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ブラッコ(Burraco)

2004/1/10 赤桐

  カナスタの一種ですがイタリアで盛んなゲームです。ルールはhttp://www.burraco.com/によりましたが,不明なところはカナスタからの推測で補っています。

 捨て札をいつでも取ることができるということが,このゲームの特徴になっています。


人数

 4人。向かい合った2人がパートナーを組みます。

カード

 52枚の通常のカードに2枚のジョーカーを加えた54枚のカードを2組使用します。合計108枚のカードを使うことになります。2組のカードは混ぜ合わされます。

カードの点数

 カードの点数は以下のようになります。後述するように,カードの組み合わせをうまく作ってテーブルに出せば,そのカードの点数が得点になります。また,ゲーム終了時に手札に残ったカードの点数はマイナス点(失点)になります。
ジョーカー 30点
20点
15点
10 10点
5点

ワイルドカード

 ジョーカーのカード全部はワイルドカード(代札)になります。ワイルドカードは,他のカードの代わりとして使うことができます。

  [JO][S2][H2][C2][D2]

 ワイルドカードでないカードを,ナチュラルカードと呼びます。

メルド

 メルドというのは,カードの特定の組み合わせをテーブル上に見えるように出して,得点を得ることです。

 ブラッコでは,同じランク(数位)のカードが3枚以上あれば,それをメルドすることができます。例えばのカード3枚とか,キングを5枚とかです。(この種のメルドのことを同位札のメルドと呼ぶことにします)。

  [S8][H8][C8]

 また,同じスートの続き札が3枚以上あるとそれをメルドすることもできます。例えばH-H10-HJとか,S-S-S-Sとかです。のカードはワイルドカードとしても使えますが,このようにナチュラルカードとして使うこともできます。AKの上のカードとしても,の下のカードとしても使うことができます。つまり,CA-C2-CDQ-DK-DA,などとして使うことができます。ただし,SK-SA-Sというように使うことはできません。(この種のメルドのことをシークエンスのメルドと呼ぶことにします)。

  [h9][H10]HJ][HQ]

  [CA][C2][C3]

  [DQ][DK][DA]

  × [SK][SA][S2]これはメルドではありません

 1つのメルドのカードは重ねて置きますが,インデックスが見えるようにカードをずらします。チーム(パートナー2人)のメルドは区別する必要はありません。

 自分のチームのメルドに,カードを付け加えることもできます。これをレイオフ(Lay Off)と呼びます。

  [H8][h9][H10] ← HJ]

 メルドを作るときにはワイルドカードを何枚でも入れることができます。ただし,ワイルドカードだけでメルドを作ることはできません。シークエンスのメルドの場合には,ワイルドカードは続き札として隣り合うカードのそばに置かなければなりません。

  [C4][C5][D2][S7][S2]

 ワイルドカードを含まないメルドにはワイルドカードを1枚だけレイオフすることができますが,ワイルドカードを含むメルドにはワイルドカードをレイオフすることはできません。

  [DQ][SQ][HQ] ← [JO]  OK

  [S8][JO][S10] ×← [D2]  これはできません

 のカードはークエンスのメルドではナチュラルカードとして使うことができますが,同位札のメルドではナチュラルカードにはなりません。つまり,のランクの同位札のメルドを作ることはできません。

  [H2][H3][H4] この場合のはナチュラルカード

  × [C2][H2][S2] これはメルドにはなりません

 ワイルドカードのカードを含むメルドの場合,ワイルドカードが代替している本来のカードをレイオフとして加え,ワイルドカードをそのメルドの別の位置に移すこともできます。例えば,-10-ジョーカー-QのときにJをレイオフして,ジョーカーをの隣に移動し,の代替カードとすることができます(Qの隣に移動してKの代替カードにすることもできます)。のカードの場合,今までワイルドカードとして使っていたものをナチュラルカードとして使うようにすることもできます。例えば,--のメルドの場合,をレイオフして,---のメルド(はナチュラル)とすることができます。

  [h9][H10][JO][HQ]  ← HJ]

                    ↓

  [JO][h9][H10]HJ][HQ]

  [S3][S2][S5] ← [S4]

                  ↓

  [S2][S3][S4][S5] 

カナスタ

 7枚以上のカードのメルドを特にカナスタ(Canasta)と呼びます。

 ワイルドカードを含むものをダーティーカナスタ,含まないものをピュアカナスタと呼びます。

ダーティーカナスタの例

[SA][SA][HA][CA][CA][DA][JO][H2]

[H7][H8][JO][H10][S2][H2][HK]

ピュアカナスタの例

[DJ][DJ][SJ][SJ]HJ]HJ][CJ][CJ]

[SA][S2][S3][S4][S5][S6][S7]

 ダーティーカナスタの最後の1枚のカードは普通のカードの向きとは90度向きを変えて置きます。ピュアカナスタの場合には,最後の2枚の向きを変えます。

ディール

 最初のディーラーはドローして最も低いカードを引いたプレイヤーが務めます。同じランクの時は引きなおしです。次のディールからは,時計回りにディーラーが交代します。

 ディーラーは,カットの結果上にくるほうの山から,左隣のプレイヤーから順に時計回りに1枚ずつ,各プレイヤーに11枚ずつ配ります

 ディーラーの右隣のプレイヤーは,カットの結果下にくるほうの山から,11枚のカードを裏向きのままテーブルの隅に重ねて置きます。更に11枚のカードを重ねますがこれは前の11枚と90度ずらして置きます。この11枚のカードをポット(Pot)と呼びます。

 残りのカードは山札(Stock)としてテーブル中央に置きますが,山札の一番上のカードは表向きにして,山札の横に置きます。これは最初の捨て札としての扱いを受けます。プレイ中の捨て札はこの上に置かれ,「捨て札の山(Discard Pile)」となります。

プレイ

 各プレイヤーは,自分の番の時に,次の1〜3のプレイを行います(2は行わなくてもかまいません)。

  1. 山札の一番上のカード1枚を取る(ドロー),または捨て札の山の全部を手に取る。
  2. メルドやレイオフを行う。あるいは,しなくてもよい。
  3. 手札から1枚のカードを捨てる。

ドロー

 ドローは,山札の一番上のカードを,手札に加えることです。

捨て札を取る

 捨て札を取る場合には,一番上のカードだけでなく,捨て札の山の全部のカードを取らなければなりません。

 このゲームでは捨て札を取るための条件は何もありません。いつでも捨て札を取ることができます。

メルドとレイオフ

 一度にいくつメルドをしても,レイオフしてもかまいません。

 メルドしたカードを,手札に戻したり,他のメルドに移すことはできません。

捨て札

 捨て札は,捨て札の山の上に表向きに行います。下のカードが見えないように重ねます。捨て札の下のカードを見ることは禁止されています。捨て札をしてはいけないカードはありません。ワイルドカードも捨て札できます。

ポットを取る

 パートナーのうち最初に手札がなくなったプレイヤーが,ポットの11枚のカード(2組あれば上のほうの組)を取って手札にします。次の2つの場合があります。

捨て札をして手札がなくなった場合

 メルドやレイオフをした後,捨て札をして手札が1枚もなくなった場合には,ポットの11枚のカードを取りますが,自分の番は終了しているので,次回の自分の番までそれを使うことはできません。また,自分のパートナーの次の番が終わるまでは,そのカードを見ることもできません。

メルドやレイオフをして手札がなくなった場合(In flight)

 メルドやレイオフをして,捨て札をする前に手札が1枚もなくなった場合には,ポットの11枚のカードを取って手札にして,自分の番のプレイを続けることができます。最後に捨て札をして自分の番のプレイを終了します。

上がり(Close)

 次の2つの条件にあてはまった場合,メルドを作ったりレイオフをして,手の内のカードがなくなれば上がりになり,そのディールは終了します。

 上がるときには捨て札を行っても,行わなくてもかまいません。

山札が少なくなったとき

 山札からドローした結果,残りの山札が2枚になった場合には,そのプレイヤーのプレイが終了したらそのディールも終わりになり,得点の計算を始めます。

得点の計算

 プレイが終わった後,次のように得点を計算して合計します(得点から罰点を引きます)。

カナスタの得点

 カナスタには次の点数がつきます(作ったカナスタ全部の点数を合計します)。

ダーティーカナスタ

 100点

ピュアカナスタ  200点

上がりのボーナス

 上がったチームには100点のボーナスがつきます。

メルドやカナスタに使われたカードに対しての得点

 メルドされている(カナスタを含む)カードについて,そのカードの点数の合計が得点となります。

ポットを取らなかった事への罰点

 ポットを取っていないチームがあれば,そのチームには100点の罰点(マイナス点)がつきます。

手札に残っているカードに対しての罰点

 プレイ終了時に手札にあるカードの点数の合計点が罰点(マイナス点)になります。

ゲームの終了

 プレイ終了後の得点計算で,累計点が2005点に到達したチームがあればゲーム終了となります。もちろん点数の多い方が勝者となります。同点ならば,引き分けです。