平成20年12月運航終了!
 クイーンコーラル (鹿児島〜奄美各島〜沖縄)
 【マリックスライン株式会社】
 評価:★★★
奄美の島々を巡る生活航路


        クイーンコーラル(和泊港)
鹿児島から奄美の各島を寄港しながらまる1日かけて那覇まで運航している。同じ航路を交互に運航しているマルエーフェリーに比べると旅客施設が劣ることは否定できないが、接客態度はあちらさんより良好。運航ダイヤは荷役遅れのため大幅に遅れることが多く、あてにならない。鹿児島〜名瀬間ならば夜乗船 朝下船なので夜行便のメリットがあり、乗客も多い。平成13年から本部寄港を開始したが、本船は船足が遅く、QC8とは異なるダイヤで運航しているので利用時は要確認。

平成5年就航。総トン数4900トン。
(利用時期:平成19年6月)
 Cabin〜船室は快適か?
等 級  設備・感想など
特 等 ・バス、トイレ、テレビ、インターホン付きのツインルーム。
・浴衣、スリッパ、シャンプー、リンス、せっけん、バスタオル、タオル、歯ブラシ、茶器セット、飴玉あり。
・ベッド幅は100cmで、寝具はシーツ付きの毛布。
・放送音量の調節が部屋でできないのが困りもの。空調は2分かかるというダイヤルで調整。
・掃除するとき、浴槽はきちんと磨いてほしい。浴槽がザラザラしていて気持ち悪かった。
・バスルームのスカッパー(排水口)が船首側なのは変?普通は船尾トリムに調整する筈なので、船首側ではなかなか排水できないでしょ?
1 等 ・2段ベッドの4人部屋で窓側に小上がりがついており、大きな窓が気持ちよい。
・テレビ、洗面台、インターホン付き。
・浴衣、スリッパ、歯ブラシ、せっけん、茶器セット、飴玉の用意がある。
・放送音量の調節が部屋でできないのが困りもの。空調は天井のつまみで風量調整のみ。
・ベッド幅は90cmで寝具は汚い毛布。掛け毛布にシーツがなく、裸のままであったのは頂けない。
・以前はシーツ交換が面倒だからゴザを敷いていたのだが、敷くシーツだけは用意するように改善されていた。
2等寝台 ・窓なしの8人区画。ドアは付いておらず、カーテンで区切る。
・清掃の手間を省くためシーツではなくゴザが敷かれ、枕は箱型。
・長距離区間では6000円もの寝台料金を取るのに貧相なサービス。
・テレビがあるが、2等寝台にテレビはない方がいいと考える。
2 等 ・マットと枕、毛布付きで1人ずつのスペースが確保されて意外と立派?
・鹿児島では窓口で座席指定される。各島では船内で切符に指定のシールを貼られるのだが、すいている日は自由席のようだ。
・多客期の臨時席(イベントホール)はマットもなく幅も狭くて辛そう。臨時席の割り振りは予約時期は関係なく乗船したタイミングと運となるらしい。
特 等 特等の浴室 1 等
2等寝台 2 等
 Public Space〜営業施設・公室は充実しているか?
公室名  設備・感想など
案内所
売店
エントランス
・案内所と売店はすぐ隣にあって、必要最小限の品揃えだが、弁当、おにぎり、菓子パンなど現実的な商品を主に扱うので利用価値大。
・案内所は深夜と従業員の食事時間帯には閉鎖される。
・コーヒー220円、サンドイッチ350円、幕の内弁当630円、紙コップ10円など。
自動販売機 ・ジュース120円、ビール(大)360円、ビール(小)280円。
・ビールは23時以降、夜間停止してしまう。
・飲み物の他、食品の自販機はなし。(カップラーメンは売店で販売している)
イベント
ホール
・要は2等の臨時席で、覗いて見たら、一面に枕と毛布がセットされていた。
・ホールとして使わないなら、きちんとした2等として建造すればよいと思う。臨時席のお客は気の毒。
レストラン ・昼と夕はカフェテリア式。朝は定食。
・価格はさほど割高感はなく、1000円未満で十分定食メニューが確保できる。
・カレーが自慢の品なのか、人気も高いようだ。
・例によって放送ではいつまで営業するかを終了直前まではっきり言わず、「長時間の営業はしないので早く来い!」という感じの放送で煽り立てられる。
・メニュー例:和朝食630円、カレーライス630円、カツカレー940円、生ビール630円など。
展望浴室 ・展望式。洗い場は5ヶ所。
・せっけん類やドライヤーの用意は一切なし。脱衣所のロッカーの鍵もなし。
・船体動揺のためか節水のためかは知らないが、シャワーのみの利用可との張り紙があり、浴槽の中は冷たい水だった。
・利用時間は6:30〜21:30。
・他に臨時席の階にシャワー室があるが閉鎖されていた。
トイレ ・和式、洋式とも併設。
公衆電話 ・テレホンカード専用のみ。
給湯・冷水 ・ティーサーバー(湯、茶)、冷水器あり。コップなし。(売店で販売)
分煙の状況 ・2等と寝台は禁煙。エントランスホールに喫煙コーナーあり。
案内所 エントランスホール 展望浴室
 Infomation〜船内案内・感想など
以前、オフシーズンに1等を1人で占有できるかと期待して乗船港へ行ったとき、大勢の乗客が乗船を待っており、相部屋を覚悟したものだが、乗船してみると あらら、ビックリ!1人で占有できた。どうも上等級を利用する人の割合が、他地域に比べて極端に低いようだ。船に高い運賃を払うぐらいなら飛行機にするのであろうか?

最終港入港前には乗客がまだ居る営業航海中に案内所、売店を閉めて船内清掃や自販機の補充作業を行っていた。さっさと作業を終わらせて休みたいという態度が見え見え。

乗船して、入浴しようと展望浴室に行った。乗客はそこそこいたので浴室も混んでいるかと思ったが、ついに出るまで私以外は無人で1人だった。浴室の利用率は瀬戸内航路あたりと比べるとかなり低いようだ。ほかの人たちは自宅などで入浴してから乗船しているのだろうか?

比較的客が少ない日になぜか臨時席(1番下の階)が開いていた。不思議に思ってのぞいてみると、足が不自由なお年寄りの姿が。おそらく階段で上の階まで昇らずに済むように配慮して開けたと想像する。また、各島での乗下船時、乗組員がお年寄りの大きな荷物を率先して持ってタラップを上下する姿を何度も見た。お年寄りにはやさしいようだ。

どこかの島で牛の積込みがあって1時間以上も遅れていた事もあった。だが、待合室にいる乗客の誰もが困ったような顔もせず、ああ、またか!といった感じで、
ダイヤの乱れは日常茶飯事のようだ。以前は遅れた場合にお詫びの放送がなかったのだが、現在は改善されており、女性乗組員により丁寧なお詫びの放送がある。わずか一言で受ける印象はかわってくるもの。

並行他社と比べて船の設備は明らかに劣るのだが、従業員の雰囲気や接客態度は良かったと思う。船長からの挨拶や気象状況についての説明の放送もあったのは安心感があって良かった。貸切にしなくても個室に乗れることもあって、鹿児島〜那覇の4隻中、私の一番お気に入りに昇格!
   船 室 構 成 合 計
特  等  洋室2名×2室 4名
1  等  洋室5名(2段ベッド4+小上がり1)×8室 和室10名×1室 50名
2等寝台  洋室8名×7室 洋室4名×1室 60名
2  等  大部屋 366名
ドライバー室  洋室12名×1室 和室8名×1室 20名
 更新履歴
H19.07.07 特等の写真と情報を追加。他、サービス体制の確認。

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