今夜、会社でちょっとした会合があったとかで、夏侯惇は上機嫌で帰宅し、風呂に入って先ほど
寝てしまったところだ。
 姜維が片付けものを済ませ、入浴して寝室へいったときにはすでに高いびきだった。
 思わず苦笑したのはよほど眠かったのか、裸のままで眠ってしまっていることだ。
「元譲さまったら…」
 そっと上掛けを剥いで一番最初に目に飛び込んできたのは、年齢の割にたくましく引き締まった身体。
 そして常な状態で持ち主同様熟睡している男根。
 姜維は少しドキドキしながら夏侯惇の様子をうかがった。
(すごくよく眠ってる…少しくらいなら起きないわよね)
 そっと顔を近づけて観察してみる。
 そういえばこんなふうにまじまじとながめるのは確か初めてだ。
 一度火がつくと悪戯心は止められない。
 2本の指でつまんでわずかに持ち上げ重さを感じてみた。
 しかしいつものような熱はない。
 指を離せばだらしなく姜維の手の中に落ちた。
(ふふっ、おもしろーい)
 自分を泣かせているときのように立ち上げてみようとするが、そこまでの硬度はない男根はすぐに
倒れてくる。
 それがなんだかおもしろくて、姜維は何度も何度も手の中に受け止めては立て、を繰り返した。
 まだ夏侯惇は目が覚める気配がない。
 徐々に大胆になった。
 手のひら全体で優しく握ってみるとなんだか愛しくなってきた。
(意外にかわいらしいかも…元譲さま、起きちゃいやよ)
 頬を寄せてスリスリとするうち、男根が熱を帯び始めた。
(あっ、か、硬くなってきた。ど、どうしよう…)
 思わず頬を離し夏侯惇を見たが、微動だにしない。
 よほど眠りが深いのだろうと考え、姜維は再び男根を愛撫した。
 ふっと息を吹きかけてみる。
 硬さを増した男根がピクリと反応した。
(眠っててもこっちは起きちゃうのね…)
 いったん男根から目を離し、その下にある双球へ視線を移す。
 男根の裏から双球へ続く筋を、細い指ですうっと撫でた。
 そのたびに男根は反応しピクピクと動く。
 自分にないものはおもしろくてたまらない。
 やがて男根の先端から透明な液体が膨れ上がる。
 ぬめりのあるその液体に指をつけ離すと糸を引いた。
 その指で先端を撫でまわせば、液体があとからあとからあふれ出る。
 そのころにはすでに姜維自身も息が荒くなっており、下着をしっとりと濡らし始めていた。
「まだダメよ…もっと愛してあげたいんだから…」
 思わずそんなことを口に出した瞬間、声がした。
「まだお預けなのか、伯約」
 ぎょっとして顔を上げる。
 すっかり目を覚ました夏侯惇が姜維を見ていた。
 怒っているような様子はない。
 姜維はにっこりと笑った。
「うん、まだお預けなの」
「しょうがない子だ…なら、こちらへお尻を向けてごらん」
 言われるままに体勢を変えると、夏侯惇は足をつかんで自分の顔をまたがせるようにした。
「…恥ずかしい」
「さんざん玩具にしておきながらなにを言う」
 笑いながら下着を剥ぎ、姜維の尻を押し開く。
 しっとりと濡れている秘裂を指でなぞった。
「…濡れているな」
「いやぁん」
 姜維はつかんでいた男根を口へと運んだ。
「そんな意地悪言うんなら、もっとお預けにしちゃうんだから」
 にじみ出る液体を舌で舐め取り、男根全体を咥え込む。
 お返しとばかりに夏侯惇は花弁を広げて肉芽を舌で弄んだ。
「ふ…ぅん…んんっ…」
 夏侯惇の舌から逃げるように姜維の腰がくねる。
 無骨な指が蜜壷に侵入し、クチュクチュと卑猥な音をさせて湧き出た愛液をかき出した。
「ほら、こんなになっているのにお預けでいいのか?」
「あぁん…だ、だってぇ…」
 荒い息を吐きながら姜維は首を巡らせた。
「もう…欲しい…元譲さまのこれ、欲しいの…」
「よしよし」
 夏侯惇は身体を起こし、四つん這いになった姜維の腰を抱えた。
 唾液で十分にぬめった男根を一気に挿入する。
「ああんっ!」
 熱い手が乳房をつかみ、激しい動きに肉のぶつかる音がした。
「いいか? 伯約」
「ひっ…いい…いいの…っ」
「今夜はやけに熱いな」
「奥まで…奥までくるぅ…」
 思いきり姜維の身体を抱え起こし、つながったままで自分の膝に座らせる。
 乳房と肉芽の両方を弄ぶと姜維の身体は小さく震えた。
「あ、ああ…イッちゃいそう…イッちゃうぅ…」
「あれだけ焦らせておいて、もう終わりか?」
 意地悪くささやかれるより先、姜維はかわいい悲鳴をあげて達してしまっていた。
 キュウキュウと締め付けられながらも、夏侯惇は男根を抜こうとしない。
「せっかく起こしてくれたのだから、もう少し楽しませてもらわんとな」
「あっ…そんな…」
 半分涙目で振り向くが夏侯惇は笑っているだけ。
 再び身体の中で男根が暴れ始めた…。

 姜維は気だるい身体を起こし、ようやく眠った夏侯惇の下半身を見つめた。
 さっきまで暴れていたものはやっとおとなしくなったらしい。
(あんたなんて、大きらい)
 心の中で悪態をつくが、あわてて思い直した。
(うそうそ、ほんとは好きよ。でも…もう少しおとなしくしてね)
 そんなふうに小さくつぶやきながら、爪の先で男根を軽く弾く。
 眠っている夏侯惇が寝返りを打った。