サウジで見た動物1

もともとある動物の調査に行ったわけで、対象動物以外はあまり積極的に見ようとは思いませんでした。それでもいくつかの写真を撮ることができたので、ここで紹介します。あと、友人の昆虫マニアに頼まれて、スカラベ等の甲虫を多数採集してきましたが、帰国して写真を撮る前にみんな彼等に持っていかれてしまいましたので、残念ながらここでは紹介できません。

ラクダ
サウジを代表する動物(家畜)といっても良いだろう。昔はラクダに乗って、水のないところを何週間も旅したようだ。水がなくなったら、ラクダの乳を飲めば良い。まさに、砂漠の船だ。現在でも、自分のラクダが逃げてしまったら、仕事を休んで、2週間くらいは捜しまわっても許されるとのこと。交通手段がラクダから自動車にかわった今でも、ラクダは大切にされているようだ。肉や乳の為に飼われている。放牧されている群れをよく見かける。急な斜面も平気で登る。トゲトゲのアカシアの枝から舌を使って上手に新芽を食べる。下の写真はラクダの死体。そんなラクダも、死んでしまえばそのまま放置されてしまう。1週間も経てば、完全に白骨化してしまう。

マントヒヒ
マントヒヒは紅海沿岸の高山帯を中心に分布している。私が滞在していたタイーフのもたくさんのマントヒヒが生息している。街の周辺の山に棲むものたちは、餌を求めて街の方まで出てくる。これじゃあ、ノラネコならぬ、ノラヒヒだ。上の写真のまん中はオスで両側はメスだ。ピーナッツを投げてやると、ボンネットの上まで平気で上ってくる。オスのみがマントのような長い毛を持つ。私の感覚からいうと、マントというより、昔の雨具の蓑ですね。ミノヒヒといったほうが、より正確に特徴を表していると思う。まん中は餌を与えに来た車がマントヒヒに囲まれてしまっている。まるでマントヒヒに襲われてボコボコにされているようにも見えるけれども、子供やメスに手出しをしない限りは、オスは危害を加えたりしない。典型的な一夫多妻性の動物で、強いオスほどたくさんのメスを持つことができるそうだ。サウジの男性と同じだと言ったら、サウジ人の研究者に怒られた。私は羨ましいと思っていったつもりなのに。一番下の写真はオスの写真。この写真を載せた意図を説明するまでもないであろう。人間と違って、モノの中に骨が入っているらしい。マントヒヒの群れの中にいたら、密猟者からの弾が飛んできて恐い思いをしました。

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