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My camera hisyory...
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Nikomat FTn |
初めて一眼レフカメラを手に入れたのが、これだった。家の地元の、駅のそばのカメラ屋さんで買った。今みたいに量販店がなかったしね。量販店の元祖みたいなお店は池袋にあったけど、そのときは量販店とは言わず、問屋と呼んでいた。量販店という言葉自体がなかった。お店の名前を忘れてしまったけれど、現像液や印画紙やフィルムなどを買う時は必ずここへ行っていたなあ。そのすぐあとにヨドバシカメラが出てきたのではなかったか。あ、話がそれてしまったけれど、ま、とにかくニコマートは結構輝いていたのだ。もともとぼくは写真に興味はあったけれど、それよりは夜空の星を写真に撮りたい、という願望から写真を始めた。そしてその頃の「天文ガイド」という天文雑誌の中のカメラの広告には、しっかりとニコマートが掲載されていたのであった。当時の売れ筋一眼レフは、ペンタックス SP、SL だった。SP には TTL 露出計が内蔵されていて、SL にはそれがついていなかったはず。そしてこの SP/SL は、結構持っている人が多かったし、始めはぼくもこちらにしようと思っていた。そこに登場したのが「天文ガイド」のニコマートの宣伝で、ニコンが世界最高峰のカメラメーカーであると信じていた当時、値段的にもそんなにめちゃめちゃ高いというほどではないニコマートに徐々に引かれていったのだ。正面から見たときの、あの非対称なデザインがやけに心に残ってしまって、どうにも離れなくなってしまったのを憶えている。そうしてニコマートを買ってもらったのが中学3年のころだったか。確か中学校の修学旅行にも持っていったし。中学では写真部に入っていたので、まわりの友人達はみんないっちょ前に一眼レフを持っていたし、それは大体ペンタックスだったような気がする。ニコマートを持っていたのはぼくともうひとりだけだった。そしてブラックボディーはぼくだけだったね。あの頃は、とにかくバヨネットマウントがなんとも先進的でよかったなあ。それを思う時、とにもかくにもニコンFマウントの先進性に脱帽なのである。マウント径の小ささを指摘する輩がいるけど、そんなのくそくらえだ。このマウントは、とにかく統一されているということだけで素晴らしい。 このニコマートのおかげで、最近までカメラにレンズを装着したあとにレンズの絞りリングを解放から最小絞りまでまわすのが癖になっていた。そう、古くからのニコン一眼レフ使用者であれば御存知の「ガチャガチャ」である。「ガチャガチャ」は、まだニコンがレンズをAi 方式にする前の、解放絞りの補正操作であった。さすがにいまではしなくてよくなったけれど、それでもまだまだすぐに現役に戻れるくらいに手が憶え込んでしまっている操作だ。 ぼくの購入したのはこの時代のニコマートFTn というモデルだったけれど、その前には FT というのがあった。そして FTn 自体のマイナーチェンジなどもあった後に FT2 、FT3へと続く。これらのニコマートの系譜は、FM2 から現在最新の FM3Aへと続いているニコンマニュアル機の系譜であると信じている。 ちょうどその頃のフラッグシップはニコン F から F2 へと切り替わった頃ではないか。すでに購入から30年以上経過しているけれど、もちろん今でも使用可能だ。どこも壊れているところはないけど、露出は正確ではないかもしれない。だいいち、使用可能なボタン電池がもう販売されていない。でも、ぼくの使用形態にはほとんど影響がないのだ。現在は普通の写真を撮ることはなくて、じゃあ何を撮っているかというと、ズバリ天体写真専用機となっている。天体望遠鏡にこのボディーを装着して、数百ミリの望遠レンズにして写真を撮る。天体写真とは星の写真で、だから夜しか使わなくて、だもんでバルブしか使わないのだ。近ごろのカメラはバルブが電子式という点が、この天体写真の撮影には一番困る。バルブで何十分もの露出を一晩に何度もおこなうと電池を消耗するのがとっても困るのだ。機械式バルブは最近じゃほとんど見かけなくなって、まあ、ニコンが FM3A なんていうすばらしいマニュアル機を出してくれてちょっと安心したけどね。(これはハイブリッドシャッターを内蔵してて、もちろんバルブは機械式オッケーなのだ)ほんとうはこの FM3A も手に入れたい気もしないではないけど、そんな余裕はないのであった。 それにしても天体写真であっても最近はすっかりデジタル一眼になってしまったなあ。そうじゃなきゃ冷却CCDカメラだしなあ。値段高いしなあ... |
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Nikon FE2 |
ニコマートFTnから10年ちょっと経ってから、ぼくは FE2 を購入したのであった。すでに量販店が街に溢れ、ぼくはリーマンになって数年経っていた頃だったと思う。その頃はあまり写真やカメラには熱中していない頃で、ニコン FE2 という機種がどのような機種であるのかはよくわかっていなかったように思う。ただ、すでに持っていたカメラがニコマートであるが故、カメラのメーカはニコンしか考えられなかったし、F ひと桁を買うほど訳わかっていないわけでもなかった。ちょうど会社の友人がなぜかカメラに取りつかれていて、付き合って買い物などをしていて、新しい機種を買った頃だったと思う。カメラはニコン、というぼくの一言で、友人は F3 を購入した。本当のことを白状してしまうと、ニコンにぞっこんで他社メーカーは考えられない、というほどのニコン党ではなくって、まあたまたまニコンのカメラを使っているので、簡単には代えられないという気持ちがちょっとある程度だったのだ。もちろんニコンが好きではあるのだけどね。 友人が F3 を購入した後、量販店で売っていた FE2 と 35-70mm のニコン純正マニュアルショートズームのセットを購入した。あまり機種にはこだわりがなかったけれど、とにかくバルブが機械式であることと、絞り優先オートという組み合わせが気に入ったのだ。絞り優先オートとは、レンズの絞りを優先的に撮影者が決定しておき、それに合わせてシャッタースピードはカメラが自動的に決定するという機構だ。ポートレートなどの人物撮影によく使われるやりかただね。そしてしばらくしてモータードライブの MD-12 を買い込んで、それ以来モータードライブはつけたままだ。このカメラ、買った時はたまたま買ったというような 感じだったけれど、あとで思ったのはよくぞこれを買ったなあ、買っておいてよかったなあ、という気持ちだ。このカメラも購入後すでに20年ほど経過していると思うけれど、どこも壊れているところはなく使用可能だ。FE2 は一番使い込んだカメラではないか。でも今ではほとんど一般撮影に使うこともなくなって、これもニコマート同様、天体撮影専用機となっている。FE2 が天体撮影専用となったため、ニコマートはほぼ引退状態だけど、まあ、FE2 のバックアップ機としての役割が残っている。 しかし最近はデジタルなんだよねー。ぼくはやっぱり銀塩が好きなのだけどね。 |
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Nikon F4S |
ついに自分の人生にFひと桁が登場するのか、と思った。とても感慨深くて、本当にいいのだろうかって思ってしまった。お店で買う時にだ。もともと買おうと思ったのは、それまで使っていた FE2 をいつも置いている押し入れから不注意で落としてしまって、サービスセンターへ持ち込んで修理したときだった。F4S を肩から下げた、一見プロふうの人がサービスセンターへやってきた。その人の肩から下がった F4S を見て、なんともその格好のよさにまいってしまった。今まで F4 というカメラを知らなかったわけではなく、カタログや雑誌で何回も見たことのあるカメラだったのに、その日以来、ぼくは F4 というか 、F4S というカメラが気になって気になって仕方がなくなっていく。少しずつ徐々に徐々に。特にカタログの写真ってのはなんでああいうふうに刺激的で心をときめかせるような撮りかたをするんでしょうねえ。「そんなに欲しいんなら買えば」という妻の一言がぼくの背中を強く押した。新宿のカメラ屋さんで、F4S ボディー, MB-20(F4S を F4 へ変身させる時に使うグリップ), AF180mm F2.8 レンズを合わせて購入。ニコンのFひと桁の機種を持つ喜びっていうか、感動というか、なんとも言えないステータスってやつですか。しかしあのボディーの、サイボーグ的なかたちはなんともいえないよね。まあ確かに重たくてごついけれどね。これが Fひと桁の重さなんだな、というわけの分からない理由でもって重いことさえ喜んでいた自分というのがいた。 その F4S には、FE2 で常用していた 35-70mm のマニュアルレンズをつけて、ずいぶんと長い間そのまま使い続けた。だから普段はあまり AF というものを使うことはなくて、オートフォーカスってものはあまり身近に感じてはいなかった。なにしろ AF レンズは、 F4S 購入時に同時に購入した 180mm しか持っていなかったのだから。しかししばらくして便利だと思い始めてきた。視力が悪くそれに老眼が加わったもんだから、便利は便利ではあるのだけど不便に思えるときもある。F4S は中央一点測距なので、ファインダー視野の中央じゃないところのピントを合わせたいときに不便を感じる。それは、個人的には測距点を増やしてもあまり変わらない。(ような気がする)測距点を増やせばその増えた測距点を選択する操作が入るのだから、マニュアルの速さにはかなわないでしょう。でもぼくの場合は視力が問題なんだけどね。そういう意味においては便利ではあるのだけど。 そしてあるときやっとレンズを変えることを考え始めて、トキナーというレンズ専門メーカの28-80mm F2.8 というズームレンズを買った。それまで持ち続けていたカメラメーカー純正のレンズが一番であるという信念が、いやいやレンズメーカーはそれなりに頑張っているじゃないの、痒いところへ手が届くようなそんなレンズがあるでないの、という感じに変わってきていた。確かに値段は安いし性能も結構よろしい、あとはデザインのみ、って感じに成熟してきていたように思えたのだ。そしてこのトキナーのシリーズはデザインも良かったので購入した。我が人生で始めて購入したレンズメーカー製のレンズであった。話がどんどんとレンズの方へいってしまったけれど、まあとにかくここに F4S の標準的なスタイルがやっと確立したのであった。F4S を買ってから4、5年と、ずいぶんと時間が経っていたけれどね。 |
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Nikon COOLPIX990 |
すでにデジカメが一般的に世の中に出回ってずいぶんと時間が経っていて、デジカメを購入した時期は決して早くはない。写真好きではむしろ遅すぎという感じだったと思う。これまた性格が災いしてか、時間をかけた調査をしていたのであった。いや、調査というほど徹底もしていないしすごいもんでもないのだけどね。でも普通の写真もそうだけど、これまた天体写真のことを考えていたのであった。天文雑誌でもデジカメは早くから注目されてはいたけれど、「これだ!」というように書かれ始めたのは COOLPIX950 が発売されてからだと思う。解像度の問題や天体望遠鏡への接続の問題など、いろいろな問題がうまくクリアされて使いやすいカメラであるというような記事をよく目にしていたように思う。その頃、天文用コンパクトデジカメは COOLPIX というような感じだったし、ニコンでもあったし、解像度もそこそこアップしてきたということもあって990を購入したのだ。それまでは解像度が毎年、毎機種ごとにアップしていくような感じだったけれど、一応300メガ程度で落ち着くであろうという読みがあったのだ。偉そうに書いたけど、世の中の感じがそんなふうだったよね。でも世の中はさらに進化して、やっと最近落ち着いてきたような感じで、それ以上の解像度のカメラは高級コンパクトの何種類かを除けば一眼デジの世界へ突入する。 天体写真撮影用のデジタルカメラは、アマチュア天文家の間でも結構以前から使われていて、「冷却 CCD カメラ」という名前で呼ばれている。CCD とは Charge Coupled Device の略で今のデジカメと同じだけど、それを電気的に(電子的にかな?)冷却してノイズを低減させて撮影するカメラだ。知っている人もいると思うけれど、デジカメは露出時間が長くなるとノイズが発生する。そして天体写真はCCDカメラでも数分やそれ以上の露出をするので、発生するダークノイズを低減させるために冷却する。冷やすとノイズは減る(らしい)。というようなことで以前からハイアマチュアの天文家にはこんなデジカメが使われている。その冷却 CCD カメラを天体望遠鏡に接続させて画像をパソコンへ取り込み、画像処理をおこなってプリンタで出力、というのが流れだ。ただこの冷却 CCD カメラ、始めから天体望遠鏡に接続させるような作りのために、一般的なカメラの形態はしていないしカメラのレンズが付くようにもなっていない。それなりの性能を求めると値段も一眼デジの上の方の価格帯からさらに上になるので貧乏な私には手が出ないのであった。 デジカメを使い始めたら、その手軽さに感動してしまった。なんせフィルム代はかからないわ、取り直しはきくわ、で良いことずくめのような感じだ。パソコンへ取込んでからの画像処理とプリンタへの出力が銀塩フィルムの現像と引き延ばしにあたるけれど、暗室へこもる必要はないし薬品を調合する手間もない。なんと手軽なんでしょうね!でもこの COOLPIX990 を使って旅行で写真を撮ってみてわかったのだけれど、とにかくシャッターを押すタイミングが合わないので難儀であった。特に動き回る人間をポートレート的に追っかけて撮ろうとしたときなんかは、まじツラい。最近のデジカメはすっかり改善されているようだけど、そこだけが気に入らないね。ま、デジカメは普段使うカメラとしては使いやすいカメラであることは確かに間違いないね。でもまだ一眼デジは買わないのであった。欲しいとこが出てこない... って書いていたけど、ついにD200が出ましたね。雑誌とか見ると相当良さそうだね。これには結構食指が動くなあ。値段は安いとは思うけど、でも、それでもこの金額、すぐには出ないなあ。ツライ。お金をためてる間に次が出るでえ。 |
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Nikon F100 |
F4S を購入してから7年か8年ほど経つと、すでに世の中は多点測距へ完全に移行していた。Fひと桁機種としてはすでに F5 が売り出されて5、6年は経っていたと思う。ただし F5 自体にはあまり興味は湧かなかった。値段が高いこととあの図体のデカさが許せなかった。F4S は大のお気に入りではあったけれど、あまり本格的に写真を撮影するぞーという撮りかたをしない自分にとって、どうもちょっと大袈裟っぽい気がしてきていた。それでも F4 仕様ではなくあくまでも F4S で撮っていたのは、とにかく気に入っていたからだ。家族の旅行でも相変わらず F4S で撮り続けていたけれど、内心ではそろそろもう少し小さな、でもそれなりのカメラが欲しいと思うようになっていた。その頃出てきたのが F100 だった。でも資金の問題もあったし、なによりもぼくの買い物の仕方はじっくり調べて評価を伺い、じわじわと「欲しい!」という気持ちを育て上げていくやり方なので、購入したのは F100 が発売されてから4年近く経ってからだった。それまでの間に写真雑誌の評価記事やネットをじっくり読みまわした。なかなか評価はよろしくて、F5 よりも後から発表されたこともあって F5 よりも使いやすいなんて記事が踊っていた。 F100 には、常用レンズとしてトキナーの 28-80mm F2.8 をつけているけれど、時々このレンズでもちょっと大きいなあとも感じている今日この頃。最近は解放絞りは暗いけれどズーム比の高いズームレンズがよく出ている。たとえば 28-200mm とか 28-300mm とか。最近はフィルムの性能がすごくよくなって、感度が高くても粒子が小さくて解像度の高いカラーフィルムが多くなってきたのでいいんだろうけど、ああいうレンズって基本的には買いたくないって思っちゃうんだよね。どうしてかというとこれはもう完全に天文の趣味が影響しているわけ。もう30年以上も前の感覚では、星を撮る -> 暗い -> レンズは明るく(解放 F 値が明るく)-> ズームは収差があるので避ける、というような法則があったわけ。そしてフィルムはトライX、なあーんてね。今でも間違っていない法則ではあるけれど、でも技術の進歩は凄いもんでねえ、最近は一概には言えないかもしれない。でも頭の中にはそんな法則が染み付いていて、レンズは明るくなきゃってのがどこかでやっぱり支配してる。そういえばこの間、タムロンから驚異の大口径標準ズームが出ていたな。F2.8 のくせして小さくて安くて良いことずくめだね。雑誌の評価も良さそうだし、あんなのが欲しかったけど、いくら安いとは言え、それをさらに買えるほど裕福ではないのであった。 F100 へ話を戻そう。このカメラが欲しくなった理由の一つにこんなのがあったのを思い出した。いつだったか休みの日に電車に乗っていたら、大学生くらいのアベックの女の子のほうが F100 をぶら下げていた。右肩から左手の方へ、ストラップを斜めにクロスさせるような下げ方で、広角レンズらしい小さなレンズをつけて実に格好よく身につけていた。まさにファッショナブルであった。それを見てから F100 は格好いいというイメージができあがったのであった。このカメラは適当に小さくて適当に高性能で、さらに格好も良いのでなかなか気に入っている。 |
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