ改正によるサービス体制の変更直後だからかも知れないが・・・)
※部屋写真を充実させました!
特別室 特等A(ツイン) 特等A(1人部屋)
特等B(洋室) 特等B(和洋室) 1等(洋室・窓側)
1等(洋室・内部屋) 2等寝台 2 等
 Public Space〜営業施設・公室は充実しているか?
公室名  設備・感想など
案内所
エントランス
・深夜も含めて当直者がいるので安心である。深夜もまめに巡視を行っている。
・すぐ横の死角となる場所にコインロッカーあり。(200円・有料)
・マッサージ機が8分100円。
・テレビ、ソファー、自販機のあるスペースがあり、船首側が禁煙、船尾側が喫煙となる。
自動販売機 ・ジュース120円、ビール(大)400円、ビール(小)300円。
・カップラーメンは扱っていない。(中止された模様) アイスクリームあり。
・アルコール販売は0時〜6時まで停止される。
レストラン ・セルフサービスとカフェテリアが混合したようなシステム。小さなライン上に簡単な料理や小鉢があり、それで良い人はレジで精算して席へ行く。定食や麺類はレジ注文して精算後、番号札を貰いマイクで呼ばれたら取りにいく。
・テーブルは窓側に一部禁煙席が設定されている。
・朝食は5時半から、和食または洋食の定食(650円)で価格の割りに充実していた。以前より値下げされていて好感。
・客席にはじゅうたん敷きの小上がり席もあるので、ゆっくり飲食したい人にはおすすめ。ただし、多客期は臨時の2等席として使用される。
・テーブルが混雑していると個室へ持ち帰れるように弁当にしてもらえる。ただし、量が少なくなるような気がするし、定食の味噌汁が付かなくなるので、できたらテーブル席で食べたいもの。
・世間を騒がせている某国産の製品は使っていないとの掲示あり。
売 店 ・案内所のすぐ後ろにあり、商品は地域の特色を感じるものが多く、好感が持てる。
・2600円もするヲタ向けオリジナルの皿を販売。
・個室のタオルセットを500円で販売。男性向けにひげそり、女性向けにはシャワーキャップ入り。
マルチホール ・カラオケができるホールで1曲100円。(個室貸切ではない) 深夜1時に閉鎖される。
スカイ
ラウンジ
・最上階はスカイラウンジとなる。左舷が禁煙、右舷が喫煙。
・知らない人との雑魚寝が嫌なのか、毛布を持ち込みソファーで寝ている人が時々居る。
・じゅうたんの張替え作業中だった。作業終了後は綺麗になりそう。
浴 室 ・展望式、サウナ付きで立派。洗い場は6ヶ所。
・ボディーソープ、リンスインシャンプー完備。脱衣場には無料の鍵付きロッカー、ドライヤーあり。
・深夜を含めいつでも利用できるので便利。
・シャワーのお湯がすぐ止まるシステムなので何度も押しながらでないと使えないのは面倒か。
トイレ ・和式が中心で洋式とも併設。洋式にはシートペーパーあり。
公衆電話 ・テレホンカード専用のみ。
給湯・冷水 ・給湯器、冷水器あり。プラ製のコップ無料。
エントランスホール スカイラウンジ テレビコーナー
レストラン 売 店 展望浴室
 Infomation〜船内案内・感想など
(NEW)ダイヤ改正により、東予〜新居浜間の運航がなくなり、出港時刻が早くなるなど、燃料費の高騰に対応する苦肉の策だと思う。下りは東予止まりとなり、従来は新居浜下船だと朝がゆっくり過ごせたうえ、車両運賃が若干安くておいしかったのだが、それができなくなった。かわりに東予港で7時までの船内休憩ができるようになった。車両の場合でも窓口で申告すれば船内休憩できる。徒歩の場合は船内休憩を利用しても壬生川駅までの無料バスが利用できる。(松山、今治、新居浜方面は入港後すぐの発車)

(NEW)せっかくの船内休憩の時間、6時10分着の7時までの休憩で、やや中途半端な気もする。従業員の就労時間の都合もあろうかと思うし、贅沢な要望かも知れないがエイトと同様に8時ぐらいまでできると嬉しいと思う。以前、エイトでは大阪での船内休憩の時間が延長されたので、好評なら延長もあるかも?と期待している。(といいつつ、今回は用事があったのですぐに下船した)

(NEW)レストランは深夜の出港にもかかわらず盛況であった。似たような時間帯の並行他社を利用することもあるが、深夜の出港時のレストラン利用者はまばらなのに、この会社はいつもお客さんで賑わっている。この混雑が利用者から好評である証だと思う。船内としては良心的な価格でおいしいと思うので、持ち込みをやめて是非利用してほしい。

(NEW)予約なしで特等以上の個室を使うと、乗船後に乗組員が部屋までお湯の入ったポットを届けてくれるのだが、以前は部屋に不在の時は通路に置いたままであったのだが、今はドアの下からカードを入れて「この券を持って案内所へ」との事。通路の床に置きっぱなしにせず、手渡ししようとする誠意を感じることができるのだが、予約なしで購入する(私はほとんどそう・・・)部屋も何部屋かはあると思うので、事前にある程度は予想してポットを部屋にセットしておいてはどうだろうか。

(NEW)船内での酒類の販売規制が強化されていた。レストランや売店では一定時刻を過ぎると酒の提供を行わないし、遅くまで飲んでいる人には運転するかを確認するかも?との事。さらに自動販売機は深夜時間帯に販売停止となる。酒の販売がこれ以上厳しくならないようにドライバー様には節度ある飲酒を望みたいもの。

(NEW)1等や特等Bに相部屋の可能性を承諾して貸切料金なしで利用するときの窓口での説明は「今のところは誰も予約が入っていませんが、もし後からそれでもいいというお客さんが入ってきたら相部屋になります」との事。まだ空き部屋があることも教えてくれた。すいているのに「相部屋になる!」としか言わずに貸切料金をとろうとする会社もあるなか、客の立場にたった現実的な説明は好印象。

以前は夏季に乗船すると特等以上の個室では冷たい麦茶が用意されていて個人的には好感を持っていたのだが、ポットのなかは通常時期と同じ熱いお湯であった。好みが人によって分かれるかも知れないが、私は冷たい麦茶の方が良かったなと思う。

雨の日に乗船すると待合所から船までの間でビニール傘を貸してくれる。フェリーでここまでやる会社は少ないと思うので、とても好感度が高い。(傘を配っていたのは接客とは関係なさそうな部署の人で、大変だなあと思った。)

本船には乗用車での利用が多いのだが、
カーデッキでの乗組員の態度の良さは、他社から比べると特筆に価する。ふつう、フェリーのカーデッキといえば、怖そうなおじさんか 無愛想なじじいに命令形で叫ばれながら駐車するイメージがあるが、この会社の場合、乗下船時に出入り口で作業責任者らしき人が、1台1台に会釈をしてくれ、奥のほうの誘導員も接客態度が非常に良い。客室ばかりを豪華にするのでなく、また事務部ばかりが接客をするのでなく、全乗組員で客を大切にしようとする意気込みを感じることができ、非常に気持ちよかった。

個室のドアには禁煙マークが貼られており、船室は個室も含めて全て禁煙と厳しい。短い折り返しの時間での船内清掃となるので、室内で喫煙されると臭いが抜けないという事情があるのだと思う。煙草については異様に厳しいのだが、何故かペットについては個室の場合は室内への持込を認めるという「?」な対応となる。(一応、カゴから出すなとあるが、正直に守っている人は少ないと思われる。)ペットの臭い消しや毛の清掃など、きちんとした清掃がなされているのか疑問。

乗組員の船内巡視体制がしっかりとしている。深夜でもかなりの頻度で乗組員が船内巡視を行っていた。おおげさかもしれないが、物騒な世の中なので、客に「見せる」巡視が乗
客に安心感、信頼感を与えていると思う。

東予というと松山から遠いイメージがあるが、徒歩の場合は東予港から高速道経由の松山ゆきのバス(高速バス仕様の車)が接続していて非常に便利。他社を利用して松山観光港から路線バスで行くよりも快適で、乗換え回数は変わらない。他社より運賃は割安でサービスは格段に良い。関西から愛媛に行くならぜひお勧めしたいフェリーである。また、クルマの場合は愛媛県のみならず、寒風山トンネルを経由すれば高知方面へも意外と便利。

案内所の隣にパンフレット置き場があるのだが、くだらないパンフばかりで肝心な船の案内がない。レストランのメニュー等のチラシは作成されていた。ホームページを見れば事足りるのかも知れないが、A4両面1枚程度でよいので、船内の写真、簡単な船内図等を掲載したパンフレットの作成をお願いしたい。

船内での等級変更を促進する写真付きの上級席の案内板があった。2等からだけでなく各等級からの差額がすぐわかる表があるのはとてもわかり易い。写真は1枚だけでなく様々な角度から撮影している。
   船 室 構 成 合 計
特 別 室  洋室2名×4室 8名
特  等  A:洋室2名×16室 洋室1名×4室 B:4名×21室 120名
1  等  洋室4名×21室 84名
2等寝台  洋室8名×23室 184名
2  等  大部屋 290名
ドライバー室  2段ベッド 60名
 更新履歴
H19.08.28 船室、公室の写真を充実させました!他、サービス体制の再確認。
H20.02.17 ダイヤ改正による変更の調査。(今回は諸般の事情で時間に余裕がなく調査が不十分かも知れません)

もどる
トップページにもどる