2001/6/7 赤桐
オールフォーは17世紀頃から英国でプレイされていたトリックテイキングゲームで,ピッチなどのゲームの祖先にあたります。今でもよくプレイされています。アメリカでもプレイされていますが,セブンアップと呼ばれることが多いようです。
最初に,David Parlett氏のルールによるイギリスのルールを説明します。そのあとアメリカのルールを説明します。
2人。
普通の52枚のトランプを使います。
カードの強さは,A,K,Q,J,10,9,8,7,6,5,4,3,2の順です。
最初のディーラーは 任意のやり方で決めます。ディーラーは ディールごとに交代します。
ディーラーは,エルダー(ディーラーでないほうのプレイヤー)から順に,まとめて3枚ずつ2回配ります。各プレイヤーの手札は6枚になります。
そのあと,次のカードを表向きにしてテーブルにおきます。これが切札候補カードになります。切札候補カードがジャックだった場合には,ディーラーが1点得点します。
エルダーがまず切札候補カードを切札に選ぶかどうかを選択します。切札にしたい場合には,「スタンド(I stand)」と言います。この場合はすぐにプレイが始まります。切札にしたいと思わなければ,「ベッグ(I beg)」と言います。
ベッグの場合には,ディーラーがこのスートを切札にするかどうかを決めます。切札にする場合には,エルダーが1点を得点してプレイが始まります。この1点をギフト(gift)と呼びます。
ディーラーもこのスートを切札にしなかった場合は,ディーラーは切札候補カードを捨て,各プレイヤーにさらに3枚ずつ配り,次のカードを新たに切札候補として表向けます。もしこのカードのスートが今までの切札候補カードと同じならば,これを捨てて,また3枚ずつ配ってから切札候補カードを表向けることを続けます。
新たなスートの切札予定カードが出たら,最初と同じようにエルダーがスタンドまたはベッグを宣言し,ベッグならばディーラーがそれを切札にするかどうか決めます。
それでも切札に決まらない場合には,3枚ずつ追加で配り切札候補カードを表向けて,宣言をやりなおします(もちろん,切札候補カードが今までに出たスートならば,それを捨てて3枚ずつ配ってから,新たな切札候補カードを表向けます)。
2回目以降でも切札候補カードがジャックならば,ディーラーは1点得点します。ただし,今までに切札候補になったのと同じスートのジャックの場合には得点しません。
4つのスートがすべて出ても切札が決まらない場合や,追加で配って切札候補カードを表向けるに十分なカードが残っていない場合は,最初のディールからやりなおしとなります。この場合,ディーラーは交代しません。
プレイヤーの手札が6枚より多い場合には,6枚になるように裏向きに捨て札します。捨て札するカードに制限はありません。
トリックテイキングゲームのルールに従います。
エルダーが最初のリードを行います。
切札がリードされたときには,切札を持っていれば出さなければなりません。持っていないときには,どのカードを出してもかまいません。
他のスートがリードされたときには:
次のように得点します。
| 名前 | 説明 | 点数 |
| ハイ(High) | 2人の手札の中で最も強い切札を手札に持っていたプレイヤー | 1点 |
| ロー(Low) | 2人の手札の中で最も弱いい切札を手札に持っていたプレイヤー | 1点 |
| ジャック(Jack) | 切札のジャックをプレイで勝って得たプレイヤー | 1点 |
| ゲーム(Game) | プレイで勝ったカードのポイントの合計が最も高かったプレイヤー。
カードのポイントは
同点の場合は誰も得点しません |
1点 |
どちらかのプレイヤーの累計点が決められた点数に達したら,そのプレイヤーの勝ちでゲームが終わります。この点数はイギリスでは伝統的に11点,アメリカでは7点です。イギリスでも7点で行うことも多いようです。
ゲームの途中でもジャックが切札候補カードになった1点でその点数に達したらゲームは終了します。
ディール終了後の得点を数える順序は,ハイ,ロー,ジャック,ゲームの順です。この順序で数えていって最初に決められた点数に達したほうが勝ちになります。
伝統的には,各プレイヤーはゲームの点数分のカウンター(チップ)を持ってゲームを始め,点数を取るごとにそれをポットに入れていきます。最初にカウンターがなくなったプレイヤーの勝ちになります。
ローの得点を,最も弱い切札を持っていたプレイヤーではなく,最も弱い切札をプレイで取ったプレイヤーにすることもあります。
現在ではこのほうが普通かもしれません。
なお,ハイの切札は必ず手札に持っていたプレイヤーが勝つので,「取ったプレイヤー」にしても同じです。
最初の切札候補に両プレイヤーとも同意しなかった場合,やはり追加で3枚配り新しく切札候補カードを表にしますが,これが新しいスートだった場合には,そのスートが切札に自動的に決まります。(最初と同じスートだった場合には,別のスートが出るまで,追加で配って新しい切札候補カードを表向きにします)。
3人や4人でもプレイすることがあります。4人の場合は,パートナー戦にすることもあり,しないこともあります。ディーラーの左隣がエルダーになります。切札を決めるときには,エルダーから時計回りの順に宣言します。エルダー(及びそのパートナー)は切札候補カードを切札にするかしないか自由に決めるとこができますが,他のプレイヤーがそれを切札にする場合にはエルダーがギフトの1点を得ます。
ギフトの点数がないことがあります。