サウジで見た動物2

ヤギ
ヤギの放牧はいたるところで見られる。最近では過放牧が問題となっているようだ。ほとんどが食用のもので、食べるととても美味しい。臭みなどまったくない(→サウジの料理)。ラクダ同様、ヤギなくしてはサウジの文化は語れない。ヤギの皮をまるごと使ったリックサックをサウジで購入し、日本でも愛用している(ただしヤギくさいが)。

キャプバイパーション
一緒に調査をしていたS先生が、センター内をジョギング中に見つけて撮影した写真。まるでツチノコのような毒蛇。1m近くある。実は調査中、私はこの毒蛇を一番恐れていた。砂の中などに隠れていて、動物が踏むと、反り返って噛み付くという。まるで地雷のようなものだ。牙が5cmくらいもあって、噛まれたらその猛毒で、ほぼ即死だという。しかしその牙の長さゆえ、牙が体を完全に貫通して、体に毒が入らなくて助かった人もいるという。泊まっていた宿舎のすぐそばで見つかったのはショックだった。サウジの南西部に分布。

ヘッジホッグ(死体)
夜中など出歩くと、よくチョロチョロ歩いているのを見かける。写真は左右とも、完全にドライアップした死体。よく砂漠にころがっている。特に右のものなどは、ウニそっくりで、生物系の人に見せても、10人中9人までが「ウニだろう」と答えてしまうほど。海洋系の研究者でも半分くらいはウニと間違えるであろうと、確信を持っている。飢えと乾きの苦しみを少しでも和らげようと、灼熱の太陽のもと、丸くなったまま息絶えたのであろう。この死体は日本に持ち帰って、ことあるごとに持ち出して、人に自慢している。しかしながら、ポスドクジプシーとして、引っ越しを繰り返すうちに、トゲがどんどん折れたり抜けたりしてしまっている。

フクロウ(死体)
このフクロウも完全にドライアップした死体として見つけた。完全に水分が抜けていたので、重量感が全くなく、また死臭もしなかった。岩の間の挟まるようにして死んでいた。飢えと乾きに苦しみながら息絶えたのであろう。砂漠ではこのような死体をよく見かける。さすがにこれは日本へは持ち帰らなかった。

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