ファラオ?

腹王(はらおお)といきなり書かれても、なんのことだかわからないと思います。実は私も2000年の3月まで所属していた、K大学のS研究室のK助教授から山根君、今日から君のことをファラオと呼ぶよ」と突然言われた時は、なんのことだかさっぱりわかりませんでした。詳しく聞いてみると、「山根君は腹が出ているから腹王で、それが転じてファラオだよ」とのこと。確かに、あの頃の私は運動不足から、かなり腹が出ていたのは、自他ともに認めるところ。その頃は72キロくらいあったからなあ。かくして、研究室で一番偉いのであろう(おそらく学長クラスであろう)、ファラオとしう称号を手に。しかし、その権力を行使することもなく、灼熱のサウジアラビアでの調査で、少し痩せ、その後、こちらに移ってから、毎日、官舎から研究所までの道のりを片道35分くらいかけて歩いてたら、67キロに。別に痩せるために、わざわざ歩いているわけではなくて、他に交通手段がないのと、田舎道を歩くのが好きというただそれだけの理由。田圃のド真中を歩いていると、見知らぬ農家のオバーチャンが挨拶をしてくれたりして、長いジプシー生活で失ったなにかを取り戻したような気がする。2000年の5月の終わりに、福岡に帰ったついでに、古巣のS研究室によったところ、みんなから痩せたよと言われ、K先生から「山根君は痩せてしまったから、今度から前ファラオを呼ぶよ」と言われ、いとも簡単に王位を剥奪されてしまいました。