さんふらわあ さつま/きりしま (大阪〜志布志)
 【株式会社 ダイヤモンドフェリー】
 評価:★★
ダイヤモンドフェリーに合併したけど変化なし?


      さんふらわあ さつま(大阪南港)
まだ世間がバブルだった頃に登場した豪華フェリーで、現在「さんふらわあ」を名乗っている船のなかで設備的には一番豪華な船なのだが、公室が閉鎖されていたり、臨時席スタンバイのため、残念ながら活用されていない。船内は「地中海の風」をテーマに、’さつま’は南スペイン風に、’きりしま’は南フランス風の色調で内装されているらしい。平成19年、旧社名ブルーハイウェイライン西日本より、新社名ダイヤモンドフェリーへ合併。

平成5年就航。総トン数12400トン。
(利用時期:平成19年11月)
 Cabin〜船室は快適か?
等 級  設備・感想など
特 等 ・バス・トイレ付きのツインルーム。無料のミネラルウオーターの入った冷蔵庫、テレビ、インターホンが備わる。
・ゆかた、スリッパ、電動ポットの茶器セット、さんふらわあクッキーやティッシュペーパー、バスタオル、据付型のシャンプーとソープ、歯ブラシ、船内案内冊子が用意されている。
・ベッド幅は1mで寝具は羽毛ふとん。
・空調調節可能。放送音量調節は可能。
・テレビの下には昔はビデオデッキを備えていたと思われる棚があるが、撤去されていた。
・ユニットバスはシャワーの湯の出る方向がおかしくて使いにくかった。盗難が多いのかタオルを持ち出さないように注意書きがあるのに驚いた。
(※特等室の情報は平成13年7月のものなので変更あるかも?)
1等A ・シャワー、トイレ付きのツインルーム。旧BHL社の典型的な1等の仕様でテレビ付き。ソファーベッド使用で3名まで入室可。(3人目は半額になる筈。)
・ゆかた、スリッパ、ティッシュペーパー、茶器セット(電動ポット)、バスタオル、さんふらわあマーク入りのサービスタオル、据付型のシャンプーとボディーソープ、歯ブラシ、ドライヤー、船内案内冊子が用意されている。
・ベッド幅は90cmで寝具は布団。ソファーベッドの幅は80cm。
・放送音量、空調の調節可能。部屋が暑いのか、何故か扇風機が付いている?
1等B ・シングルルームと2段ベッドの4人部屋の2種類がある。テレビ付き。
・この種の部屋としては珍しく洗面台が付いていない。

・ゆかた、スリッパ、サービスタオル、歯ブラシ、茶器セット、簡単な船内案内冊子がある。
・ベッド幅は90cmで寝具は布団で快適。
・放送音量の調節可能。空調の個別調整不可。
・シングルは船尾に位置するので振動と浴室への通路の足音がやや気になる。
2等寝台 ・カーテンで区切る4人又は6人区分。寝台が片面しかないので相部屋感覚が低減されるので快適。
・乗客が少ない日はできるだけ同じ区画で相席とならないように配慮して席割りを行ってくれる様子で好感。
2 等 ・マット、枕、毛布付きの大部屋。
・正規の2等席は少なく、ラウンジやサロンなどの公室を臨時席として転用する場合があるので注意
特 等 1等A 1等B(1人部屋)
1等B(4人部屋) 2等寝台 2 等
 Public Space〜営業施設・公室は充実しているか?
公室名  設備・感想など
案内所
エントランス
・深夜のみ緊急電話を残して閉鎖される。
・個室を利用する場合、乗船券はルームキーと引き換えに案内所に預けることになる。
・新聞、大隈半島近隣の案内冊子の回覧サービスあり。
・基準航路を示した海図を掲示。
・朝はモーニングセット(500円)やコーヒー(200円)も販売。
・売店と兼務している時間帯もあり、ベルを置いて不在のことも。
売 店 ・オリジナルグッズや土産が豊富な品揃え。
・2000円以上購入でグッズが当たる抽選を、5000円以上購入で翌朝の朝食券がプレゼントされるとの事。
・夜間は閉店。
自動販売機 ・ジュース150円、ビール(大)400円、ビール(小)300円。
・アルコール類の自販機が深夜(23〜6時)停止となる。
・飲み物の他、冷凍食品、カップラーメン、アイスクリームも扱っている。
・自販機の配置は分散しているが、どこにどのメーカーの自販機があるかを示した掲示があるのは良い。
レストラン ・夕食1500円、朝は1000円のバイキングで、入口の自販機で食券を購入する。
・以前のカレーとスパゲティーの単品は廃止された。
・テーブルは全席禁煙になった。
・調味料、紙ナプキン等は各テーブルにはなく、1ヶ所に使い捨てをまとめて省力化している。
・こういうバイキングの定番である冷凍、揚げ物以外のメニューも増え、以前より工夫されて料理の質が向上しているように感じた。
・ジュース、コーヒーを取る紙コップ、たくさん汲めないように、とても小さい。
・関係機関が何処だか知らないが、持込み、持ち出しは禁止との掲示が多数。
・ゆかた、スリッパでの入店は不可との事。
・ドライバー様も同じ店内となるので賑やか。(予約席が確保されている)
・隣に「グリル」があり、就航当初はコース料理をやっていたが、いまは閉鎖されている。
スナック
コーナー
・冷凍食品の自販機と自由に使える飲食スペースがあるので夜食の心配もない。
・喫煙コーナーの意味合いもあり、終夜使えるフリースペースとなる。
展望浴室 ・展望式で夜間は閉鎖。サウナ付き。放送で早く入れと急かされる。
・洗い場は8ヶ所+シャワーブース2ヶ所。シャワーの水温、水圧が一定せずにイライラする。お湯が出ないときは10分間?待てとの事。
・ボディーソープとリンスインシャンプー備え付け。
・脱衣所には小さな100円玉返却式コインロッカー、ドライヤーあり。案内所ではバスタオルのレンタル(200円・保証金500円)もある。
・脱衣所が狭く、3〜4人居ると更衣時きゅうくつかな。
トイレ ・トイレは真空式で和式、洋式の両方がある。シートペーパーなし。
ロッカー ・エントランスに100円玉返却式コインロッカーあり。
公衆電話 ・テレホンカード専用、新型クレジットカードの両方あり。
給湯・冷水 ・給湯器、冷水器あり。
エレベーター ・巷で話題になったS社製だからか?夜間の使用が停止される。
その他
(臨時席)
・船首に「サロン」があるが翌朝のみ利用可能。以前セットしていたようなソファーは撤去されており、いつでも臨時席に転用できる体制だった。壁には席の番号も貼られている。
・「ラウンジ」はじゅうたん敷きの大広間で、実際は臨時席仕様でマット、枕、毛布がセットされた状態。
・「和室大広間」は畳敷きのきちんとした和室の広間だが、2等室仕様でセットされていた。
・これらは公室というより2等の臨時席の意味合いが強く、定員の表示がされていた。土足禁止で、いつでも臨時席として使用することを前提として建造されたらしい。
・船尾近くの2等をつぶしてドライバー様の宴会場として提供、一般客を臨時席に案内していた。
エントランスホール(さつま) 案内所(きりしま) レストラン(さつま)
スナック(きりしま) サロン(さつま) 展望浴室(きりしま)
 Infomation〜船内案内・感想など
(NEW)ダイヤモンドフェリーと合併したとの事なので、どんな変化があるのか期待して乗船したのだが、営業方針や船内サービスは旧ブルハイ西の時代と何等変化を感じなかった。船内掲示物などには旧社名もままのものも見受けられた。運賃に関して周辺他社と比較すると個人的には割高感を感じる航路なのだが、ダイヤモンドフェリー中九州航路のように客の立場にたった改善を期待したいと思う。(特に貸切料金!)

(NEW)乗船券の裏面を読んでいたら、購入後は一切払い戻しはしないとの事。レアなケースではあると思うが切符購入後であっても急用が出来て乗船を中止する可能性もあると思う。出港前だったらキャンセル料3割払って払い戻しできるようにして欲しい。

(NEW)案内所は深夜は緊急用電話を残して閉鎖されるのだが、ゲーム機、自販機のトラブルは朝にしてくれとの事。そういうトラブルはすぐに言わないと真偽が怪しくなるので、朝になってからでは嘘をついているようで言いにくいと思う。お金に関するトラブルに対して自分達が起こされたくないから朝迄待てという姿勢は接客業として如何なものかと思う。

(NEW)
船内通路の天井に「非常口」の表示灯があるのだが、バッテリーの交換日のシールががメーカーオリジナルのものではなく、日付だけのシールであった。「誤解」を招かないように、メーカーオリジナルのものを貼った方が良いと思う。

おそらく国内でここだけだと思うが、個室のテレビで何と有料のビデオ放送が視聴できる!
「見れば納得!最新作2本立て、過激ですので未成年はお断り!」だそうだ。(100円/10分) オヤジ向けのビジネスホテルならともかく、1人での個室利用を極力排除して家族や夫婦での利用がほとんどであろう本船の個室で無理にやらなくても・・・とあきれてしまった。お金を入れないと見れないけど、部屋に案内があるので、小さなお子様のいる家族は、「お父さん〜これ、どんなの〜?」などという気まずい会話があるかも?

船内の壁にはこれでもか!という位にラミネート加工した掲示物がべたべたと貼られている。しかも内容が、何か客の神経を逆撫でするような表現だったりするのが気になった。掲示物いわく、防犯カメラを設置したとの事。どこにあるのかなあ?(超小型の高性能な隠しカメラ?)

船内には季節を感じる飾りつけがあり、また、季節に応じて時々イベントも行っている様子で、その模様が掲示されていた。客の多い日限定なのだろうが、夜発朝着で寝るだけの夜行便で、ちょっとしたイベントでもやろうという姿勢は好印象かな。

相部屋の船室は時代の流れとして禁煙なのだがエントランスの階段の周辺など、人が集まる場所の至るところに灰皿があって、しかも着席して喫煙可能で、煙がエントランスに充満していた。極度の嫌煙はちょっと気になるかも?喫煙への風当たりが強い今日としては、珍しく愛煙家に優しい船。(但しレストランは禁煙)

船内には下船、乗船時の公共交通機関の親切で詳細な時刻と乗り換えの案内が掲示されている。特に志布志側のバス会社は、このご時勢に何とHPで時刻表を見れないのでとても重宝する。HPでも是非、紹介してほしいと思う。

インターネット予約では、わずか5%だが値引きを行っている。しかし、HPには「全等級利用可」とあるのに、1等シングルだけがインターネット予約できずに割引にならない。1人で個室を占有する場合の貸切料金も相変わらず子供運賃より高い75%のままで改善の気配なし。1人で乗船する人にも何とか配慮してほしいと思う。

運賃が並行する他航路に比べて割高感が強いのと、個室貸切料75%が矛盾していて個人的に気に入らない。(質問しても回答なし。)貸切料75%をやめてくれれば寝台や1等Bだけではなく1等Aや特等も利用してみたいと思うし、評価も☆4点に上げたいと思うけど・・・。この会社、
船の設備は良くて、陸上窓口や船内など現場の接客態度は良いと思うのだが、会社の営業姿勢が好きになれない。

燃料油価格の高騰のあおりを受けて燃料油調整金を設定したのは他社同様なのだが、貨物需要が少なくなる週末に航海時間を1時間長くして航海速力を落として燃料を節約しようという苦肉の策に出た。貨物に影響を少なくするためなのは理解できるがダイヤがややこしい。1時間延着の方はわかるけど、1時間早発の方は知らずに乗り遅れたりする人も居そうで混乱があるかも。

船室の構造は上等級が窓側で、2等と2等寝台が内側窓なしという極めて公平な構造となる。等級順(つまりお金を払った順)に窓を配置していることは好感。ただ、2等と寝台の乗客が利用する通路が、一部上等級と共通となる部分があるため、騒音の問題があるかと思う。中央部の船首尾方向に2等用の通路を設ける構造とすればさらによかったと思う。

乗客が滑って怪我をしたトラブルがあったからだと想像するが、船室備え付けのスリッパは滑りやすいので外部デッキとレストランでは履くなという掲示と放送がしつこかった。(MyスリッパやサンダルならOK?)

極端な季節変動のある強気の運賃を設定している。以前より繁忙期運賃適用日は少なくなっているとはいえ、繁忙期運賃の日には混雑してる上に極端に高くて、私は乗る気にならない。とはいえ、厳しい時代なので取れるところからしっかり頂くべきだと思う。繁忙期間、もう少し長くしてもいいんじゃない?

個室のテレビで航行位置(緯度、経度まで出る)と速力が地図上に表示されるので面白い。そういえば、他社で、位置ではなく時間で適当に航行位置を示していた所があったような気がするが、これは予定航路からズレるので本物?

大阪南港でフェリーターミナル駅とかもめ埠頭間の無料送迎バスが廃止された。徒歩の乗客については実質的には値上げとも思えるが、利用した日の徒歩の旅客は少なくやむを得ない面もあるかと思う。市バスは本数がかなり少なくなり不便なので乗船前や下船後の予定には余裕を持ったほうがいいかも?下船直後のバスはとても混雑するので、座りたければ1つ前のバス停まで歩いてから乗車すると良い。

従来、パンフやHPの写真で1等Bの4人部屋に座椅子がないのに座椅子が映っていたり、実際は臨時席仕様なのにソファーのあるラウンジやサロンが紹介されていたのだが、いつのまにか修正されていた。また自販機の値段は長距離フェリー最高水準の価格だったのだが、おおかたの他社同様の普通の’船上’価格まで引き下げられている。
   船 室 構 成 合 計
特  等  洋室2〜3名×10室 30名
1 等 A  洋室2〜3名×34室 和室3名×2室 108名
1 等 B  洋室4〜5名×28室 洋室1名×9室 149名
2等寝台  洋室4名×24室 6名×24室 240名
2  等  大部屋(ラウンジ サロン などの臨時席も含む) 175名
ドライバー室  1段ベッド 80名
 更新履歴
H18.12.31 公室の写真追加、及びサービス体制の確認と若干の加筆
H19.03.25 1等Aの写真、情報を追加
H19.11.25 ダイヤモンドフェリー合併に伴い、サービス体制の確認。

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