平成13年度JCAカーリングスクール体験日記
プロローグ
それは、10月の上旬のこと。CASメンバーのまるちさんから、「今月末、仙台でカーリングスクールがあるんだけど参加しない?」というお誘いがあった。
最初は、「お金もないしなぁ」と乗り気ではなかったが、「敦賀さんも来るよ」という一言で、久美ちゃんの目が(-_☆)キラリと輝いた。
そして、半強制的にゆかいも参加することになったのであった。(この時点では、いまいち乗り気ではなかった。実は。)
その後、誘った張本人、まるちさんが参加できなくなり、実質的な申し込みややり取りは、ゆかいが担当することになったのである。
受け付け担当者の加藤さんには、大変お世話になりましたm(__)m
そして、運命的に?その週は出張週間となって、月曜日は一関、火曜日は利府、金曜日は白石蔵王(+追加で郡山に戻された(^^;)へとでかけた。
そして、金曜日の晩は、すでに仙台に入っていたのであった。おかげで懐の痛み具合がちょっと和らいだ。
なお、このスクールは、経験者コースのものであるため、カーリングについてある程度知識のある方が読むことが望ましい。
要項など・・(パンフレットより抜粋)
1.開催日時
平成13年10月27日(土)〜28日(日)
2.開催場所
宮城県厚生年金スポーツセンター
3.主催
(社)日本カーリング協会(JCA)
4.講師
オリンピック冬季長野大会選手 敦賀 信人氏
オリンピック冬季長野大会選手 近藤 ゆかり氏
文部科学大臣認定スポーツ指導員 小川 豊和氏
文部科学大臣認定スポーツ指導員 土屋 長雄氏
文部科学大臣認定スポーツ指導員 佐藤 厚氏
スケジュールに沿った感想文と覚書(学んできたこと)
ちなみに()の中の講師は、ゆかいが教わった人であって、それぞれ違う人に教わっています。
27日
13:00〜13:20 開講式
経験者だけの予定だったが、2日間参加希望者が多かったため、初日から未経験者も参加できることに。
参加者のほとんどは(というか私と久美ちゃんを除いては)東北の方ばかり。
はるばる東京から、といわれてしまって、かえってこっちが申し訳ない気持ちになった。
お邪魔してしまったかしら?と。でも、隣の席の久美ちゃんは、生敦賀さんを見てぽーっとしていた。
13:20〜13:35 デリバリーの講義(by長雄さん)
今までいきなりデリバリーの練習をしてきたので、説明をきちんと聞くのは初めてだった。
とりあえず聞いたことを片っ端からメモしていった。
デリバリーのポイント
1.ハックの後ろから入る:最初に入るときの足の向きでラインが決まるので、横から入ったりすると、
ハックにかける足が正しい向きを向かなくなってしまうため。
2.ハックに足を乗せたら、そのつま先の部分にかかとが来るように反対の足を置く。
3.スキップの目を見て投げる。:これも正しいラインに出るために必要
4.石→足の順に動かす:最初にちょっと前に出す時も、ひく時も、そして最後けり出す時も、この順番で行う。理由は5で。
5.けり出す時の順番は石→スライダーがついている方の足→逆の足(ハックをける):
スライダーがついている方の足は、石の後ろに入れる。石とスライダーがついている方の足がライン上一直線でないと、ラインがずれてしまうため。
13:35〜14:10 デリバリーの実技(by敦賀さん)
言われたことを頭の中に入れたつもりだったが、実際に投げてみると講師の皆様からのチェックが入る。
いきなり敦賀さんに教えていただくことになったが、ハックに入って投げる準備をすると「こっち向いて!」といわれる。
言われるまで、自分が下を向いていたことに気づかなかった。どうしても転ばないようにとか、石は大丈夫かとか気になって下を向いてしまっていた。
2、3回投げるうちに、だんだん下を向かないことを意識できるようになった。一歩前進。
14:10〜14:40 作戦についての講義(by小川さん)
作戦とは?
ということで、ここでも聞いたことをまとめて掲載しようと思う。
・作戦とは、次の7つの点を考慮し、選択を行うこと。
1.FREE−GUARD:フリーガードゾーンは有効か?
2.END:現在のエンド数
3.SCORE:現在の得点
4.ROCK:先攻か後攻か
5.ABILITY:自分や相手の能力、当日の調子
6.ICE:アイスコンディション
7.NO:ショット数(あと何回投げられるか)
なお、当HPよりリンクされている、東京カーリング協会のホームページにも作戦について小川氏の投稿が掲載されているので、是非参照して頂きたい
・セオリー
1)先攻・後攻によるストーンの配置の仕方
先攻は真ん中にストーンを置いていく:相手のラストショットを防ぐため、できるだけ真ん中はふさいでおいた方が良い。
後攻は両サイドにストーンを置いていく:最後に真ん中に置けるように、先攻のストーンを除くようにしながら道を開けていく。
2)勝っている場合・負けている場合の作戦
勝っている場合(あるいは防御したい場合)は、ハウスの中(あるいはアウトにしても良い)にストーンを置いていく
負けている場合(あるいは攻めていきたい場合)は、フリーガードを利用(最初のストーンをガードとして使用)する
3)フリーガードに関する注意点
国際ルールでは、後攻リードが2投目を投げ終わるまでは「相手の」ストーンをアウトにしてはいけない。(フォーロック)
カナダルールでは、先攻リードが2投目を投げ終わるまでは、「自分と相手両方」のストーンをアウトにしてはいけない。
4)その他
前もって「こういう場合」を想定しつつ、チーム内で作戦を立てておくと、実際の試合の時に有利になる。
14:40〜15:25 シチュエーションの実技(by長雄さん、敦賀さん)
作戦の中で、いかにストーンを配置するかがポイントであるということから、正しいウェイトを出すことができるように練習を行った。
けり方の練習
1.ストーンの代わりにバドミントンのシャトルを手に持ち、デリバリーをして、止まったところにシャトルをおく。
2.ストーンを持たずにデリバリーをしてみる。
3.ブラシも持たずにデリバリーをしてみる。(スライダーのついている方の足に正しく体重が乗っているか)
<ポイント>
・スライダーのついている方の足をあらかじめ投げる時の形にしておき、逆の足でけるだけの練習を行う。
はじめはけりは弱くても良いので、正しく体重を乗せられるようにする。
・おへその下にスライダーのついている方の足がくるようにする。
・かかとに体重をかけた方が安定したデリバリーができる。
15:25〜15:40 スウィーピングの講義(by近藤さん)
スウィーピングの3つの効果
1.氷の上をきれいにする(クリーニング)
2.強くスウィープすることによって、ストーンの距離を伸ばす
3.ストーンが曲がるのを防ぐ
スウィーパ
スキップに近い方を掃く人がウェイトを見て、スキップに報告。スキップはパターンに応じてスウィーパに指示を出す。
ストップウォッチなどを使用して、大体の目安を覚えておくと良い。
投げる人に近い方を掃く人がメインのスウィーパとなる。スウィープは、オリンピックの選手で、80%ほど体重をかけるという。
つま先で立ってスウィープするのがポイント。ブラシのヘッド上に頭が来れば良い。
スキップは、テイク時に当たったストーンのウェイトが弱い場合などにスウィープして外に出したり、
投げた時点でのウェイトが弱い場合に一緒にスウィープするため、素早い判断能力が問われる。
15:40〜16:15 スウィーピングの実技(by近藤さん)
実際にスウィープの練習を行う。皆で一列になってスウィープの練習。自分がオープンとクローズどちらが得意かを感覚的につかむ。
クローズの方が足の運びが難しいが、よりストーンの近くを掃けるのはクローズであるため、少しずつ練習をしていった。
おかげで足の運びはだいぶ上達したのだけど、まだ手を動かすのが思うようにいきません。体重がかからないのよりはいいのかなと思うけど。
翌日、敦賀さんにもお聞きしたところ、頑張って慣れることが大切だというアドバイスを頂いた。頑張って上達したいと思う。
16:15〜17:30? ドリル
当初の予定を変更して、デリバリーの練習を行った。詳しい時間はちょっと覚えていないけど(^^;実際に投げているところを見て、
講師の方々が個人個人にアドバイスを行った。
16:15〜17:30? ビデオ撮影会
1人2投、インターンとアウトターン各1投ずつ投げる姿をビデオ撮影。他の人は他のハックで練習を行った。
終わった後でビデオのチェックを行った。ドリルと平行しつつ行ったので、詳しい時間は不明瞭。
自分の投げる姿を撮られるのは初めてのことだったので、あがり症のゆかいはとっても緊張した。
インターンは思ったよりできたかな?と思った。アウトターンはいまいち。苦手なようである(^^;
17:30〜18:00? メンタル面についての講義(by小川さん)
試合を行う上での精神的な面での勉強を行った。小川さんのアドバイスとしては以下の通り。
1.リードやセカンドはサードを通じてスキップに意見する。:スキップが全部聞いてしまうと、考えがまとまらなくなってしまうため。
2.1エンド目はぺブルがつぶれていなくてストーンが重いため、調子を見るため、少し奥を狙っていく(ドロー狙い:消極的)
3.2エンド目ではまだ両サイドのぺブルがつぶれていないことが多いので注意する。
4.ストーンの回転が1〜1回転半の場合は押し込み型、2〜3回転する場合はカムアラウンド型の攻撃方法をとる。
5.ウィップ時にはスキップはスウィープの準備をする。
フリーガード適用時、自分のチームが先攻で中心にストーンをガードとしておく。相手チームがこれに当てて両サイドに散らそうとした場合、
当たった瞬間に自分のチームのストーンを掃いて外に出してしまえば、相手のストーンは失格、自分チームのストーンは当たる前の位置に戻すことが
可能であるためである。
6.困った時はここに置け!コントロールゾーン。
コントロールゾーンとは、4フィートライン幅のティーラインから、ハウスからストーン1・2個分手前のあたりまでのエリアである。
7.ティー奥に相手のストーンが入ったら味方と思え。
8.ガードが1つある場合に、もう一つストーンを置きたい場合はややワイドに設定すること。当てたい場合はナロー気味に設定すること。
このあたりは聞いたことを書くだけで精一杯でした(^^;今度またゆっくり教えていただきたいと思いますm(__)m
18:00〜18:40 ビデオチェック(by長雄さん)
先ほど撮影したビデオのチェック。見ていて多かった注意点は以下の通り。
1.ブラシの持ち方。
一番注意された人が多かったのがこれ。ブラシを抱え込んでしまって、肩が水平になっていない人続出。
原因はブラシを握る位置が高すぎるということで、ちょっと下にするだけでずいぶん直ったみたい。くみちゃんも指摘されていました(^^)
2.ブラシが開いてしまう。
最初の格好はいいのに、けり出した時、ブラシがついていかずに横を向いてしまう。
すると肩がだんだん開いてしまって正しいラインが出ないという点も指摘されていた。
3.足が正しく入っていない。
ゆかいが指摘されたのがこれ。自分では石と足がきちんとライン上に乗っていたつもりだったのだが、
ビデオならではの正面からみた自分は明らかに足が左側にずれていた。これさえ直れば形はばっちり?
4.けり出した足がラインに載っていない。
くみちゃんに見られた症状。これが正しくライン上に乗っていないと、ドリフトを起こして、自分が曲がってしまう(^^;この症状も結構見られた。
これは、チームメイトに見てもらったり、ビデオ撮影してみたりすると一目瞭然なので、チームでチェックしあうと良い。
18:40〜19:00 ドローゲーム
といっても、実際にハウスの中にドローするゲームではなくて、あるラインとラインの間にストーンをとめたら何点というゲームでした。
私のチームは、担当者の加藤さんとくみちゃん、そして今日初めてという新人さんとでチームをくみました。
なんと新人さんが一番よい成績を収めてくれて、でも残念ながら優勝はできませんでした。
期待の新人で、うちの若様と同じ位のセンスの持ち主だと思います。これからも続けてほしいですね(^^)
この日の練習はこれで終わり。くみちゃんと一緒に、敦賀さん・近藤さんにCASトレーナーにサインを頂きました。
快く応じてくださったお二方には感謝しています。チームメイトに自慢できる一品ですv(^^)v
19:30〜21:30 レセプション
練習が無事に終わってお楽しみの時間。私達は恐れ多くも講師の方々と同じテーブルに座ることになりました(*^^*ゞ
くみちゃんはもうめろめろで、視線が定まっていませんでした(笑)
楽しく歓談をしつつ、CASの名前を広めるべくビールつぎに回りました。皆さん暖かくもてなしてくださってとても幸せでした。
浪岡さんの抱きつき攻撃には2人ともどきどきしてしまいました(*^^*)
そして、講師の皆様からのプレゼント争奪戦!じゃんけん大会です。
「ただでは帰らないCAS」と言われているという噂は聞いていたので、ここは頑張ってゲットしなくては・・と思ったのもつかの間、
私はじゃんけんが弱いので、なかなかゲットできませんでした。そうしているうちにくみちゃんが「執念の勝利」で、
近藤さんから提供された「全日本メンバーの写真をテレホンカードにしたもの」をゲットしました。
もちろん敦賀さんが載っているからです(^^)カードが入っていた袋にもお2人のサインを頂いてご満悦でした。
そしてどきどきするゆかい。残りわずかになって、佐藤さん提供の「JCAピンバッジ」ほ・・・ほしい!という執念で負け進みました(^^;
(負けた人がもらえるということで(笑))そして最後、前に出てきて決勝戦。「レディファースト」ということで、女性陣がもらえることに。
不戦勝。とてもうれしくてたまりませんでした。
レセプションが終わってからも、たくさん写真を撮りました。くみちゃんは念願の敦賀さんとのツーショット。
ゆかいは敦賀さん・近藤さんに挟まれて撮ってもらいました(^^)講師の方々とも撮ってもらいましたし、岩手の方々とも撮ってもらいました。
できあがるのが楽しみです。今回、ゆかいのデジカメは電池を忘れたために使用不可だったのがむっちゃ悔しい。
今度はちゃんと万全の体制で臨みたいと思ってます。
レセプションの後、浪岡さんのお誘いを受けて、和室に集合したのですが、30分もしないうちに「苦情がでた」ということで解散。
でも、ちょっとだけどお話ができて楽しかったです。また次回お会いできる時を楽しみにしています(^^)
28日
08:30〜09:10 ドリル(実技)(by長雄さん)
今回は、デリバリーで手を離すタイミングについて習う。滑り出して形が安定してきたらゆっくりと手を離す。
ホッグラインの1m手前程度でリリースが完了するのが望ましい(ホッグラインぎりぎりだと、ラインを超えてしまう危険性があるため)
09:10〜10:10 ビデオ鑑賞(by小川さん)
今度はカナダの試合をビデオで見ながら、作戦の立て方などを見てみる。
インターンとアウトターンのどちらを選ぶかなどといった点についてもアドバイスを頂いた。
また、相手のストーンがこうなった場合どうするかといった、パターンに対する考えについても教えていただいた。
10:10〜10:30 ドリル(実技)(by敦賀さん)
昨日のビデオで指摘された点を踏まえつつ、デリバリーの練習。ストーンを持っての練習で、止まった時、敦賀さんから「そのまま!」の声。
足を見るように言われて見てみると、確かに足が入っていない。ゆっくりと、順番を頭の中で数えながら蹴ってみる。
3回に1回くらいはまともに滑れるようになった・・・かな?
10:30〜11:10 講義(作戦)(by小川さん)
スライドを見ながら説明を行った。
練習方法について
これは試合が近くなってきたときの練習パターンである。
2時間ほどで終わらせる。だらだらしない。ウォームアップを行う。体調を整える。楽しいものを含める。試合形式のものを含める。
始めの15分ほどでウォームアップを行う。ストレッチ、ステップ(デリバリーの形を床上で行う)スライド(流して滑ってみる)など。
その後、20分ほどでヒット(強く投げてぺブルをつぶす)の練習を行う。更に20分、今度はリリースの練習を行う。
ぺブルがつぶれてきたら、30分間、ヒットやドローの練習を行う。その後、4人ならば2on2を行う。最後にストレッチを行い、体を慣らす。
そして、反省会、まとめ、次の目標についてまとめる。
今までの総まとめ(復習)
スライドを見せながら質問をしていった。先攻の場合、後攻の場合、勝っている場合、負けている場合、同点の場合の攻め方についてなど。
その中でどう攻めていくかについての問題を出した。
その後に、カーリングのシミュレーションゲームの紹介を行った。
カードゲームで、4パターンのストーンの配置と、30通りのシチュエーションがあって、7つの選択肢がある。
その中で最も適切な作戦を考えるゲームである。なかなか楽しかったので、機会があれば購入したい。
11:10〜11:20 模範ゲーム
講師の皆様VS教え子代表でチームを組んで、模範ゲームを行いました。一番の見所はやはり敦賀さんのスキップでした。
他の皆様も、スキップが指示した位置にほぼ的確に投げて、拍手の連続でした。試合は教え子代表チームの勝利でした。
地元パワー炸裂といった感じでしょうか。
11:20〜11:30 馬鹿げたゲーム
最後にスペシャルボーナスゲームとして、ブラシでひっぱるリレーゲームを行いました。決勝には出られませんでしたが、楽しかったです。
エピローグ
あっという間に2日間が過ぎてしまい、楽しい時間も終わりました。
閉会式のあとは、講師の皆様にお礼と共に握手していただいて、とてもうれしかったです。(私以上に喜んでいたのはくみちゃんでしたが(笑))
今回参加して、とてもいい勉強になりました。
ここまで読んでくださった皆様にはとても感謝すると共に、常体敬体ごちゃごちゃ、文章もまとまらないで、申し訳ない気持ちもいっぱいです。
でも、ありがとうございましたm(__)m
暖かく迎えてくださった、宮城県・岩手県・山形県・福島県、そして日本カーリング協会の皆様には、特に多大なる感謝を致しますm(__)m
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